今回はニューヨーク・ウエスト57th ストリートのペントハウスとスタジオのお部屋をご紹介します。
9月のFamily Reunionでは初日がレジデンス・バイ・ヒルトンクラブのペントハウス、2日目は57thのペントハウスとスタジオを取りました。
レジデンス・バイ・ヒルトンクラブから57thまではたったの3ブロック。タクシーで行こうかとも思ったのですが、荷物もさほど大きくないので歩いて移動したらあっという間に着きました。マンハッタンは恒常的に渋滞がひどいので、結果的にはその方が早かったかもしれません。(でも大きなスーツケースがある場合にはお奨めしません)
こちらが57thのフロント。木目のカウンターが美しい。ミッドタウンのヒルトンと違ってオーナーしかいないので、静かで落ち着いているのがいいですね。
今回は26階のお部屋になりました。エレベーターを降りたすぐ左手と、この廊下の突き当たりの右手にペントハウスの部屋があります。
廊下からは高層ビルの向こうにセントラルパークが見えました!期待が高まります。
今回は2601号室。では中に入ってみましょう。
期待に胸を膨らませてお部屋に入ってみると、ペントハウスからの景色はこんな感じ。がーん!
なんとペントハウスは全てセントラルパーク向きではないのだそうです。
あまりに残念だったのでフロントで「どのお部屋を取ったらセントラルパーク側なんですか?」と聞いたら「プレミアのお部屋を取ってください」とのことでした。
こちらが57thのポイント表です。プレミアの方がペントハウスよりだいぶポイントが低かった~。残念。でもこれも経験してみないとわからないことですよね。
お部屋自体はレジデンス・バイ・ヒルトンクラブと同じく、ペントハウスと言えどもさほど大きくはありません
インテリアはポップで明るかったレジデンスに比べるとかなり落ち着いたトーンです。
玄関のすぐ先にテレビと棚があり、その棚の中に冷蔵庫が入っています。
キッチンに相当するものはこの棚だけ
左が空の冷蔵庫
右が飲み物などが用意された冷蔵庫です。部屋で食事というよりは、レストランで食事をしてきて、寝る前に一杯
やる感じなんでしょうか。
お部屋に置かれた説明書によると
トラットリア・デル・アルテのルームサービスが朝11時15分から夜中の11時まで受けられるようです。
あとはお水、アイスバケット
KEURIGのコーヒーが用意されていますが、電子レンジや食器すらありません。またレジデンスのようにダイニングテーブルも椅子もないので、ここで食事をすることは殆どないと思った方がいいですね。
こちらがベッドルーム。大きさはレジデンスよりもかなり広いです。
ベッドはキングサイズ。今回は仕事で疲れている息子にここを使わせてあげて、私はソファベッド、娘と元奥様はスタジオで寝ました。
ベッド周りの照明も小洒落ています
奥にクローゼットがあります
クローゼットには素晴らしく着心地のよいバスローブとソファベッド用の寝具が入っています。
レジデンスにあったバスローブよりだいぶグレードがいい気がします。
セーフティーボックスと傘もクローゼットの中です。
次にバスルームを見てみましょう。モダンなデザインのバスルームはツイン・シンク
シンクはこんなサイズで
アメニティはレジデンスと同じくCrabtree & Evelyn
タオル等は一応4人分が用意されていますが、スペース的には大人4人は厳しいと思います。
バスタブは深くて大きく、コンラッドのお風呂を思い出させるデザイン。
お風呂のお湯はホクラ二と同じく天井から
ビューバスですが、ビルビューなのでさすがにカーテン開けたままでは入れません。
お風呂の上にはテレビがついているので、カーテンを閉めてテレビを観ながらゆっくりお湯に浸かりました。
こちらがテレビのリモコン
カーテンは電動で下りてきます
シャワールームとトイレはガラス1枚で隣あわせ。
シャワールームには低いところにハンドシャワーと
高いところに固定式の2種類
トイレは普通のタイプ。ウオッシュレット必須のオーナー様はここで迷わずレジデンスを選ぶことになりそうですね。
洗濯機・乾燥機はお部屋にも施設内にもありません。その代わりにランドリーサービスがあります。こちらがその説明書。当日仕上げです。10時までに出すと夜の7時までに持ってきてくれます。
また説明書にフィットネスセンターが朝5時半から夜11時までやっていると書いてあったので見に行ってきました。
ところが確かにジムはありますが、窓もないですし
昨日、ヒルトン・ミッドタウンの素晴らしいジムを見てしまったあとだけに、かなり見劣りします。
一応タオルや
お水もありますが、誰も使っていませんでした。
次にスタジオのお部屋をご紹介します。今回は16階の部屋でした。
スタジオからの眺めはビルビュー!
さきほど紹介したペントハウスより10階下がりますので、同じビルビューでも景色により生活感が出てきます
それでもこちらのお部屋をホテルとして貸し出す場合の正規の値段はなんと950ドル!マンハッタンのホテル代は本当に高いですね。
こちらがスタジオのベッド。奥のすりガラスのところがバスルームです。
なかなかしっかりした寝心地の’いいベッドでした。
テレビとシェルフとビジネス用のデスク
シェルフの中にはDVDプレーヤーが上にあるだけで、他は何も入っていません
真ん中の扉の中に空の冷蔵庫
右が飲み物等が入った冷蔵庫です。食器は普通のグラスとワイングラスくらいしかありませんでした。
コーヒーとお水が用意されていますが、水のグレードがペントハウスとは違いました。
スタジオはお部屋のデザインが
なんとなく和風
お部屋に入ってすぐ左手にクローゼットがあります。
スタジオにもかかわらず二人分のバスローブがちゃんと用意されていて
ソファベッドはないのにエクストラの毛布や枕もありました。
バスルームは多少手ざまではありますが、それでもホテルに比べれば洗面台もかなりゆとりがあります。
シャワールームはペントハウスより若干狭いかもしれませんが
作りは同じでハンドシャワー付きです。バスタブはありませんでした。
トイレは普通でした。
以上、West 57thストリートのお部屋を2タイプご紹介しました。
他の地域のタイムシェアと比べるとお部屋は決して広くはありませんし、キッチンも洗濯機・乾燥機もないのですが、マンハッタンらしく過ごすのであれば、それらは要らないのかもしれないな?と思います。
また狭いと言ってもマン八ッタンのほかのホテルと比べればお部屋は遥かに大きく、設備もクオリティも充実していますし、なんと言ってもロケーションが最高です。レジデンス同様、マンハッタン観光には最も便利な場所にありますので、ここがポイントで、しかも1泊から泊まれるというのは本当にありがたいです。
あと「レジデンスと57thのどちらがいいか?」と問われれば、私はウオッシュレット以外は好みだと思います。
お部屋は57thの方が広く、またタイムシェア専用ビルディングなのでクラブらしい落ち着きがあり、適度にこじんまりしていて、ガヤガヤしていないのが57thのいいところかなと思います。
次回はこれからHGVのタイムシェアに生まれ変わる「ザ・クイン」をご紹介します。