自宅のシステムのパワーアンプはSTC 4033Lシングルアンプで落ち着いていました。「今更欲しかったからといってWE101Dppアンプでもなかろう」と思っていましたが、そこが好奇心の塊ですので、理性を欲望が上回ってしまいました。
案の定、STC 4033Lアンプの領域にはほど遠いサウンドです。サウンドに「オーラ」が有りません。内部配線をゴールドスターシリーズに交換しましたので、思いっきり「ふん詰まり」しています。まだ現在は、低域・中域・高域のバランスが取れていません。特に高域は10KHz以上が出ていないように感じます。これが球の性なのか活眼していない性なのかハッキリしません。初めての球はこの辺が掴めません。
今日も7時間ほど鳴らしこんでいます。すこしづつ活性化している事は判ります。今日は低域が随分と抜けてきました。今までに聴いた事のない低音がD130から聴こえてきます。これで高域が前に音が出始めれば一安心ですが、奥まった音の出方で「苦行」です。本当に聴くのが辛くなります。
内部配線をゴールドスターにしていますので、ゴールドスターの質感が出て来るはずです。まだその兆しは有りません。音の広がりやキレ・ヌケ・ノビがSTC 4033Lアンプに遠く及びません。
作ったばかりのアンプですので、「活眼」するまでの時間がどれくらいかかるか未定です。ただ早く来ると読んでいます。3週間ほど・・・と予測しています。第一段は「低域・中域・高域のバランスが取れてくる事」(ヌケて来る事)、第二段は「音の広がりがSPの外側に大きく広がる事」(音数の増加)、活性化度が進めば「苦行」は大幅に緩和されます。聴いていて本当にイライラします。このアンプが「活眼」してくれないとWE101Dシングルアンプの方に手を付けることも出来ません。
こうなる事は初めから判っていた事なので、「よせば良いのに・・・」と理性がささやきます。未体験ゾーンはやはり体験しないと前には進めません。