タイムシェアのある人生

このブログでは私が実際に訪れたタイムシェアや現地で経験したいろいろな情報をシェアしていきます。

Pride of America Part 3

2022-07-28 16:10:35 | プライド・オブ・アメリカ

ハワイ島4島巡りクルーズ「プライド・オブ・アメリカ」のクルーの生活をご紹介する3回目。今回はハワイ島のコナとカウアイ島についてご紹介します。

プライド・オブ・アメリカの一週間の航海の中で、唯一、港に入れないのがこのハワイ島のコナです。

コナの日はこうやってコナの沖合に船を停泊させ

お客様はテンダーボートでコナの桟橋に行きます。ちょっとワクワクしませんか?

このテンダーボートは150名乗り。本来は船が座礁したり沈没するようなときの避難用の船かと思いますが、港が小さくてクルーズ船が港に入れないようなところでは、渡し船として大活躍します。

船からコナの桟橋までは乗っている時間は10分弱くらい。でも海の上のテンダーボートから眺めるクルーズ船、こんな景色は普段はなかなか見れませんよね。

ボートは15分沖に船と桟橋を行ったり来たりします。

そしてこちらがおなじみのコナの桟橋です。ハワイ島に行かれたことのあるオーナー様はこのカイルア・コナの景色に見覚えのある方が多いのではないでしょうか?

テンダーボートを降りて、お客様はここからツアーバスに乗ったり、コナの町を自分で散策したり、思い思いの1日をコナで過ごします。

コナ停泊の日、私は1日中ここでツアーバスやアクティビティの船の発着手配をしていました。

カイルアコナの町は綺麗で華がありますね~前日のヒロとは正反対。

桟橋の目の前は穏やかなビーチ。水もきれいで小さなお子様連れのファミリーに人気です。

そしてビーチの沖合にアフエナ・ヘイアウがあります。カメハメハ大王が1812年に豊穣と平和の神のため再建したヘイアウだそうです。

桟橋の反対側の海では子犬がボディーボードに乗っていました。これ、ここの名物らしいです。

そして私は炎天下の中、朝7時から夕方6時までこの桟橋でツアーに参加するお客様の送り出しとお迎えをしていました。暑かった~。外で夕方まで仕事をした日は夜の仕事は免除されて、7時くらいに仕事を終われます。

とは言っても、仕事が終わった時には船はコナを出てカウアイ島に向かっているので、インターネットも使えませんから、ご飯食べて本読んで早く寝るしかありません。翌日は朝6時半に出勤です。

コナの桟橋担当ではない日は毎度おなじみ、13階のクルーデッキで海を見ながら昼寝です。

美しい海を見ながら昼寝できるのは幸せなこと。コナでの休憩時間、アメリカ本土から来ているクルーはコナの町にショッピングや食事に出かけていました。私はもう何度もコナの町に滞在したことがあるので、休憩時間はシップライフを堪能していました。

そしてコナのあとはカウアイ島に向かいます。カウアイ島は別名「ガーデン・アイランド」と呼ばれるように緑豊かな島です。アメリカ本土から来られるお客様にはマウイ島と共に大変人気があります。

カウアイ島ではリフエ空港の近くのナウィリウィリ・ハーバーに停泊します。港の周りはコンテナばかりですが

船を降りて10分ほど歩くと、ナウィリウィリ・パークと

海水浴にぴったりの大きなカラパキビーチがあります。ツアーに行かないお客様は大体ここで1日過ごされていました。

カウアイ島には1日半滞在し、金曜日の午後にナウィリウィリ港を出港

船はカウアイ島の北西部、ナ・パリ・コーストに向かいます。

楽しかったカウアイ島のアクティビティの余韻を楽しみつつ、お客様はデッキでお酒を飲んだり、プールで過ごしたり。クルーズ最後の日を堪能されます。早いことに明日の朝7時にはホノルル・ハーバーに帰ってきてしまうんですね。

そしてハワイ4島巡りクルーズのハイライト、ナ・パリ・コーストに到着するのは夕方5時過ぎくらいです。ナ・パリ・コーストはカウアイ島を代表する絶景スポット。「ナ・パリ」とはハワイ語で「断崖」を意味するそうで、長い年月をかけて雨、風、海水に浸食されて生まれた、全長27km・標高差約1,000mもある断崖絶壁の海岸線です。

