当ブログでは久々のG1を考えるのコーナーです。
★ JRAの重賞での実績とダービーにおける成績(過去10年)
JRAの重賞勝ち 有 (10-10- 7-76)
JRAの重賞勝ち 無 ( 0- 0- 3-73)
JRAの重賞勝ちがない馬は、ここ10年は連対していない。3着の3頭もシックスセンス(皐月賞 12番人気 2着)、ブラックシェル(皐月賞 2番人気 6着)、ベルシャザール(皐月賞 3番人気11着)といずれも皐月賞に出走し、3番人気以内もしくは3着以内だった。
今年の出走馬で、これまで重賞未勝利の馬は、いずれも皐月賞で3番人気以内もしくは3着以内の条件を満たしていないので、重賞未勝利馬は馬券の対象から外しても差し支えないと思う。
☆ 各馬の短評(★の理由により重賞未勝利馬は省略)
① キズナ・・・毎日杯・京都新聞杯と重賞を連勝しているが、弥生賞→毎日杯→京都新聞杯というローテーションは1走分多い印象がする。また、京都新聞杯が2200mに延長されてから、ダービーの勝ち馬は出ていないため、2・3着はあっても勝つのは難しいような気がする。
② コディーノ・・・距離が微妙だが、キングカメハメハ産駒ということで、中山コースよりは東京コースの方が向くと思う。但し、騎手がテン乗りというのがマイナス材料で、3年前のローズキングダムと印象が被る。よって、この馬も2・3着までだろう。
⑤ メイケイペガスター・・・皐月賞はレースぶりからみると、体調が微妙だった可能性が高い気がする。皐月賞より体調がアップしていると思われる点はプラス材料だが、フジキセキ産駒で距離延長が有利に働かないのと、テン乗りはマイナス材料で、積極的に買うほどでもない気がする。
⑦ ヒラボクディープ・・・穴人気しそうな青葉賞馬だが、青葉賞の前に2000mを超える距離のレースを2回使っている裏街道(基本的にクラシックを狙う馬が使うローテーションではない)を歩んできた馬であるのと、相手強化に対応できるとも思えないので、来たらゴメンナサイというレベルである。
⑧ ロゴタイプ・・・皐月賞より騎手が乗り替わりなど不安材料はあるが、ダービー馬に最も近いのはこの馬のような気がする。ただ、どちらかというと中山コース向きで、東京コースでは意外に伸びきれないという可能性も0ではないので、3連複の軸向きだと思う。
⑨ エピファネイア・・・皐月賞の上位3頭の中で、牡馬クラシックに不可欠な底力はロゴタイプ・東京コースの適性はコディーノという感じで、特に強調材料がなく、勝つイメージが全くわかない。こちらも、2・3着の押さえなら・・・という感じである。
⑩ タマモベストプレイ・・・皐月賞5着で、穴で狙うには面白い馬だが、兄弟全てがマイラー・フジキセキ産駒で距離が延びるのも決してプラス材料ではないので、皐月賞同様善戦どまりのような気がする。
⑪ テイエムイナズマ・・・皐月賞は6着と善戦したが、皐月賞の時点で単勝が万馬券だった馬で、過大な期待はできない。
⑬ マイネルホウオウ・・・NHKマイルカップを勝って勢いに乗っての参戦だが、スプリングステークスで3着に入り優先出走権を取ったにもかかわらず皐月賞をパスした時点で、皐月賞の上位陣に勝てるとは思えない。
順当であれば、⑧ロゴタイプ、①キズナ、②コディーノ、⑨エピファネイアの4頭でOKだと思う。穴で狙うなら⑤メイケイペガスター、⑩タマモベストプレイ、大穴は短評では書いていないが、⑱ミヤジタイガ(弥生賞でキズナ・コディーノ・エピファネイアに先着しているので、全く無視することもできない)でどうだろうか?