タイムシェアのある人生

このブログでは私が実際に訪れたタイムシェアや現地で経験したいろいろな情報をシェアしていきます。

世界で一番行きたい街 サン・ミゲル・デ・アジェンテ

2020-05-28 12:09:19 | メキシコシティのヒルトン

メキシコ・コフンリッチでのバケーション、最終回は「世界で一番行きたい街 サン・ミゲル・デ・アジェンテ」をご紹介します。

インターネットでメキシコについて調べていると「危険」「危ない」という記事ばかりが目に付きます。

そんな中、「メキシコ観光におすすめな治安の良い街5選(2020版)」という素晴らしい記事を見つけ(以下のリンクを参照ください)、

https://allartesania.com/mexico-travel-safe-cities/

その中で紹介されていたのが、サン・ミゲル・デ・アジェンテなんです。それまで名前も聞いたことがなかったこの街。

実はTravel & Leisureという有名な旅行雑誌の読者投票で、2年連続「行きたい街ベスト1」に選ばれた街なのだそうです。

ウイキぺディアで調べたら、「世界遺産に指定されたこの街は、コロニアル建築の歴史的建物が立ち並び、美しい景観を持つ事から観光地として人気がある。またメキシコ全土に知られた美術学校であるアジェンデ美術学校エルニグロマンテ文化会館があり、日本を含めた世界から芸術家が集まるアートの街でもある」とのこと。またメキシコ観光政府が魅力的な街や村だけに与える称号「Pueblo Magico(魔法の村)」に認定されていて、メキシコ人のハネムーンで行きたい場所No.1でもあるそうな。そう聞いたらどんな街か絶対見に行きたいですよね。

場所はメキシコシティからバスで4時間(約270km)。バスは数社が運行していて、1時間に一本以上ある様子。小さな街で歩いても見て回れそうなので、タイムシェアやヒルトンとは全く関係ない街ではありますが、1泊で行ってみることにしました。

ヒルトン・レフォルマからバスターミナル(Autobuses del Norte)まではUberで行きました。51ペソですから250円ほど。

バスターミナルはかなり大きくて、いろんな会社のカウンターが並んでます。今回利用したのはETNという会社です。

このETN,事前に調べたらサン・ミゲル・デ・アジェンテ行きを運行している会社の中で、一番豪華で乗り心地もいいらしいとのことで選びました。インターネットでも事前にチケットを購入できて、15%引きになるというので、このウエブサイトから何度もトライしたのですが、

クレジットカード情報を入れたところでフリーズ。何度かトライしてみましたが、どうにも進まないので、ネットで調べてみたら同じシステムエラーにあった人が何人もいました。お金だけ取られて返金してくれなかったと訴えていた人もいたので、ネットでの購入は諦めてカウンターで購入しました。

ETNのバスは二階建ての豪華版

乗り込む前に係の人が飲み物と簡単な朝ごはん(菓子パン)をくれました。

このサービスは帰りも同じです。

バスには1階に2つトイレがあり、給水機もあるので長旅でも安心です。

大きなバスの割りには座席数は少なく、ファーストクラス並みの広さがあります。

たっぷりリクライニングできますので熟睡できました。本当は眺めのいい1番前の席が取りたかったのですが、残念ながら今回は空いていませんでした。

座席にはモニターがついていて、飛行機のように映画も見れたり、現在位置もわかります。(問題はスペイン語だということ。。)

朝一番、5時半発のバスだったんで朝ごはんを食べたらあとは熟睡。あっと言う間にサン・ミゲル・デ・アジェンテのバスターミナルに着きました。ここでびっくりしたのはバスターミナルのすぐそばに熱気球が降りてくることと、

トイレが自動ドアで有料だということです。(サニタリオって言うんですね)

インターネットで調べたら、サン・ミゲル・デ・アジェンテではまだUBERが発達していないとのことだったので、ターミナルで客待ちをしていたタクシーに乗ってホテルに向いました。値段を事前に確認したところ100ペソ(500円くらい)とのこと。「10分少々なのに高いなあ」とも思いましたが、他に選択肢がなかったので、とりあえずタクシーに乗りました。が、後でホテルの人に聞いたらサン・ミゲル・デ・アジェンテでもUBERがあって、半額くらいで来れたとのこと。大した金額ではありませんが、やられちゃいました~

街の道はすぐにタイアが磨り減りそうなガチガチの石畳。今回は街を見下ろせる高台にあるホテルを取ったので、この道をタクシーはぐんぐん登っていきます。

こちらがホテルの前の道です。

こちらが今回泊まったホテル「カーサ・アンジェリトス」街の中心からは少し離れているのが難点ですが、

なかなかユニークでアーティスティックな造りが気に入って泊まってみました。

ホテルの中は緑と花とアートがいっぱい!