ジュラシックパークやゴリラなどハリウッド映画の撮影にも使われたこの海岸線は、「カウアイの宝石」とも言われ、天気のいい時はエメラルドグリーンに輝きます。

ナ・パリ・コースト沿いには車の通れる道がないので、ナ・パリ・コーストを見るにはヘリコプターかボートツアーに参加しなければならないのですが、その中でもこのプライド・オブ・アメリカのデッキから見るのが一番の特等席かもしれません。

今年はこのナ・パリ・コーストにご縁があって、先週末、カヌーのレースでナ・パリ・コーストの海岸線を漕いできました。36マイル(58KM)必死のパッチで漕いでいたので景色を楽しむ余裕なく。。。クルーズで見ておいて良かった~

ナ・パリ・コーストの前で船を停め、1時間ほどハワイアンのガイドさんの説明を聞きながらナ・パリ・コーストの景色を堪能します。小さなボートは揺れるし、ヘリコプターはあっという間に通り過ぎてしまいますが、クルーズ船ならジャグジーに浸かって、カクテルを飲みながらナ・パリ・コーストを堪能できます。

毎週毎週この景色を見ていましたが、天気や光の加減によって毎回見え方が違いました。

晴れた日の断崖絶壁は色鮮やか!

でもこんなアンラッキーな日もありました。

ナ・パリ・コーストの見学を終えると、船は一路ホノルルへと向かいます。

ロマンチックなサンセット

皆さん、思い思いに最後の夜を楽しみます。長いようであっという間の1週間。それでこのプライド・オブ・アメリカ。すごくリピーターが多いのです。2週3週続けて乗られる方も何人か見かけましたが、こんなにリピーターが多いクルーズも珍しいかもしれませんね。

次回は私が実際に参加した各島のアクティビティの様子をご紹介します。


Pride of America Part 2

2022-07-28 15:55:43 | プライド・オブ・アメリカ

ハワイ4島巡りクルーズ「プライド・オブ・アメリカ」のクルー生活をご紹介する第2回目は、マウイ島のワイルクとハワイ島のヒロの散策をご紹介します。

まずはマウイ・カウンティのシティオフィス(マウイ郡の郡庁)があるワイルクから。

ワイルクはクルーズが停泊するカフルイの港から歩いて1時間、車だと10分くらいのところにあるヒストリックな街です。他に特に何があるわけでもないのですが、マウイの観光名所の1つであるイアオ・バレーへの入口にある街なので、ここに立ち寄られたことがあるオーナー様もいらっしゃるかもしれませんね。

マウイ島でたまたま4時間くらい休憩時間がもらえたので、運動がてら歩いて行ってみました。でも途中の景色がいいわけでもないので、歩いて行くことは全くお勧めしません。暑いだけ(笑)

カフルイの桟橋から山に向かって一本道をどんどん歩くと、ワイルクの街の看板が出てきました

丘の上から振り返るとカフルイの街とクルーズ船が見えます(おー、よく歩いたなあ~)

ワイルクの街に入っていくと、こんなレトロな感じのお店が幾つも現れます

大都会になってしまったワイキキやアラモアナではなくて、「昔の田舎のハワイの雰囲気」を楽しみたい方にはいいかも。

こちらがマーケットストリート。一番お店が集まっているところです。(それでもこんなもん)

ひなびたギャラリーやアンティークショップが並ぶ中、ちょっと小洒落た雑貨屋やレストランもありました。

一番賑わっていたのがこのワイルクコーヒー

独特の雰囲気のギャラリー

イアオシアター。ハワイ島のホノカアにあるピープルズ・シアターみたいな感じ。

あとドライサイミン(スープのないサイミン)で有名なSam Sato'sもワイルクの街はずれにあって、えっちらおっちら歩いて行ってみたのですが、物凄い激混み。外まで人が溢れていたので、今回は諦めて帰りました。

美味しいらしいので、時間に余裕のある方は行ってみてください。

ワイルクは特にこれと言った目玉があるわけではなく、街はずれの方はヒッピーが住んでいるような安宿があったりして、ちょっと危なげな感じもありますが、イアオバレーに行くついでに、ちょろっとノスタルジックな雰囲気を味わいに行くにはいいかもしれません。ちなみに私は1度で十分かな?(笑)

