日本の国債が格下げされたようだ。
格下げの主な要因としては、日本の莫大な借金があげられると思うが、世間で報道されているイメージからすると、日本国債の格付けはもう少し下のような気がするが、実際の格付けを見ると、格下げされたとはいえ、意外にまともなような気がする。
日本国債の格下げ報道、莫大な借金額の報道を見ると、消費税増税の方向へ向けて、世論を誘導しようという、何処かの組織の謀略があるようにも感じる。個人的には、消費税増税については、必ずしも反対ではないが、増税をする前にやるべき事は確実にあるはずで、それをクリアしない限りは、増税は容認しないというスタンスである。
冷静に考えると、莫大に見える借金額の報道であるが、企業などの会計で使われる貸借対照表や損益計算書を日本国で作ってみた場合、どうなっているのだろうかという素朴な疑問がある。借金は多いが、それに対する資産も多いという事も考えられるかもしれないので、そこが明らかにならない限りは、借金が多すぎるかどうかの判断は出来ないであろう。日本国に属する資産と思われるものを、一度棚卸して、貸借対照表を作ってみるのはどうでしょうか?
借金が多すぎて困るというのであれば、霞が関にある○○省と○○省を合併し建物を一つにし、空いた建物と土地は民間に売却して、借金返済に充てるという発想も有りのような気がします。
テレビなどの報道で国の借金問題で、常に疑問に思うのは、増税などの収入の増加については、色々と書かれる事はあっても、支出を削減するという報道をほとんど目にしない事である。家計や企業であれば、収入の増加・支出の減少というのは、同じぐらい重要な項目であるはずだが、国の会計では、収入増のみしか考えられていないというのは、不健全のような気がします。