自宅のシステムのパワーアンプには自作のWE101Dpp-1号を使っています。まだ完成した状態では有りません。出力が1.4W/chが本来あるべき姿なのですが、パーツのグレードを高めたいが為に現在0.7W/chぐらいしか出ていません。色々と入力トランスを試していて、質感とパワーの両立を高めたいと思っています。
昨日CLASSE CA-2200パワーアンプをWE101Dppアンプと交換して使ってみました。忘れていた不具合が有りました。なぜ?自宅のシステムのパワーアンプにWE101Dppを使っているかと云うと、SP-707Jシステムの能率が101db以上有りますので、必要な出力は1Wも有れば十分なのです。こんなSPに200W/chのパワーの有るアンプを持って来ればどうなるか?・・・それは「プリのボリュームを上げられない」と云うことに突き当たります。
実際にCA-2200を組み合わせますと、C40のボリュームは1クリック~3クリック(7時の方向)で音量は十分になります。これでは最適な音量に調整できません。
この様にSPの能率が良いと、50W以上のハイエンドのパワーアンプが殆ど使えません。5W以下のハイエンドのパワーアンプは皆無に等しい状態です。その為に低出力の管球アンプを使わざるを得ないのです。ウーハーをLE15Aの様な96dbぐらいのモノに交換しますと今度は中音の#375との音量バランスがうまく行きません。余計なアッテネーターを取り付け、質感を犠牲にしないといけなくなるからです。
・・・と云うことで、自宅のシステムにCA-2200を使うことは無理でした。音質はさわやかで繊細で音の広がりが有り、スケール感が大きく非常に心地良いサウンドで魅力的でした。