プライド・オブ・アメリカは土曜日の晩にホノルルを出て、日曜日はマウイ泊、月曜日の晩にマウイを出て、火曜日の朝にハワイ島のヒロに到着します。ヒロでは泊まらず、晩にヒロを出航して翌日の朝はハワイ島の反対側、コナの沖に停泊します。こちらが穏やかなヒロベイ

そしてヒロベイの一番いい場所にたたずむのが、我らがヒルトングループのホテル「グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ」です。これはダブルツリーのブランドで運営されていて、ホテル自体は古いのですが、とても景色のいい、落ち着いたホテルです。このブログでも何回かご紹介していますので、ご興味のある方は過去のブログをご参照ください。

 

「ハワイ島 ヒロのダブルツリーホテル」のブログ記事一覧-タイムシェアのある人生

「ハワイ島 ヒロのダブルツリーホテル」のブログ記事一覧-タイムシェアのある人生

「ハワイ島 ヒロのダブルツリーホテル」のブログ記事一覧です。このブログでは私が実際に訪れたタイムシェアや現地で経験したいろいろな情報をシェアしていきます。【タイ...

goo blog

 

ハワイ島のヒロはアメリカでもっとも雨の多い街。1年間に4メートル近くの降水量があります。ヒロに行くとだいたいが曇りか雨。晴れ間に当たったらラッキーだと思いましょう。

でも晴れるとヒロの街は本当にキレイ!クルーズでは毎週毎週ハワイ島の色々な街を周っていたわけですが、私はなぜかヒロが一番好きでした。ちなみにアメリカ人はコナの方が好きみたいです。

休憩時間が短い時は13階のクルーデッキでヒロベイを見ながら昼寝(一応、デッキチェアも用意されています)

もうちょっと時間がある時はヒロの散策に出かけました。クルーズ船の停まっているピアからリリウオカラ二公園を周ってくるコース

晴れた日のヒロは本当に美しくて気持ちがいいです

人が少なーい。別にパンデミックだから少ないわけではなさそうです。

こんな木陰で昼寝をしたりカヤックを楽しんだり。ローカルファミリーや観光で来られた方がのんびり楽しんでいます

バニヤンツリーが美しいバニヤン・ドライブ。クルーズでアクティビティを売る仕事をして初めて知ったのですが、このバニヤンツリーはアメリカの映画スターや有名人が植えたもので、野球選手のべーブルースが植えた木もあるそうです。そこでここの通りは"Hilo Walk of Fam"と呼ばれています。

こちらがリリウオカラ二・ガーデン。日本以外の国にある日本庭園では一番大きいそうです。ダブルツリーホテルからすぐ近く。散歩にちょうどよい距離にあります。

なんとなく日本っぽい建物もあり、ヒロの観光ツアーには大体このガーデンが入ります(アメリカ人向けかな?)

我々日本人には日本庭園よりもこの美しいバニヤンツリーがインパクトありますよね。あ~、癒される~

観光より芝生の上で昼寝してる方がいいかも~

美しいリリウオカラニ・ガーデンを見ながらバニヤンドライブ沿いをテクテク歩き

ヒロベイ・カフェの前の公園で一休み

天気が良いとこんな小鳥たちも絵になります

リリウオカラ二・ガーデンを抜けるとポキ丼で有名なスイサンがあります。かなりガッツリ、大量のポキを楽しむことができますよ。

ヒロの街にはハーバーが沢山あります。でもワイキキみたいな華やかなハーバーではなくて、ローカルっぽいちょっとひなびたハーバーです。でもこの落ち着いた感じが私には何故かしっくりきます。

ヒロのカヌークラブのカヌー置き場。絵になりますね。ゆったりした時間が流れます。ヒロに行かれた事のないオーナー様は是非一度、ダブルツリーに一泊してヒロをゆっくり楽しんでみてください。オアフとは全く違ったハワイが楽しめますよ。

時間があまりないので、ヒロの街中へは行かず、カメハメハ大王像の前で折り返して船に戻りました。意外と知られてないですが、カメハメハ大王像はハワイに3つあって、1つはホノルルのイオラニ宮殿の前、もう1つはハワイ島の北部、ハヴィの街はずれのカパアウ、そしてこのヒロのワイロアリバー州立公園内にあります。ワイロア・リバー・パークの美しい橋を見ながらテクテクと船が停まっている桟橋まで戻りました。さあー、これから夜の仕事の準備です。

