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原発ゼロの夏・・・
今年も節電に努力している私たち庶民ですが、
電力会社にとっても、古くなった火力発電所を再稼働したりと、
苦しい経営状態が続いているようです・・・
そんな中、九州電力の川内原子力発電所の1、2号機が原発新規制基準をクリアし
再稼働へ向けゴーサインがでました・・・
実際に再稼働できるのは10月以降になるようですが・・・
今朝は、私達が知りえない、原子力規制委員会と九電の葛藤の模様を紹介してみようと思います。
~以下、7月22日読売新聞朝刊より抜粋~
川内 手探り審査一年
九電にとって、苦しい経営状態を打開する唯一の解決策は再稼働だ。規制委の田中俊一委員長は当初、審査期間について「半年程度」と発言。九電にも「会社をあげて取り組めば来年の夏前に再稼働できるのでは」との期待があった。
しかし、半年近くたった12月下旬になっても、経営陣の顔色はさえなかった。ほぼ毎週、規制委の公開会合の度に、委員から断層の長さや周辺の地震など、新たな課題に回答するよう次々と要求され、その「宿題」に追われ続けた。
東京に派遣された約100人の専任チームは「始発で出社して深夜まで働き、ホテルで仮眠をとる日が続いた」という。
審査の過程では、津波の高さの想定を4㍍から5㍍に引き上げた。海水ポンプを守るため、高さ10㍍の防護壁などを設ける。費用は1300億円。ほかにも竜巻対策、電源車の導入、取水口の改造……。「再稼働すれば、何とか資金を回収できる」(幹部)と規制委の意向を受け入れてきた。
最大のネックは、想定される地震の揺れ「基準地震動」だった。540ガルと震災前と同じ数値のままだったため、規制委側は「想定が甘い」と、押し問答のような議論が続いていた。
川内は、巨大地震の震源地から遠く、地盤も安定している。東日本大震災時に福島第一原発で観測された数値は、最大550ガルだ。
一刻も早く再稼働の「お墨付き」をもらうにはどうしたらいいのか。経営陣は腹をくくる。「反論していたら再稼働が遅れるだけだ。ここは九電としての主張は引っ込めよう」
転機となった今年3月5日。44回目の会合で、九電担当者は、基準地震動を620ガルに引き上げると宣言。担当者は「乱暴な言い方ですが、ある意味『エイヤッ』と大きくしたところもあります」と述べた。余りに率直な物言いに原子力規制庁職員から苦笑いが漏れたが、担当官は「大変、安心しました」と提案を了承した。
この瞬間、地震の想定が固まり、川内原発は再稼働第1号に向けた「優先審査」の切符を手にした。九電幹部は「勝手が違う新ルールなので、双方に認識のずれがあった」と話す。
審査書案を了承し事実上の合格を決めた16日、田中委員長は川内原発の安全性について「ほぼ世界最高レベルに近い」と評価し、「随分と時間がかかったが、(九電と)互いに苦労して、やっと大きな山を越した」と振り返った。
電力側、そして規制委にとっても、手探りの審査だったことをにじませた。