●楽天 1-3 中日○ 山本昌 196勝目です。
今日の試合を振り返る前に、ドラゴンズに関する記事を最近書いていなかったため、ドラゴンズのセパ交流戦の展望を書いておきます。
※現在の位置・・・25勝17敗3分(5月21日終了時点)の貯金8で首位阪神とは3.5ゲーム差の2位だが、さほど好調とは感じない。これで、2位ということは、セリーグの3位以下のチームが弱いのかも?首位とのゲーム差が5以上開くと危険水域だが、それ以内で交流戦を終えれば、リーグ優勝は十分狙えるでしょう。
交流戦が導入されてから過去3年、セリーグは、セパ交流戦前2位のチームが全て日本シリーズに進出しているので、ドラゴンズにとっては良いジンクスです。
※打撃・・・ドラゴンズの場合、交流戦はさほど得意としていないのだが、一番の原因は打撃である。特にパリーグの本拠地で行われる試合がDHの影響で勝率が良くないような気がする。
・DH付き打順 交流戦前の想定(あくまでも僕が監督だったらの仮定)
①荒木(二) ②井端(遊) ③森野(左) ④ウッズ(一) ⑤和田(DH) ⑥中村紀洋(三) ⑦李(右) ⑧谷繁(捕) ⑨藤井(中)
・今日の先発オーダー
①荒木(二) ②井端(遊) ③李(右) ④ウッズ(DH) ⑤和田(左) ⑥中村紀洋(一) ⑦デラロサ(三) ⑧平田(中) ⑨小田(捕)
交流戦前はDHを考えた場合、個人的には上のようなオーダーを想定していたが、森野の故障により、今日のようなオーダーを組まざるを得なくなった感じがします。ファンから見ても今日の⑦・⑧・⑨番は明らかに守備固めの選手で打撃に関する期待は・・・というところです。DHのあるパリーグ主催のゲームでは苦戦しそうです。
※投手・・・ドラゴンズのセパ交流戦の浮沈のカギは、先発投手陣の踏ん張りにかかっていると思います。交流戦では6連戦が無いので、先発ローテーションも最低4人いれば十分なので、ローテーションからあふれる選手をどう使うかも見ものです。基本的には、川上・中田を中心に回し、小笠原・山本昌・吉見・川井を対戦相手と登板間隔によって使い分けるような気がします。
中継ぎに関しては、昨日の試合を見ると不安いっぱいですが、今日の試合を見ると何とか対応できそうな気がします。
セパ交流戦に関しては、昨年の先発投手の使われ方を見ていると、日本シリーズの前哨戦という位置づけで戦っていたので、先発投手陣の使われ方には特に注目しています。
※交流戦の勝敗予想・・・13勝11敗
ただ、前半戦の戦い次第。ドラゴンズのここ3年を見ると、交流戦の後半戦の勝率が交流戦の前半戦の勝率を確実に上回っている。交流戦前半戦はホームゲーム4、ビジターゲーム8という不利な条件で戦わなければいけないので、さほど期待していない。ここで、5割を超すようだと、大幅な貯金もあり得る。
※交流戦のセリーグ他チーム・・・巨人とヤクルトが浮上しそうな感じ。巨人はDHのあるパリーグの試合向きな感じがする。ヤクルトは交流戦に何となく強そうなイメージがするので・・・。どちらが先に5割に戻すかで、今後のペナントレースに影響しそうな感じがします。
話を今日の試合に戻します。4回表、井端が相手のエラーで出塁し、ウッズの2ランで先制(交流戦では、先制点が大事)、5回裏に1点返されるものの、6回表に和田のタイムリーで再度2点差にし、山本昌-吉見-岩瀬の継投で逃げ切りました。今日は何となく、ドラゴンズの試合ができたような気がします。
今日は特に山本昌が7回まで投げ切ったのが大きかったような気がします。勝ちパターン?の中継ぎ(平井・チェン)に不安があるため、8回に吉見を持ってきたのもポイントでしょう。吉見に関しては、次の日本ハム戦の先発と思っていたので、意外な起用でしたが、現状を考えるとこれがベターかもしれません。今季の山本昌は勝ち続けているせいかもしれませんが、昨年とはピッチングのテンポが違うような気がします。この投球ができれば、200勝+日本シリーズでの1勝も十分に目指せると思います。200勝まであと4勝です。次も頑張りましょう。
金曜日からは札幌ドームで日本ハムとの対戦になります。たぶん先発投手は川上-中田だと思われます。川上に関しては、今回の登板がエース復帰(僕から見れば、現状はエース扱い剥奪ですので・・・)への最終試験第1弾と見ているので、無様な投球はできないでしょう。
金曜日も頑張りましょう ドラゴンズ! (文中 敬称略)