Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

管球アンプでの低音

2012年08月19日 | ピュアオーディオ

1昨日RCA箱システムの低域用のパワーアンプをCA-2200(TR型200W/ch)からGE6550pp(A級9W/ch)に変更しました。

Rcabox1

2日ほど鳴らしこんだのでようやく比較試聴が出来るようになりましたので、朝からじっくりと確認してみました。

1)音数(情報量)・・・CA-2200の時よりも音数がかなり増えています。SuperTrail仕様のアンプとしては、手持ちのアンプの格付けでは6番目くらいになりますが、GE6550ppアンプでも軽く既製の100万円クラスのサウンドを超えています。

2)反応性・・・1番気にかかっている点でしたが、最低限のスピード感やキレは確保しているようです。高出力TR型アンプの叩き付ける様な迫力やキレは有りませんが健闘していると思います。

3)音色や中高音との繋がり・・・3ウェイの3台のアンプをGE6550の球で統一していますので、音色や音の繋がり感はこちらの方が圧倒的に良いですね。

オール管球アンプにしたことで、音楽の表現力が上がっているように感じます。骨太で繊細でうねるような音の流れが出来ています。まだ鳴らし始めたばかりですので、バランスの調整が残っていますが、初めからこれくらい出れば十分な音質と思います。



RCA箱システムのパワーアンプをオール管球に

2012年08月19日 | ピュアオーディオ

今までに何度かトライして来た「オール管球パワーアンプ化」の実験をRCA箱システムで始めました。

Ca2200

こちらは昨日までのパワーアンプ。低域にCLASSE CA-2200(200W/ch)を使っていました。特段音質的に問題が有った訳ではありません。むしろ非常に良いサウンドだったと思っています。

Rcabox1

低域のCA-2200をGE6550pp-2号機に交替させました。出力はA級9W/chです。音量的には何ら問題はありません。質感がTr型アンプと違います。音数や音の繋がりは大きく改善されています。しかし、低域のコーン型Wウーハーを駆動するにはチョッとパワー不足というか、質感的な処があります。まだ交換したばかりですのでしばらくこのままで鳴らし続けて実験をしたいと思います。

Rcabox1_3

3ウェイマルチアンプのパワーアンプがオール管球となりましたので、チャンデバのアッテネーターはすべてフルスケールの「0」ポジションです。(従来は低域のみ-12db)

Rcabox2

近いうちにRCA箱システムは専務宅に行く予定ですので、実験はそれまでの間になります。