なんかスペインにいる感じ

こちらがロビーです。

街が見下ろせるダイニング

アート好きにはたまらないフロント

こちらは全て美術学校に通っているこのホテルのオーナーの娘さんの作品で、購入できるそうです。

眺めのいいテラス。暖かい時期に来たら、このテラスは気持よかっただろうなあああ

向いに立つマンション群もカラフルでした!

チェックインして部屋に荷物を置いたら、早速、街の散策に出かけます。まずは街の中心の教会を目指して坂を下ります。

 

街全体がカラフルで

どこを撮っても絵になります。車がすれ違えないような細い道が多いので、坂道は大変ですが、ここは歩いて周るのが一番

そろそろ教会に近づいてきました

こちらがサン・ミゲル・デ・アジェンテの中心の広場とサン・ミゲル教区教会です。

ここが街めぐりの起点になるみたいです。

教会の前の広場にはアイスクリーム屋の屋台など、色々な出店が立ち並び、かなり誘惑されます

これハワイのレイみたいなものなんでしょうか?

ここからあてもなく、街をぶらぶら周ることにしました。

こんな景色だと、街を歩いているだけでウキウキしてきます

世界遺産の街なのに、普通に人々が生活していて、

アートがいっぱいなのに、子どもの学校があったり、庶民的な肉屋や食材屋があったり、生活感のあるところがまた魅力的。

カラフルな街を見ながらどんどん歩きます。

1月は寒い時期でもあるので、観光客はそれほど多くなかったのですが、ピークシーズンは凄いらしいです。

このひなびた感じのカフェがまたいいですね~

そしてこちらがネットでお勧めされていたカフェ「サン・アグスティン」。外はちょっとひなびた感じですが

お店の中は華やか

こちらの名物はずばりこれ!チュロスです。ここは老舗のチュロス屋だそうですが、なんと1本5ペソ(25円!)

お店の中でチュロスを作っているところが見れます。

今回は胃もたれしていたので、爽やかな野菜&フルーツのジュースと一緒に食べることにしました。

こちらがサン・アグスティンのチュロス。味見用にとりあえず二本だけオーダー。お味の方はと言うと。。。

このおじさんの顔を見てください。メキシコシティでお客さんが行列していたチュロス屋の100倍美味いです。全く興味なかったのにお代わりしてしまいました。サクサクした食感、甘すぎず油っこ過ぎず。私のチュロスに対する見方が180度変わりました。

チュロスで小腹を満たしたら、また街の散策に出かけます。小物やギャラリーなど見所がすごく多いので、ついつい寄り道してしまいます。

サン・ミゲル・デ・アジェンテに行ったのがコフンリッチに行く前だったので、御土産を買うわけには行かなかったのが残念。

ガラス製品なんかも沢山あって、家の飾りに買ってみたい物も色々ありました。

そして街をぶらぶら歩いていると、なにやら見慣れた看板が

おー!なんとスターバックスではないですか。サン・ミゲル・デ・アジェンテにくるとスターバックスもこの通り!でも中に入ってみたら綺麗でした。

こちらはサンフランシスコ教会

大きな建物は教会くらいで、あとは2階建ての低い、カラフルな建物が続きます。

迷うとこの広場に戻ってきて、地図を見てまたスタートしました。

マーケット好きのおじさんは初めての土地に来ると、だいたいマーケットを見に行ってしまいます。

なんかジュースが凄く美味しそうだったので

おばちゃんのお勧めのトルタ(サンドイッチ)とグリーンジュースをオーダー

このトルタがサクサク・ジューシーで美味しかった!

