昨日、阪神競馬場で行われた宝塚記念は、6番人気のアーネストリーが優勝、2着には1番人気のブエナビスタ、3着には3番人気のエイシンフラッシュが入った。以下、宝塚記念で気になった馬の短評です。
(1着) アーネストリー・・・G1で勝利を期待できる条件というのを考えると、今回がほぼラストチャンスであるという事はわかっていたが、4歳勢やブエナビスタに勝つまでの予想はしていませんでした。
個人的には好きな馬で、押さえとして馬券は買っていました。
(2着) ブエナビスタ・・・馬体重が過去最高の476キロという事で心配したが、キッチリと馬券圏内には来た。ブエナビスタの場合、どの条件でもほぼ馬券圏内には来ているので、強い馬である事は間違いないが、小回りコースでは取りこぼすが多く、単勝では買いにくい馬である。今後も単勝で買うとすれば、東京コースか京都の外回りコースが無難であろう。
(3着) エイシンフラッシュ・・・4歳世代では、ヴィクトワールピサを除くと最も強い馬ではあるが、勝ちきれないレースが続いている。秋には善戦マンを脱出したいところだが・・・。
この馬の適性はコースを問わず、2000m or 2400mか?
(4着) ローズキングダム・・・今回の結果から見ると2000m~2400mあたりの距離がベストのようです。今後は、中距離のG1での2・3着というのが、馬券における狙い目のような気がします。
(5着) ルーラーシップ・・・デビュー以来、勝ち→負け→勝ち→負け・・・を交互に繰り返しているので、今回は負けの順番だったので、馬券を買わず正解でした。
今日のレースを見ているとG1では微妙に足りない感じがするが、本質的には広いコース向きの馬だと思うので、今後G1で通用するかどうかは、秋の東京競馬でのG1の結果を見てからでも遅くないと思う。
(10着) ドリームジャーニー・・・久々のコース追いで、体重も424キロまで絞っての出走だったが、すっかり燃え尽きてしまったようです。
(13着) トゥザグローリー・・・昨年の秋から日経賞まで使い詰めで来た反動が天皇賞(春)あたりから出始めたようです。今年の秋以降に、第2のフォゲッタブルになっていなければ良いのだが・・・。
今回の宝塚記念は、3連複で、エイシンフラッシュ軸でアーネストリー、ブエナビスタ、ローズキングダム、ドリームジャーニーに流して買ったので、G1レースでは久々の的中です。
宝塚記念の上位3頭は、今年に入ってから2~3走目が宝塚記念というゆとりのあるローテーションで、なおかつ極寒期の1・2月にはレースを使っていない馬たちでした。春シーズン最後の芝のG1レースという事で、「余力のある馬を狙え」というのが、馬券的中への近道のようです。
★ 先週末の出来事
・WIN5で初の2億円・・・今年の4月から登場したWIN5(指定された5レースの1着馬を全て当てる馬券)で、初の2億円(配当の上限)が出現した。先週末は波乱のレースが多く、的中者が3名しかいなかった。その結果、賭け金の一部(4億円程度)が次回にキャリーオーバーになったので、今週末はWIN5の購入を考えているのだが・・・多分、当たらないであろう。
・POG馬の動向・・・POG馬として指名したピエナアプローズが日曜日の新馬戦(阪神 芝1400m)に出走した。果敢に逃げたものの、直線でニンジャにつかまり、惜しくも2着だったが、POG的には幸先のよいスタートを切った。次走での初勝利を期待したいと思う。元POG馬のフェニックスソードが日曜日の3歳未勝利戦(阪神 芝2400m)に出走したが、外枠と距離延長が響き7着に敗退した。次走は距離短縮で前進に期待したいと思う。
☆ 今週の展望
今週もG1競走が2つ行われます。その2レースの展望です。
・帝王賞・・・フリオーソが回避したため、JRAから出走するスマートファルコンとエスポワールシチーの一騎打ちムードだが、意外に2頭でワンツーとはならない気がする。一角を崩すとすれば、JRAのバーディバーディが最有力だが、地元大井のシーズゴールド、古豪ボンネビルレコードあたりの食い込みにも注意したいと思う。
・中山グランドジャンプ・・・本来は4月上旬に行われる予定だったが、震災の影響で今週末にずれ込んだため、一筋縄では行かない可能性が高い。登録馬を見た段階では、能力的なものは別として、中山の大障害コースに向きそうなのは、オープンガーデン、スズカスペンサー、ディアマジェスティ、テイエムトッパズレ、テイエムブユウデン、マイネルネオス、メジロラフィキ、メルシーエイタイムの8頭で、馬券の方もこの中から選べば、問題無いような気がします。個人的にはオープンガーデンに期待しています。