明日、中山競馬場で行われる有馬記念の予想です。今回は出走馬全部の短評もつけます。
①カワカミプリンセス・・・2年前のエリザベス女王杯の降着以来、何か歯車が狂っているような気が・・・。府中牝馬ステークス・エリザベス女王杯は力関係からして、最低1つは勝たなければいけなかったレースだけに、牡馬相手のレースでは厳しいかも?
また、この馬は今季までドラゴンズに在籍していた川上の調子の波と意外にリンクしているので、メジャーから全くオファーが来ていない川上の現状を考えると今回は見送りが妥当。
②ベンチャーナイン・・・今年の3歳牡馬のレベルを考えると、古馬相手に勝負になるのは、ディープスカイとオウケンブルースリーのみと考えているので、ここは見送りが妥当。
③コスモバルク・・・今回は3歳馬と古馬G1競走で結果を残していない7歳馬は外すと決めているので、ここは見送り。
④エアジパング・・・中山コース2戦2勝だが、ピンと来るものがない。
⑤フローテーション・・・騎手は気になるが、3歳馬のレベルを考えると強気には推せない。菊花賞2着の後、G2以下のレースで時々穴を開けていたファストタテヤマに通ずるものがあるかも?
⑥エアシェイディ・・・G2であれば買ってもよさそうだが、G1で馬券の対象になったことのないキャリアがそれなりにある7歳馬がここで大駆けというのは考えにくい。
×⑦アルナスライン・・・アルゼンチン共和国杯当時のハンデ差を考えると圏内ではあるが、2・3着はあっても勝つことはないと思う。調教後の体重が前走比+22キロというのは、大型馬だけに気になる材料で、当日の気配を見てからの思案です。
△⑧スクリーンヒーロー・・・僕の友人の一押しの馬ですが、今回は危険な人気馬のような気がします。過去、人気薄でジャパンカップを制した馬が、有馬記念で馬券の対象になったという記憶はありません。
祖母のダイナアクトレスもジャパンカップで3着と劇走した後の有馬記念では馬券の対象に全くならなかったことを考えると、あまり強気には推せません。ただ、騎手を考えると全くの軽視も危険で、抑えには必要だと思います。
今回はこの馬が本当に強い馬かを見極めるレースです。
×⑨メイショウサムソン・・・昨年は本命を打ったが、見事に馬群に消えました。今年はどうかと考えると、過去有馬記念に3回以上出走した馬で、前2回に馬券の対象に1度もならなかった馬は、3度目の正直で馬券の対象になったパターンはなく、2度あることは3度という結果にほぼなっている(デルタブルース・ナリタトップロード・・・)ことを考えると見送りが妥当なような気がします。
今回が引退レースで、騎手が武豊、瀬戸口厩舎に在籍していたこともあるということで、オグリキャップとだぶらせる方もいるとは思うが、オグリキャップとメイショウサムソンでは、競馬界に与えた功績がそもそも違うので、奇跡の復活というのは、あまり考えない方が良いと思います。もしあるとすれば、3着位でしょう。
○⑩マツリダゴッホ・・・今回は2連覇はなさそうな気がします。昨年は天皇賞15着惨敗後のレースで、余力があったのに対して、今年はジャパンカップ4着とそれなりに好走した後のレースということで、多少は疲れがある可能性があります。
中山巧者ということで、馬券の対象から消えることは考えにくいものの、前年の1・2着どちらが連から外れる可能性が高いかと聞かれると、こちらだと思います。
▲⑪ドリームジャーニー・・・距離の2500メートルが微妙な気がしますが、小柄な馬で58キロを背負わされた天皇賞よりは条件は向くはずです。印をつけた馬の調教を一通り見ましたが、本命・対抗以外で一番良く見えたのが、この馬だったので、狙ってみたいと思います。
×⑫アサクサキングス・・・ここ2走がイマイチな結果だけに、逆に消耗していないとも考えられるので、軽視は不可です。ただ、騎手を考えると単勝で買うまではなさそう。
◎⑬ダイワスカーレット・・・牝馬の2500メートルはきついような気がしますが、出走14頭中一番好きな馬と聞かれると断然ダイワスカーレットなので、絶対に買いたいと思います。
⑭アドマイヤモナーク・・・G1実績のない7歳馬だけに、買う材料がない。
一応、7頭に印をつけた上で、明日の気配を見て5頭に絞り、その5頭の3連複を買いたいと思います。
今日は、中山10レースの中山大障害で、断然の1番人気のマルカラスカルがレース中に外埒付近まで逸走し5着。中山11レースでは、断然の1番人気のプラムドパシオンがレース中に故障を発生し最下位。阪神11レースでは、こちらも断然の1番人気のリーチザクラウンが2着敗退(勝った馬を考えるとこれのみは許容範囲だが、馬券は外れた)と、僕的にトホホな結果に終わったので、明日の有馬記念はぜひとも取りたいと思います。