このジュースもあまりに美味しくて、写真を撮る前に半分以上飲んじゃいました。なんかメキシコのマーケットは野菜が新鮮そうで、ジュースが飲みたくなってしまうんですよね。

こんな感じでちょこちょこ小腹を満たしながら、タウンウオッチング。

こちらのお店は

陶器がいっぱい

メキシコのお約束、ガイコツの飾りもよく見かけました。ガイコツ柄のiphone caseもありましたが、さすがにそれは気が進みませんでした。

小洒落たお店が沢山あるので

本当は1泊じゃなくて2-3泊して

食事やカフェも楽しみながらのんびり過ごしたかったです。

気持の良さそうなカフェが

沢山あるので、どこに入るか悩みました。

あとは写真を撮りつつ

街の景色と人を楽しみながらぶらぶら

そこでム二エコス(張りぼて人形)を発見。ネットではもっと沢山いる感じで紹介されていたのですが、シーズンオフの平日だったからでしょうか?今回見かけたのは、この白いのだけでした。広場の人出も少なかったので、今度はもっと観光客が多く、街が盛り上がっている時に来て見たいです。

そしてまた散策を続けます。こんな小道に入ると人々の生活の様子も垣間見れます

昼前から歩き回って少し陽が傾いてきました

夕方の景色もまた素晴らしい!

なんてことない風景が本当に絵になるなあ。。。

そしてまた教会の前の広場に戻ってきました

ライトアップされた教会が美しい!

この広場はハイシーズンには夜も人がいっぱいで、マリアッチの演奏も行なわれるそうです。今回は9時近くまで待ってみたのですが、マリアッチがあまり出て来ず、寒いので引き上げました。今度は暖かい時期にリベンジです。

サン・ミゲル・デ・アジェンテ。いかがでしたか?初めてこの街について知ったオーナーさんも多いのではないでしょうか?私は行ってみて、この街の魅力がわかりました。メキシコシティでトランジットすることがあれば、2-3泊追加して、是非この街に行ってみてください。メキシコシティだけじゃもったいないです。治安の問題もなく、おしゃれで美味しいお店も沢山あるし、小物・雑貨・アートが好きな人は絶対気にいると思います。お勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


世界遺産のメキシコシティ歴史地区散策

2020-05-28 04:20:10 | メキシコシティのヒルトン

今回はメキシコシティ歴史地区の街の様子をご紹介します。メキシコシティにはコフンリッチへのトランジットのために滞在しましたので、行きと帰りで合計2泊したものの、両日ともに半日程度しか時間がなく、観光という程のことはしていませんが、なかなか素晴らしいところだったので、街の様子だけでも紹介したいと思います。

赤い印がキュリオのある場所。ここは本当に歴史地区の観光には最高のロケーションでした。

まず最初にフロントで地図をもらいました

かなり盛り沢山な地図ですが、主な見どころが抑えられていて便利

「メキシコシティは危険」というイメージをインターネットで散々植え付けられてきたので、まず最初にフロントの人に、「危ないのでここだけは行くな」というところに印をしてもらいました。赤で囲ったあの通りは行っちゃいけないらしいです。

あと私は事前にYoutubeでメキシコシティを色々調べていきました。その中でチュロスで有名な「エル・モロ」というお店と、メルカド(市場)のジャンクフードを紹介したビデオがあり、どうしてもそこに行ってみたかったので、そこも印をつけてもらいました。フロントの人には「なんでそんなところに行くの?」という顔をされましたが(多分、ここでは美術館や歴史的建造物を見るのがお約束だったのでしょう)、「ピック・ポケット(すり)に気をつけて」とアドバイスをいただき、とりあえず歩きで出かけてみました。

キュリオはホテルから少し通りを歩くだけで

こんな観光スポットに簡単に行けてしまいます

何はともあれ、メキシコシティに来たら、まずはソカロ(Zocaro: 中央広場)に行きましょう。

ソカロはメキシコシティ歴史地区の中心にあって世界遺産でもあるそうです。世界最大級の広場を囲むように、メトロポリタン大聖堂と国立宮殿が立ち並びます。

そしてソカロを見た後は、あてもなく街をぶらぶら

この街がなかなかお洒落でいい雰囲気なんです

空港からUBERでホテルまで行く途中に見たメキシコシティの街は、かなり混沌としていて、お世辞にも綺麗な街ではなかったのですが、

歴史地区の中心街は

建物も道も美しく

かなり気にいりました。

メキシコにいると言うよりは、なんかヨーロッパの街を歩いているようです。

それもそのはず、メキシコはずっとスペインに統治されていましたので、独立後もヨーロッパ諸国、特にフランスの芸術や様式を取り込んで街が建設されたのだそうです。

べジャス・アルテス宮殿(Palacio de Bellas Artes)1901年にイタリアの建築家「アダモ・ボアリ」によって設計されたオペラハウスだそうです。

街の雰囲気に浸りながら、ひたすら歩きました

街歩きばかりで、観光スポットは通りがかりに写真は撮ったものの、情けないことに全然覚えていません。。。これなんだっけ?

