昨日、「高域が出ない」事への対策をして音出し確認をしましたが、「合格点」を出せるレベルになりました。
昨夜は自宅の機器が揃った事も有り、非常に満足の行く再生が出来る様になっていました。101Dppアンプを繋いで音を出した瞬間、101Dシングルアンプより濃いWEのサウンドが出て来ました。音の厚みが分厚く、高域まで伸びて弦楽器のさざめくような音色が今までに聴いた事のない質感で出て来ます。
Tr型の超弩級アンプでは音のエッジ(輪郭)が切り立って、透明感で聴かせる様なサウンドが多いですが、このアンプは「音色」と「音の厚み」で聴かせるタイプです。音のエッジは「やや丸み」を持っていますが魅力的です。以前プリアンプで聴いた「101D」の球の音がします。非常に好ましい球の音です。ややもすると周波数レンジの狭い古臭い音に聴こえるかもしれませんが、内部配線のおかげで非常にSN比の良いサウンドも併せ持っています。ゴールドスターシリーズのケーブルのサウンドも出ていますのでこれでこのアンプは「完成」と云っても良いと思います。これから安心して音楽に浸れます。
テストCDとして使っている「森山良子ベスト&ベスト」の4曲目「掌」で確認しましたが、今までで一番表情豊かな再生音でした。のどの震えや唇の動きや大きさが判るくらいのソノリティが有ります。
今までで1番と思っていた3B252Bシングルアンプのはるか上を行くアンプが出来ました。