プライド・オブ・アメリカは午後6時にヒロの港を出航します。

このヒロの滞在中、大半のお客様はキラウエア火山のツアーに行かれます。そして船に帰ってきてからサンセットを見ながらカクテルタイムを楽しみ、ディナー、ショーと華やかなクルーズ船の夜は続きます。

クルーはお客様のいらっしゃるエリアには基本的に入れないので、こんな地味なクルーデッキからの写真ばかりしかないのですが、この反対側のプールやジャグジーではお客様が盛り上がっています。やっぱりクルーズ船はお客様として乗るのは一番ですね(笑)

次回はハワイ島のコナとカウアイ島、そしてこのクルーズのハイライト「ナパリコーストクルーズ」の様子をご紹介します。

 

 


Pride of America Part 1

2022-07-28 15:40:39 | プライド・オブ・アメリカ

今回から3回に渡ってハワイ4島巡りクルーズの記事をアップします。

私が3月からクルーとして働いていたのがこちらのプライド・オブ・アメリカという船です。

これは大型クルーズ船としては唯一のアメリカ船籍の船だそうで、そのためにクルーはアメリカ市民やグリーンカード保持者でなければならず、世界60か国からクルーが集まる他の大型クルーズ船とはかなり雰囲気の異なる珍しい船です。

しかも航路は同じ航路を毎週毎週ずーっと1年中繰り返します。土曜日の晩にホノルルを出航し、まずはマウイのカフルイハーバーに2泊、そこからハワイ島のヒロに停泊し、その晩に今度は反対側のコナに移動。コナを夕方6時に出航して今度はカウアイ島に1泊半してホノルルに土曜日の朝に帰ってきます。

ホノルルでは船はダウンタウンのすぐ手前、ピア2に毎週土曜日に停泊しています。見かけた事のあるオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか?アロハタワーのちょっと手前あたりです。毎週土曜日に忽然と巨大なホテルが現れる感じで、夜のクルーズ船の景色は圧巻です。

いつもは陸側から船を眺めていましたが、船のデッキからホノルルの街を見るとこんな感じです。この船のいいところは今まで見たことがなかった角度でハワイを眺められるところ。「ハワイにはもう何十回も来てるよ」というベテランオーナー様でも新鮮な感じがすると思います。

午後7時にホノルルハーバーを出航。一路マウイのカフルイハーバーを目指します。と言っても大して遠くない距離を一晩かけて移動するので、船はゆっくりゆっくり進みます。ちなみにこの船は8万トン。20万トンを超える最近のクルーズ船と比べると小さい方ですが、穏やかなハワイの海のおかげで全然揺れないので、「船酔いが心配」という方にもおすすめできるクルーズです。

こちらは沖合から見るホノルルを夜景。ダイヤモンドヘッドも見えます。

でも実はホノルル出航日が一番忙しく、土曜日は朝6時半から午後10時近くまでぶっ通しの勤務。こうやって夜景を見られるのは仕事が終わる10時以降。もうへろへろです。

そしてヘロヘロに着かれて帰る我が家がこちら。クルーの部屋は船底の1階から4階のフロアにあり、船長とか一部の操船にかかわる偉い人達だけ12階に部屋があります。私は3階の御部屋で、廊下は細く迷路のように入り組んでいます。自分の部屋までの道を覚えるのに最初は随分時間がかかりました。

こちらが船の我が家です。3人部屋で2段ベッドとシングルベッド(シングルベッドはちょっといい待遇なのでプリンセスベッドと呼ばれています)です。大きさ的には4畳半よりももっと狭いところに3人で暮らします。ただラッキーな事にコロナ後の好景気でアメリカ中が人出不足なため、クルーが予定の半分位しか確保できず、最初は一人でこの部屋を使う事ができました。1か月くらして、途中から新しく入ってきた同じ部署の同僚と二人暮らしになったのですが、その同僚が脱走(笑)してしまったので、それからはまた一人部屋でした。

2段ベッドはシンプルな作りですが、意外や意外、凄く寝心地の良いベッドで毎日ぐっすり眠れました(疲れてたから?)でもさすがアメリカの船、冷房が効きすぎで凄く寒く、夜はヒートテックにスエットの上下をパジャマ替わりに来て寝ていました。

