僕は動画サイトで、少し前のテレビ番組や歌謡曲を見るのが、ここ最近のマイブームである。当ブログでは、動画サイトの動画を紹介する予定は無いが、「少し前の話」というカテゴリーを作り、1970年代~1990年代のテレビ番組や歌謡曲について振りかえっていきたいと思う。
今回は1977年~1992年にかけて、日本テレビ系列で放送された「アメリカ横断ウルトラクイズ」についての話です。この番組について語ると数回はかかりそうなので、まずはアメリカ横断ウルトラクイズのロケ地(クイズ会場)にテーマを絞って話をします。
僕自身、アメリカ横断ウルトラクイズを初めて見たのは、小学生の時だったので、当時はクイズをしながらアメリカを旅行するといった感覚(30代の今になって、再び動画サイトでウルトラクイズを見ると、敗者インタビューや罰ゲームなどに見られるようなドキュメンタリーな部分も多く、ウルトラクイズの良さを再発見した)しかなく、僕の中では、アメリカの風景というのが、ウルトラクイズの中でかなりの部分を占めています。
アメリカ横断ウルトラクイズで一番訪問している場所は、もちろん決勝の地ニューヨークで、次に多いのが第3チェックポイントとして設定されている事が多かったハワイでした。州としてはカリフォルニア州が多く登場している。アメリカ横断ウルトラクイズのロケ地の特徴としては、ニューヨーク以外の大都市は比較的少なく、大都市でロケをするにしても、その都市の有名な観光スポットだったり、遊園地などのテーマパークがクイズ会場になることが多かった気がする。また、アメリカ西部の日本では見ることが出来ない大自然のある場所がクイズ会場に選ばれるケースが多かったようです。
僕が個人的に印象に残っている訪問地は以下の通りです。
①ティオティワカン(第5回)・・・アメリカ横断ウルトラクイズといいながら、いきなりメキシコです。僕はリアルタイムでは、第5回大会の途中から見ているが、ウルトラクイズとの最初の出会いが、このティオティワカンでした。ティオティワカンを初めて見た時に、エジプト以外にもピラミッドがあった(エジプトのものとは形がかなり違うが・・・)のかという驚きがありました。
ちなみに、アメリカ横断ウルトラクイズはアメリカ以外にもメキシコ・カナダなど12ヶ国を訪問しています。
②モニュメントバレー(第6回)・・・砂漠に囲まれて林立する岩山(メサ)の風景が印象深い場所です。日本ではまず見られない風景なので、印象に残っています。この地では、ウルトラクイズ名物のバラマキクイズが行われました。
③バンクーバー(第7回)・・・冬季五輪が行われたバンクーバーにも、ウルトラクイズで1度訪問しています。バンクーバーでは、ゲストを招いての3択クイズが行われましたが、そのロケ地が今まで謎でした。
動画サイトでクイズの様子をじっくりと見ると、アメリカ横断ウルトラクイズの横断幕の横に、「SQUAMISH DAYS」という横断幕があった。この「SQUAMISH DAYS」について検索してみたところ、バンクーバーから60キロ位北に向かった所にあるスコーミッシュという町で、毎年7月の下旬から8月の上旬に行われるイベントで、ウルトラクイズのゲストクイズでも紹介されていた木こりの方々の技術を披露する場のようです。余程の事が無い限り、よその町で行われるイベントをPRするという事は考えにくいので、9割以上の確率でスコーミッシュでロケされたものだと思われます。
④ニューヨーク(第9回)・・・ニューヨークといえば、決勝の地で数々の名勝負を繰り広げてきた場所だが、ここでは第9回大会(この時は決勝の地はパリで、ニューヨークはチェックポイントの一つ)で行われたニューヨークマラソンクイズについて紹介します。
セントラルパークからスタートし、挑戦者がニューヨークの街を走りながらクイズをするもので、五番街の一部を借りてロケが行われた。五番街を貸し切ってのロケは、現在ではまず許可がおりなそうな行為で、冷静に考えるとウルトラクイズはすごい事をしていたのだと感じた。
アメリカ横断ウルトラクイズが終了した今となっては、ウルトラクイズではなく、ニューヨークシティーマラソンに参加して、ニューヨークの街をいつかは走りたいという希望を個人的に持っている。
⑤その他・・・通常、人間の記憶は新しい物の方が残りやすいのだが、僕のアメリカ横断ウルトラクイズの記憶は、第9回までの大会はリアルタイムで見た記憶がそれなりに残っているのに対し、第10回以降の大会は、リアルタイムで見た記憶が断片的にしか残っていなく、さほどの思い入れがありません。動画サイトなどを通じて思いだした(再発見)をした中では、アラスカ鉄道(第12回)、タヒチ(第14回)の風景に興味を持った。
アメリカ横断ウルトラクイズの話については、また別の機会に紹介したいと思う。