でも私は歴史的な建造物や美術館巡りの観光よりも、街を見て歩いてその雰囲気を感じたり、その土地の食べ物を食べたり、市場を見てどんな食材があるのかを見たりする方が好きなので

こんな街の写真ばかりに

なってしまいました。

歩きながら通りや街並みに感動して何枚も写真を撮りましたが、改めてみると同じような写真が多いですね(汗)

キュリオ周辺の通りは本当に賑やかで、お店や屋台、露店が沢山ありますので、お店を見て周るだけでも楽しいです。(但しスリには注意!)

ケーキもメキシコらしいデコレーション

これは50ペソだから250円くらい?

ぶらぶら街を散策した後は、お目当てのエル・モロにチュロスを食べに行きました。1935年創業のチュロス専門店だそうで、すごい行列!

並びながら

チュロスを作っているところが見れます。こうやって作るんですね。

凄い行列かと思ったら、行列はテイクアウトの人たちで、お店の中にはすんなり入れました。1935年創業らしい、レトロな雰囲気

メニューはこちら

こちらが有名なエル・モロのチュロス。「味はどうか?」と聞かれたら、正直言って期待したほどではなかったです。次回紹介する予定のサンミゲル・デ・アジェンテのチュロス屋の方が100倍美味いので、無理して行かなくてもいいかもしれません。

あと、散策の途中で、メルカド(メルセー市場)に行きました。市場までの道はかなり混沌としていて、人もいっぱい、路上の屋台もいっぱい。いつスリにあってもおかしくない状況。ゴルゴ13のように「俺の後ろに立つな!」状態で、周りをずっと気にして、ものすごく緊張しながら行ったので、全く写真を撮る余裕がありませんでした。メルカドでのお目当てはこんなローカルフード。これはフレンチフライが入ったタコス。ライムにハラペーニョも付いていと美味し。

こちらではケサディーヤを頼んでみました

結構大きい

中はチーズとハラペーニョソースとお肉

これもなかなかイケました。

一通り散策を終え、キュリオに帰ってルーフトップバーで一杯やって部屋に戻ったのですが、屋上のバーから見たライトアップされた街の景色があまりに綺麗だったので、またまた待ち歩きに出かけました。

なかなか綺麗でしょう?

夜出歩くのは危ないかな?とも思いましたが、街中には長い機関銃を持ったポリスがそこらじゅうに沢山いますので、そんなに悪いことはできないかな?とも思ってしまいます。

夜のモデロ通り。ソカロに続く歩行者天国の通りで一番の繁華街です。ここは夜でもそんなに危ない感じはしませんでした。

お店や

建物をウオッチングしていると

ちょっと小腹がすいてきたので、ネットで調べた「あ・うん」という和食屋さんにラーメンを食べに行きました。コフンリッチでは和食が食べたいとは全く思わなかったのに、街に戻ると和食が恋しくなる。不思議ですね。ここの味噌ラーメン、全く期待していなかったのですが、濃厚で美味しかったです。メキシコ旅行の〆がラーメンとは予想もしていませんでしたが、キュリオから歩いて5分で行けますし、寿司カウンターもあるので、和食が恋しくなったら行ってみてください。

次回は今回のメキシコ旅行のもうひとつの目玉。「世界で一番行ってみたい街 サン・ミゲル・デ・アジェンテ」への1泊旅行をご紹介します。とても素敵な街なので、メキシコシティ行ったら是非寄ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウンブラル・キュリオ・コレクション・バイ・ヒルトン

2020-05-21 11:58:53 | メキシコシティのヒルトン

メキシコシティのヒルトンホテル。今回は昨年10月にオープンしたばかりのウンブラル・キュリオ・コレクション・バイ・ヒルトンをご紹介します。このブログで以前、旧軽井沢ホテルをリノベーションして作られた「旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクション」をご紹介しましたが、大変素晴らしいホテルでした。今回ご紹介するメキシコシティのキュリオもこれまた大変素晴らしいユニークなホテルです。たった59室しかない小さなホテルですが、実はこの建物、今から約100年前の1924年に建てられた商業ビルを改装して作られたもの。メキシコシティの歴史地区の中のホテルらしく、昔の外観を残しながら、中はモダンでアーティスティックなホテルに改装されています。

メキシコシティの中心部には3つのヒルトンホテルがあります。1つが前回ご紹介したヒルトン・レフォルマ。更にハンプトンインと今回ご紹介するキュリオです。

ヒルトン・レフォルマは世界遺産にもなっているメキシコシティの歴史地区(Centro Historico)のややはずれにはりますが、今回ご紹介するキュリオは歴史地区のど真ん中。歴史地区の観光にはもってこいの最高の立地にあります。

