九州弾丸ツアー ②より続く
別府行きのバスに乗り、坊主地獄の近くにある本坊主バス停で下車し、坂道をひたすら歩いて上り、明礬温泉の方向に向かいました。歩いて20分位のところにあるのが、温泉蒸しプリンで有名な岡本屋売店です。ここからは、大分自動車道と遠くに別府湾を望む景色が見ることができます。
午後2時ぐらいに行ったが、駐車場はかなり混雑していました。ただ、注文は意外に簡単にでき、名物の温泉蒸しプリンもすぐに食べることができました。
岡本屋売店から、坂道を歩いて10分ほど下ったところにあるのが、別府温泉保養ランドです。
別府温泉保養ランドは、全国でも珍しい泥湯がある温泉施設です。建物の入り口に受付があり、受付から通路をしばらく歩くと休憩所があり、その奥に脱衣所があります。脱衣所で服を脱ぎ、まずは内湯のコロイド湯に入ります。コロイド湯を出ると階段を潜り抜け、内湯の鉱泥(どろ)湯にも入りました。こちらは、やや黒みがかった色の泥が沈殿している温泉でした。ここまでは、男女別の温泉ですが、ここからは外に出て、男女混浴(といっても男女間の仕切りはある)の露天の鉱泥湯に入ります。以前、別府温泉保養ランドに行った時には、露天に出るルートが複数あったような気がしたが、露天に入るルートが一つになっていました。
露天の鉱泥湯は大小の2つがあり、どちらも白っぽい感じの泥が沈殿していました。泥の沈殿しているところを探して、体のあちこちに泥を浸透させてきました。風呂から出ると硫黄のにおいがし、1・2日間は効能が持続する感じ?がしました。
入浴料は大人1,100円です。
3時20分頃のバスに乗り、次の目的地である鉄輪温泉に向かいます。
鉄輪にもいろいろな温泉施設がありますが、別府駅に置いてあった観光案内の地図を見て気になった鉄輪むし湯に行ってきました。
受付で入浴代+貸し浴衣代(合計で720円)を支払い、まずは、脱衣所で服を完全にぬぎ、腰から下にかけ湯(主に衛生上の理由のようです)をし、体を拭いてから、浴衣を着てむし湯に入ります。むし湯は1メートル四方の木戸を開けて中に入ると石室があり、温泉で熱せられた床の上に石菖という薬草が敷きつめられていて、その上に人が横たわる形式です。簡単にいうと、薬草の香りがするサウナといった感じで、8~10分間入ります。
むし湯でかなりの汗をかいた後は、浴衣などについた石菖を落としてから、浴衣を脱ぎ(脱いだ浴衣は指定の場所に置く)、体を洗ってから、浴槽の普通の温泉(ナトリウム塩化物泉)に入浴します。
他にも別府の温泉を回りたかったが、ここで時間切れとなりました。別府駅までバスで戻り、夕食をとり、電車で西大分駅に行き、徒歩で大分港にフェリー出航の1時間少し前につきました。
九州での滞在時間、約12時間という超駆け足の旅でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。行き帰りのフェリーも大きな揺れもなく、それなりに眠ることもできたので、機会があれば、またフェリーでの九州弾丸ツアーもアリだと思うが、今度はもう少しゆっくり九州を観光したいと思います。