一人に一つ、こんなクローゼットが与えられます。持ってきていい荷物はスーツケース1つなので、これで十分。実際、生活の殆どはユニフォームか寝間着で過ごすので、荷物は本当に要らなかったです。

こちらがバスルーム。究極に狭いトイレとシャワー。外に水をこぼさないようにシャワーを浴びるにはシャワーヘッドを壁に向けて使うなどコツが要ります。タオルとかは全部支給してくれるので、週に2回くらい自分でランドリーに交換に行きました。

このあたりもちょっと上の役職になると、掃除の人が入って掃除からタオルの交換等、全部やってくれます。

船の中は物凄い階級社会で、ちょっと軍隊に近い感じがしました。

そしてこちらが私がプライベートの時間の大半を過ごしたクルーメス(クルー用の食堂)です。部屋にいると息が詰まるので、部屋は寝るだけ。起きていて仕事をしていない時は殆どここで過ごしました。1日4回食事の時間があるので、ここに来ると色々食べてしまうのが問題。ここの他にクルー用のバーもあったのですが、これはコロナにかかるクルーが増えてしまい、途中からクローズになりました。

このクルーメス。予想に反して凄く私の口に合いました。ケーキもお客様用のレストランから毎日・毎食いろんな種類のケーキが降りてくるので、毎回2つづつくらい食べてました。(おかけでだいぶ太ったと思います)

アラスカクルーズの時もケーキを色々食べましたが、その時の船(マジェスティック・プリンセス)のケーキは味がイマイチ。どれを食べてもあまり感動がなかったのですが、このプライド・オブ・アメリカのケーキはお代わりしたい欲望をいかに抑えるかに苦労しました。

クルーメスでは日本食は出ませんが、アメリカンやインド、メキシカンなどいろんな国の料理が出て、しかもどれも美味しいのです。船に乗るまでは「日本食が食べられなくて大丈夫かな~」と心配したのですが、結局一度も日本食が恋しくなりませんでした。今回、上司とうまく行かず船を降りることになったのですが、最後までこのクルーメスの食事は心残りでした。

シェフの中にはインド系の人も何人かいて、本格的なカレーは私の一番の好物でした。仕事以外には食べることしか楽しみがないので、クルーメスの食事には本当に癒されました。

ソフトクリームも癖になってしまって、毎食ケーキとソフトクリームを交互に食べてました(これで太らない方がおかしいですよね~)

こちらは夜食。夜の10時から4回目の食事が始まります。もちろん食べなくても(と言うか食べない方が)いいのですが、部屋に居てもつまらないので、ついついクルーメスに行って食べてしまいます。

こちらは3時のおやつ。ずっと乗ってたら病気になってたかもしれませんね~(笑)

ホノルルを出て、翌朝、日曜日の朝7時にマウイ島のカフルイハーバーに到着します。マウイではまる2日滞在。

こちらは13階のクルー専用のデッキからの景色です。休憩時間はよくここに来て昼寝をしました。周りはインダストリアルエリアで、近場にビーチがないため、お客様はみなさんツアーに出かけます。そのツアーの販売と運営をするのが私の担当していたショア・エクスカーションという仕事です。

船の周りはコンテナだらけ。マウイは本当に風が強く、ウインドサーフィンやカイトサーフィンをよく見かけました。

船に乗る前は「自由時間も結構あるのかな~」なんて思ってましたが、実際は中途半端に2-3時間の休みしかなく、外に出ても近所のスーパーくらいしか行けないので、13階のクルーデッキで寝転がって本を読んだりネットサーフィンしたりしてました。クルー経験者のブログやYoutubeでは寄港地での観光や船の中の施設やアクティビティの様子が紹介されていますが、あれは特別に許可をもらっているのでしょうか。。。。基本的にお客様がいる所には行ってはいけなかったので、私は一度もshowも観る事なく地味に過ごしてました(泣)

毎日ハワイの景色が唯一の癒し

到着して、出航して、また翌週に帰ってきてをずーっと繰り返します。

海から眺めるカフルイハーバー

夜6時に出航して次の寄港地ハワイ島のヒロに向かいます。

次回はヒロ、コナ、カウアイのハーバー周辺の様子をご紹介します。もっと華やかなクルーズライフの記事を期待されていた方には申し訳ありません。船内でお客様の施設の写真を撮ることができなかったので、残念ながら次回も地味目な内容です。ただ写真はないものの、色々話しはできますので、ハワイ4島巡りにご興味のあるオーナー様は是非ハワイにお越しになった時にお声かけください。


ヒルトンに戻りました!