キュリオにはコフンリッチからの帰りに一泊しました。インタージェットでチェトゥマル空港から2時間弱でメキシコシティに到着。

荷物をピックアップしてゲートを出たら、すぐにUBERを手配しましょう。このようにUBERをリクエストすると、車がどこのゲートに来るかわかるので安心です。今回はメキシコ国内便で到着したので、3番ゲートの乗り場が一番近いようでした。

UBER乗り場にはたくさんの利用者が待っています。でもUBERの車の数が多い為か、待ち時間はホノルルより遥かに短いです。

車がどんどん来るので、スマホでUBERの車の動きをチェックしながら捕まえましょう。

UBERの場合、運転手さんは既に行き先がわかっているので説明はいりません。乗ってしまえば安心です。今回は少し混んで空港から40分くらいかかりました。

こちらがウンブラル・キュリオ・コレクションです。

でもこんなちっちゃな看板しかないし

夜だったらこんな真っ暗で看板も見えません。10月にできた小さなホテルでは知らないタクシー運転手も多いはず。運転手にスペイン語で場所を説明することもできないですから、UBERって本当にありがたいですね。

こちらがホテルの入口です。では中に入ってみましょう。

 

外観はクラシックですが、中はこんなモダンでお洒落な空間に改装されています。

右手がフロントです。

フロント側から入口を見るとこんな感じ。外からは想像できない世界が広がります。

小さなホテルなので、ロビーらしきものはここだけ。

ソファーが置いてあった場所の奥がトイレなのですが、トイレ前のアートが凄い!

また入口からフロントに来る途中に展示スペースがあって、写真が展示されていました。このホテルには100点以上の地元のアーティストの作品が飾られているそうです。

でもここは壁が汚いまま絵(写真?)が飾られているのがなんとなく不気味なんですが、これもアートの一部なんでしょうか?

チェックインを済ませてお部屋に向かいます。今回は2階の部屋。2階へはこんな素敵な階段で上がれます。

上から見るとこんな感じ。私が滞在中、モデルさんが来て、ここで雑誌の撮影をしていました。そんな絵になる階段ですが

さすがにスーツケースを持って行くわけにはいきませんので、ベルボーイに連れられてエレベーターでお部屋に向かいます。こちらがエレベーターの入口です。

なんとエレベーターもクラシック!

機能的には新しくなっているようですが、外観は昔のまま。横の黒電話がいい味だしてます。

中に入るとこんな鉄格子がガチャーンと閉まり

横にはこんなものが!凄い凝りようですね。

エレベーターを降りるとこちらが廊下。圧巻です。

このガラスと

光の使い方がまたなんとアーティスティックなこと!

今回のお部屋はこちら。でもこれ二重扉になっていて、この中に更にお部屋に入るドアがあります。なんか古い弁護士事務所を訪ねているみたいですね。

中に入るとこちらがリビング。お洒落ー。アートギャラリーのようです。

こちらが今、入ってきたドア。黒を基調とした無機質な感じのお部屋に木がアクセントになっています

デスクの前にもこんな絵が

でも木のデスクの下にセーフティーボックスがあって、必要な物はちゃんと揃っています。

こちらはクローゼットなんでしょうけど、扉がメッシュ

しかもハンガーの下にコーヒーメーカー、そして冷蔵庫とはこれ如何に?

コーヒー、飲み物、おつまみ、お酒まで全部揃っています。

引き出しの中にはパジャマがありました。

そしてデスクには炭が置かれていました。この黒い炭を置くのもホテルのコンセプトに関係あるのでしょうか?

テーブルにはメキシコシティのガイドブックとチョコレート。このチョコが物凄く美味しかったです。

今回滞在したのは1月下旬。メキシコシティは日中は25度くらいまで気温が上がり、半そででOKなんですが、夜は結構冷え込みます。でも部屋のエアコン、何故か暖房が効かず、フロントに電話したらこんな電気ストーブを2つ持ってきてくれました。まあ1924年のビルなのでご愛嬌ということで。。。こういうところは、前回泊まったヒルトン・レフォルマは全く問題なかったので、快適さを重視するならレフォルマをお勧めします。

ちなみにホテルのコンセントは日本のコンセントでも利用できる形でした。

先ほどのエレベーターもそうでしたが、このキュリオ。かなりノスタルジックなアイテムにこだわっているようで、なんとソファの横にレコードプレーヤーが置いてありました。

レコードなんて久しぶりだなあ。昔を思い出しますね~(今の若いオーナーさんはレコードを知らない世代も多いのかな?)

