Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

WE101Dppアンプの完成

2011年07月08日 | ピュアオーディオ

昨日、「高域が出ない」事への対策をして音出し確認をしましたが、「合格点」を出せるレベルになりました。

We101dpp_amp1

昨夜は自宅の機器が揃った事も有り、非常に満足の行く再生が出来る様になっていました。101Dppアンプを繋いで音を出した瞬間、101Dシングルアンプより濃いWEのサウンドが出て来ました。音の厚みが分厚く、高域まで伸びて弦楽器のさざめくような音色が今までに聴いた事のない質感で出て来ます。

Tr型の超弩級アンプでは音のエッジ(輪郭)が切り立って、透明感で聴かせる様なサウンドが多いですが、このアンプは「音色」と「音の厚み」で聴かせるタイプです。音のエッジは「やや丸み」を持っていますが魅力的です。以前プリアンプで聴いた「101D」の球の音がします。非常に好ましい球の音です。ややもすると周波数レンジの狭い古臭い音に聴こえるかもしれませんが、内部配線のおかげで非常にSN比の良いサウンドも併せ持っています。ゴールドスターシリーズのケーブルのサウンドも出ていますのでこれでこのアンプは「完成」と云っても良いと思います。これから安心して音楽に浸れます。

テストCDとして使っている「森山良子ベスト&ベスト」の4曲目「掌」で確認しましたが、今までで一番表情豊かな再生音でした。のどの震えや唇の動きや大きさが判るくらいのソノリティが有ります。

今までで1番と思っていた3B252Bシングルアンプのはるか上を行くアンプが出来ました。


自宅システムの機器が揃いました。

2011年07月08日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムの機器が揃いました。修理に出していたEMT981が修理から帰って来て、WE101Dppアンプも「高域」への対策が完了し、やっと機器が元に戻りました。

We101dpp_amp1

夕方自宅に持って帰り、やっと接続を完了し数曲聴いただけで安心しました。101Dppアンプの高域の問題は予定のところへの対策でほぼ満足できる状態になりました。高域が出てくると「空気感」が違います。弦楽器の冴えがないとつまらないですね。これからまたWE101Dppアンプの「活眼」までの鳴らし込みに入ります。

We101dpp_amp2

シングルアンプからプッシュプルアンプになりますと、やはりエネルギー感と音の厚み、瞬発力が違います。それに音色が独特です。WE101Dの球に拘るのはこの辺の質感に有ります。

WE101Dの球は元々電話の受信機用に開発された球で、アンプ用に大きな増幅をさせることを目的としていません。だから出力はプッシュプルで1Wぐらいしか取れませんが、その質感は素晴らしい物が有ります。私のSPシステムは楽に100dbを越えているから使えるのです。

オーディオの趣味をしていて、今まではメーカー製の機器を買うしか方法が有りませんでしたが、SPにしろアンプにしろ「メーカー製では物足りない」事を自覚し始めていましたので、「自分で手を入れた機器」を作る事でその要求をクリアしたいと思っています。

オーディオもここまで来ると、誰も持っていない機器、音色、表現力等を持ちたいと思うようになります。