さて、今回はオーシャンエントリーを見に行こう(パート2) 陸編です。ヘリコプターからの景色だけでは物足りず、海岸線まで行って、陸から見て本当に良かったです。生で見るオーシャンエントリーはこんな感じ。迫力が全く違います。
私が行ったときは暗かったので、これはネットから取った写真ですが、この様に熱い溶岩のすぐそばまで人が沢山集まっています。
溶岩を見に行く場所はカラパナという所です。いつものボルケーノ国立公園からだいぶ南に降りた海岸の地域です。ヒロの街から車で1時間くらい。
11号線を左に折れて130号線の最後まで行くと右側に溶岩観察に行く道が続いています。途中Pahoaという街がありますが、ここが給油や食事のできる最後の街で、カラパナには何もありませんので御注意下さい。
これは8月19日発表の溶岩の地図です。右側のエマージェンシーロードを歩いて見に行きます。
130号線からエマージェンシーロードに入ると最初はこんな綺麗な道が続きますが
すぐにこんな看板が出てきて砂利道になります。溶岩観察用に午後3時から9時までオープンしています。
この砂利道をしばらく進むと
また舗装の道になり駐車場が現れます。ここに係員がいて、あそこに停めろ指示されます。
駐車場の先には幾つかお店が並んでいて、飲み物などを売っていますが、
なんとレンタル自転車屋が幾つもありました。駐車場から溶岩が流れ込んでいるところまでは車が入れないので歩いていくしかないのですが、片道6K以上。真っ暗な中、ここを歩いて往復するのはあまりに大変。そこでこんな商売を始める人が出てきたんですね~、ハワイの人も商売上手。
ここからが徒歩の道になりますが、この掲示板。なんと"Bring 1 Gal Water Each" と書いてあります。無茶いいますね~。一人4リットルの水を持っていけ!ご忠告はありがたいけど、そりゃ無理でしょう。
入口に溶岩までの道の地図が出ています。これで見るとさほど遠くない気がするのですが。。。。
周りは一面の溶岩。だんだん暗くなる中、ここをとぼとぼと歩いていくのはかなり気持的には滅入ります。。。
最初は「6KMくらいすぐだから歩いていこう!」と思ったのですが、2-3分歩き出して、「やっぱり無理」と思い直し、自転車を借りました。1時間10ドル。これは価値がありました。頭につける懐中電灯込みですから、懐中電灯を買うことを考えれ更にお得感があります。
自転車は砂利道の為、全てマウンテンバイクです。値段は皆、同じですが、駐車場に一番近い、入口に向かって右手のレンタル屋が一番流行っていて、自転車も新しく、サービスも良かったと思います。
こんな道を皆さんとぼとぼと歩いているのですが
自転車はスイスイ。なんか歩いている人が「お気の毒~」に見えてしまいます。
そしてこんな道を溶岩に向かってひたすらこぎます
遠くに溶岩流の煙が見えてきました
また左手には遠くに海が見えます
途中、こんな小屋みたいなものが幾つか建っていました
住めるような大きさではないので、ここで物売りをしている人の休憩用の小屋なのでしょうか。
煙がだいぶ近くなってきました。
ところどころ関所のように柵がありますが、それを幾つか超えてひたすらこぎ続けること30分。
やっとエマージェンシーロードの突き当たりにきました!
そこではなんとこんな真っ赤な溶岩がすぐ近くに流れているではないですか!
熱い!ストーブの目の前にいるように熱いです。
よくこんな熱い溶岩のすぐ近くまで人がいけるものだとびっくり!自己責任の国、アメリカならではなのでしょうか?日本だったら事故が起きたら大変とかなり手前にロープが張られているかもしれませんね。
これが触れるくらいの距離にあるのです。あたりは真っ暗ですから、足を踏み外したらまさに溶岩の中に落ちてしまいます。
アップで見てみましょう。
おおー!!生溶岩がゆっくり目の前で動いているのです。こんな動いている溶岩をこんな近くで見れるなんて!人生でなかなかできない経験です。
実際の動きはビデオでご覧ください。
次に今回の目的、オーシャンエントリーを見に行きます。エマージェンシーロードの突き当たりから海岸へはさほど遠くありません。懐中電灯で照らしながら、溶岩の中に落ちないように慎重に歩きます。
おー、海に流れる溶岩が見えてきました
アップで見ていきましょう
おおーー!!
すごい迫力です。なんかペレがいるのがわかる気がしますね~
これも是非、ビデオでご覧ください。
夢中で写真とビデオを取りまくりました
もう一つビデオ載せちゃいます(「いい加減にしなさい!」と怒られそうですが、気持が子供に戻っちゃうくらいの感動だったんです)
溶岩はいつでも流れているわけではありませんし、方向も流れも刻々と変わりますから、溶岩を見るのはタイムシェアを買うのと同じでタイミングが大事。見るなら今!です。一生で一度見れるかどうかの素晴らしい光景でした。
お子様と行く場合は自転車でも片道40分くらいは見たほうがいいですが、それでも一生の思い出を作ってあげることができます。
まさに地球は生きている。そう実感できた瞬間でした。
是非お勧めです。
ただ溶岩を見たあと、ワイコロアまでは2時間から2時間半くらい、真っ暗な道をドライブすることになりますので、居眠り運転に注意してくださいね~