このレコードプレーヤー、飾りではなくてちゃんと使えます。フロントに希望のジャンルを言うとレコードを無料で貸してくれるんです。私はジャズをリクエストしたら3枚持ってきてくれました。大好きなフランク・シナトラもありました。夜は久々にシナトラ三昧。レコードのやわらか~い音がたまりませんね♪

ちなみにこの部屋、ドアを閉めているとかなり暗いのですが、開けるとこんな感じで

窓から光が差し込み、表の通りが見えます。「ウンブラル」ってどういう意味?ってベルマンに聞いたら「光と影」って言ってました。過去が暗い影の部分、今が光なんでしょうか。お部屋の作りもリビングが黒を基調に作られていますが、ベッドルームやバスルームは白を基調とした明るい部屋です。

それではベッドルームを見てみましょう。こちらはこんなに明るくて、また違った雰囲気。べっど

大きなキングサイズベッドは快適でした。ベッドルームの壁にも大きな絵が

そしてベッドルームの窓にはこんな大きな扉があって

扉を開けると光が差し込んできます。なんか昔映画でこんな部屋みたことあるなあという感じの部屋です。普通のホテルではなかなか見られない作りですね。

最後にバスルームを見てみましょう。古いビルを改装すると一番大変なのが水回りだと思いますが、なんとこの通り、明るいモダンなデザインに生まれ変わっていました。

残念ながらバスタブはありませんでしたが、シャワーヘッドの影にもこだわりが感じられます。

置いてある水のボトルやアメニティもかなりユニーク

この石鹸、いい香りでした。

シャンプーやコンディショナーはこちら。どんなメーカーか調べてみたのですがわかりませんでした。でもこれもいい香りでした。

シンクはダブル。家具がどれも凝ってます。

鏡もお洒落ですねー。でもバスローブが短くて薄かった!ヒルトン・レフォルマの暖かい肌さわりのいいバスローブが恋しくなりました。

次にご紹介するのがルーフトップのバーとレストランです。今は寒いのでこんなビニールを張ってありますが

季節のいい時だったら、オープンエアーがさぞ気持いいことでしょう。夕方はハッピーアワーで、種類は限定されますが、お酒とおつまみが無料でいただけます。

今回は寒かったのでストーブの近くの席をお願いしました。(ハワイに住んでいると本当に寒がりになってしまいます)

ビニール越しに通りの夜景が見えます。暖かい時期にまた来たいな~

お洒落なバーの反対側には

ルーフトッププール!!

ホクラ二よりも小さいくらいのプールなので泳ぐというより、暑い時期に浸かりながら飲むという感じでしょうか?

ちゃんとデッキチェアと

素晴らしいジャグジーがありました。水は温かいのですが、今回はとても寒くて入る気になれないので、これもまた次回のお楽しみに取っておくことにしました。

最後にこちらがレストラン。夜は外に食べに出たので朝食をこちらでいただきましたが、大変素晴らしいレストランでした。

レストランの写真が上手く撮れていなかったので、ここからはキュリオのウエブサイトから拝借した写真です。実際にこんな感じの盛り沢山な朝食で玉子料理も作ってくれます。

フライトまで時間がなく、ゆっくり朝食をとれなかったのが残念でした。

次回はここでもゆっくりしたいと思います。

あとジムも利用しませんでしたが、こんないいジムがあるそうですし

こんなバルコニー付きのお部屋もあるそうです。

メキシコシティのキュリオ、いかがでしたでしょうか?

私には非常にインパクトのあったホテルでした。また久々にレコードが聞けていい思い出になりました。お洒落でユニークなキュリオ。メキシコシティの世界遺産の中でノスタルジックな雰囲気に浸るのもいい経験になるのではないでしょうか。メキシコシティでトランジットする機会があれば、是非泊まってみてください。

 

 

 

 

 

 

 


