3万人もの方が参加した東京マラソンが今日行われた。オリンピックを目指すランナーと市民ランナーが同じ場所を走るレースというのは日本ではこれまでほとんど無かったし、ましてや3万人規模のマラソンというのも日本では初の試みなので、どうなるのかを注目しながらテレビ観戦した。
テレビをつけると東京の天気はあいにくの雨。スタート地点は思っていた以上の人の多さで、最後尾に並んだ方がスタート地点に到達するのは30分位かかるようだ。普段のマラソン中継とは違いトップランナーだけではなく、皇居・銀座・浅草など都内の名所を走る市民ランナーの様子が映し出されていた。僕はホノルルマラソンぐらいの走路の混雑状況かなと思っていたが、それ以上に走路は混雑している感じだった。テレビの画面からは、5時間以上かかるレベルのランナーにとっては給水・給食するのも大変そうに見えた。フジテレビの中継に関しては、CMが多すぎる点を除いては、思っていたよりも良かったというのが僕の印象である(僕はフジテレビのスポーツ中継にはそもそも期待していないので・・・、期待して見ていた方にとっては、どうかはわかりません)。
レースの結果は男子の部は日本の実業団チームヤクルトに所属し活躍しているダニエル・ジェンガ選手が2時間9分45秒の記録で優勝し初代王者に輝いた。佐藤智之選手が日本人最高の2位に入ったが2時間11分22秒の記録のため、世界選手権への出場の内定を勝ち取る事は出来なかった。ただ、今回はタイム自体はそれほどのものではなかったが、スタートからゴールまで雨が降り続く中でのレースだったため、記録自体が平凡だったのは仕方がないことだと思う。女子の部は初マラソンの18歳新谷仁美選手が2時間31分1秒で優勝し、今回がプロランナーとしての引退レースとなった有森裕子選手は2時間52分45秒で5位という結果だった。新谷選手はマラソンランナーとしてのキャリアを考えると今後伸びる可能性は高く、4・5年後が楽しみな選手です。
日本では、東京マラソンのような3万人規模のマラソン大会というのは今までなかったので、年1度のイベントとして定着すれば良いと思います。東京マラソンが定着すれば、日本でのマラソン(ランニング)の競技人口の増加にもつながるはずで、日本のマラソン界にとって良い影響をもたらすものだと思います。
僕は東京マラソンをテレビ観戦しただけなので、実際に走られた方・沿道で応援された方・ボランティアをされた方の東京マラソンに関する記事を見る事をランナーの一人として楽しみにしています。