ヒルトン・メキシコシティ・レフォルマ

2020-05-15 07:20:12 | メキシコシティのヒルトン

今回はメキシコシティのヒルトンホテル、「ヒルトン・メキシコシティ・レフォルマ」をご紹介します。

前回ご紹介したメキシコのコフンリッチにあるタイムシェアに行くには、最寄の空港まで直行便がありませんので、基本的にメキシコシティ経由になります。

日本からの場合、メキシコシティまではANAとエアロメヒコが直行便を飛ばしています。ただ到着が午後になりますので

コフンリッチに行く便で間に合うのは1便だけ。しかもチェトゥマル空港に午後7時前に到着ですから、リゾートに着くのは午後9時頃になります。そんな疲れる旅をするよりも、私はメキシコシティに泊まって、メキシコシティも楽しんでから、ゆっくりコフンリッチに行かれることをお勧めします。

 

日本からメキシコのリゾートに行こうとすると、メキシコシティ経由になることが多いと思うのですが、意外とメキシコシティはトランジットだけで泊まっていない方が多いみたいですね。その理由はネットを見ると、あまりにも沢山「メキシコシティは危ない」と書かれているからかもしれません。メキシコシティの空港はこんな感じでモダンで綺麗

普通の近代的な空港で危険な感じしません。

まずはゲートを出て、少しだけお金をペソに換金し、UBERでホテルに向かいます。

事前にネットで調べたところ、メキシコシティはUBERがすごく便利とのこと。実際、今回の旅で一番良かったのは、このUBERが利用できた事でした。メキシコのタクシーは運転手が英語が話せないことが多く、値段もあってないようなもので、ぼったくりもあります。(実際、一度だけTaxiに乗ったのですが、ぼったくられました)

でもUBERなら行き先を説明しなくていいし、値段も予めわかります。実際、私は乗車中は殆ど運転手と会話しませんでした。(スペイン語全然できない)あと一番安心なのは自分の現在位置が地図でリアルタイムでわかること。言葉の通じない国で、どこに連れて行かれるかわからない事ほど不安なことはないですよね。

メキシコシティの空港は市の中心部に大変近く、空いていれば30分以内で着きます。料金はこの時は133ペソでした。今1ペソ=4.5円くらいですから600円くらいと大変安いです。

今回泊まったヒルトン・メキシコシティ・レフォルマは大使館や銀行、航空会社のオフィスや高級ホテルが立ち並ぶレフォルマ通りの近くにあります。

メキシコシティのホテルということであまり期待していなかったのですが、かなりお洒落で立派。

到着してからホテルの周りを歩いてみたら、このあたりは外資系のレストランやショップの多く、歴史的地区にありながら、かなりモダンなエリアだということがわかりました。

ホテルの目の前には大きな公園もあり、治安の悪さは感じられませんでした。

こちらの車寄せでUBERを降り、

中に入ります。

ロビーはお洒落で、いろんな像や絵が至るところにあります。

椅子のデザインもなかなか凝ってますねー。

天井が高く開放感のあるロビー

フロントは入って右手。チェックインをしてくれたスタッフは親切でした。

ロビーにはバーやラウンジのスペースが沢山あり

こちらのバーでは

みなさん、サッカーを見ながら盛り上がってました。

 

入口の近くにEl Cardenalというレストランがあります。今回は1泊(実質的には半泊に近い)しか滞在しなかったので食べるチャンスが無かったのですが、ここに以前泊まった同僚に聞いたら、なかなかいいレストランだったそうです。お店のウエブサイトを以下に貼っておきますので、ここに泊まられるオーナー様は是非ご覧ください。

http://www.restauranteelcardenal.com/welcome-to-el-cardenal-mexican-gastronomy.html

チェックインを終えたらロビーの奥のエレベーターで部屋に上がります。

今回はアップグレードをしてくれて、なんと27階建ての26階

エグゼクティブラウンジがあるフロアでした。

こちらの廊下を歩いて部屋に向かいます。では入ってみましょう。

お部屋もなんとスイートルームになっていました。1泊じゃもったいないなあ。。。

お部屋からメキシコシティの街が見渡せます。

リビングには大きなソファとテーブル。タイムシェアの1ベッドルーム以上の大きさがありました。

でもコーヒーとか

冷蔵庫とかは普通のホテルと同じ。

リビングのクローゼットにセーフティーボックスがありました。

こちらがベッドルームです。入ってみましょう。

ベッドルームもかなりの広さ。

景色も最高!

こちらがベッドルームのクローゼットとバスルームへの入口

バスルームはこんな感じで広々。

シャワールームの他に

ちゃんと浸かれるバスタブもありました。

そして更にリビングルームにももう一つバスルームが付いているんです。しかもバスタブ付き。

更に備え付けのバスローブが物凄く気持よかったです。買って帰ろうかと真剣に悩みましたが、ハワイの気候では厚手のバスローブを使う機会はないだろうと諦めました。

アメニティはここもCrabtree & Evelynでした。

お部屋の次は6階にある共用施設を見てみましょう。

朝食とランチが食べられるTerraza Alameda

開放感のあるオープンエアーのレストランです。

その隣に屋外プールとデッキ

その奥には屋内プールもあります。

更にプールの向いにはテニスコートもあり

緑いっぱいのプロムナード(Alameda)があります。

同じ階にはSpa Alamedaとジムもあります。ここはHオナーズのメンバーのステイタスで利用できるみたいなので、入ってみました。

綺麗な廊下を進んでいくと

立派なロッカールームがあり

奥にはシャワーブースが沢山

椅子もあってなかなかちゃんとしたシャワーブースです。

 

更にジャグジーもありました。時間さえあればここにゆっくり浸かって、フライトの疲れを癒したかったところです。

更にピカピカのジムと

もちろんスパもありました。設備はヒルトンホテルの中でもかなり充実している方だと思います。

一通りホテル内をチェックして、まだ時間があったので街の散策に出かけました。このヒルトンホテルは面白いことに裏と表で全然作りが違っていて、こちらから見るとかなり古いホテルに見えますが、

反対側はこのようにモダンです。不思議ですねー

レフォルマ通りをぶらぶら。ここを歩いていると空港から来る途中で見た、混沌としたメキシコシティの町が嘘のようです。

El Caballitoの像。 正式には Cabeza de caballo ("horse's head")と言うそうな。

夕焼けに映える革命記念塔

ヒルトンホテルのすぐ裏にある「テアトロ・メトリポリタン」1943年にオープンしたメキシコで一番有名な映画館なんだそうです。

ホテルからレフォルマ通りに向って歩いたところに駅のホームのようなバス停がありました

その周辺に屋台が沢山出ています。

かなり地元の人で賑わっているので、後で食べに行ってみることにしました。

日が落ちてもホテルの前の公園や

ホテルの前の大きな通りはこんな感じで、すごく危険という感じはしませんでした。(もちろん油断は禁物なんでしょうが、後日行ったメルカド(マーケット)のあたりとは、歩いて30分も離れていないのに、天と地ほどの差があります)

さて、散歩の後はエグゼクティブ・ラウンジに寄って、ちょっと喉を潤すことにしました。こちらが26階のエグゼクティブラウンジの入口。

かなりのスペースがあります。どこに人がいるのかな?と思って進んでいくと

みなさん、こちらで飲んでました。というのも

この景色!夜景の定番スポット「ラテンアメリカタワー」もバッチリ見えます。

おつまみは揚げ物からドライフルーツ

メキシコの定番、ピコ・デ・ガヨとワカモレとチップス

そしてチーズ・ハム・デザートと、軽く一杯やるには十分なおつまみがありました。

途中でこんながっつりした揚げ物も出てきて、食べ過ぎてしまうところをぐっと我慢し、

夜のストリートフードへ。先ほど見た屋台は仕事帰りのローカルでいっぱい。ここはホテルから歩いて2-3分です。看板にタコス9ペソとあります。ということは40円くらいでタコスが食べられちゃうってことですね。

屋台をのぞいてみたらこんな美味しそうなお肉が!

早速注文。通りの中でもここのお店が一番人が多かったのですが

食べてみてわかりました。美味い!ライムにハラペーニョもいっぱい。更に「スープもタダで飲めるよ」と隣で食べてたおじさんに教えてもらい、頼んでみたらこれまた美味かった!

更にサランチョ(パクチー)大好きのおじさんはサランチョてんこ盛で追加オーダー。

調子に乗って隣の屋台でケサディーヤを頼んでみたら

おじさん、トルティーヤとチーズを鉄板の上で焼き始め

出てきたのがこれ。なんかチーズに味がないし、チーズ自体も少なくて、これはかなりイマイチでした。やっぱり流行っているお店を選ばないとダメですね。

ということで、正味半日くらいしか滞在できなかったヒルトン・メキシコシティ・レフォルマ。ホテルの設備も部屋も良かったし、周りにはいろんなお店、そして美術館、博物館、記念館などがあって、観光にもすごく便利。治安も悪くない地域にあって、私としては凄くお勧めしたいホテルでした。

次回はコフンリッチからの帰りのトランジットで滞在した、メキシコシティで一番新しいヒルトンホテルをご紹介します。

これがまたユニークで素晴らしいホテルでした。メキシコシティに行ったら是非泊まってみていただきたいホテルです。