2022-07-28 05:14:33 | グランドワイキキアン

ほぼ2年ぶりに一時帰休を解除され、先月、ようやくヒルトングランドバケーションズに戻ることができました!

長かった~

でもこんな事でもない限りできなかった事を色々とやることができましたので、本当にいい経験になりました。

また、この一時帰休の期間は自分の今後の人生を見つめ直すいい機会にもなりました。これを契機に早期リタイヤしたり、違う道を歩み始めた方も沢山いて、コロナ自体はもちろん困ったことですが、このパンデミックの期間は個人や社会にとっては貴重な機会だったんじゃないかと思います。

ブログではちょこちょことアップしてきましたが、

私はパンデミック中はロックダウン中のお年寄りへのお弁当の配達のボランティアや

ハワイ・フードバンクで、仕事を失って食料を買えない人たちへのフードデリバリーのボランティアをしたり、

スターオブホノルルで憧れだったバーテンダーの仕事を経験したり、

一度やってみたかったUBERやLyftのドライバーもやりました。

そして最後はクルーズシップのクルーとしてハワイ4島めぐりの船に乗り込み、船の上で生活しながら仕事をしました。

本当はクルーの仕事をもっと長くやる予定だったのですが、私の英語が下手くそだった事もあって上司にボコボコにいじめられ、またコロナの影響で日本人のお客様が全く乗船されなかったので、自分の存在価値も低く、精神的に参ってしまい任期満了を待たずして船を降りてしまいました。

ところがラッキーな事に、船を降りてからほどなく、ヒルトンから呼び戻していただけることになり、現在、またグランド・ワイキキアンのオフィスに戻って仕事をしています。

ということで、久々のヒルトン。今回は久しぶりに帰ってきたグランドワイキキアンの様子をご紹介します。

日本の方には大変申し訳ないですが、ここ最近、ずーっとハワイは本当にハワイの夏らしい、素晴らしく快適なお天気。太陽の下は海に入るのにちょうどいい暑さ。朝夕はスーッと涼しくなって23度くらいまで下がり、布団をかけてぐっすり眠れます。もちろん夜はエアコンは要りません。日本の猛暑と第7波で疲れた身体を癒しに、オーナー様には是非ハワイに来ていただきたいです。

久しぶりに見るグランドワイキキアンからの景色。やっぱりいいですね~

先々週は8~12フィートと滅多にない大波がワイキキにも来ましたが、今のヒルトン沖は初心者サーファーにも乗れそうなちょうどいい波が立っています

久々のグランドワイキキアンのロビー。相変わらず重厚感があります。

車寄せの脇のソファスペースはパンデミック中に新設されました

ロビーからパラダイスプールへ続く階段。

スライダーのあるパラダイスプールは今もお子様でいっぱい

そしてパンデミック中にリノベーションされた御部屋も観てみましょう。廊下も以前よりも色調がだいぶ明るくなりました。

こちらは1ベッドルーム パーシャルオーシャンビューの御部屋。色調が白系になって明るい感じですね。

家具もややモダンな物に入れ替えられています。カリアタワーの家具にちょっと似てるかな?

ソファの他にこんな椅子まで付きました!家具を買うとだんだん古くなって水ぼらしくなるものですが、何もしなくても5年、10年と家具がだんだんグレードアップしていってくれるのはタイムシェアのいいところですよね。

でも人気の高かったシーリングファンは以前のままです。

ラナイに出てみましょう♪

パンデミック前のワイキキアンのラナイは、はっきり言って椅子もテーブルもボロボロでクッションも外されていましたが、綺麗なテーブルとイスに入れ替わっています。

そしてこんなデッキチェア風の椅子とサイドテーブルまで追加されているではないですか!これは嬉しい

こちらは31階からのパーシャルオーシャンビュー。サンセットタイムのラナイが楽しくなりそうですね。

ベッドルームを見てみましょう。

ベッドボードあたりが大きく改装されています。なかなか良いではないですか~

ドロワーも白系でちょっとファンシーな感じ

グランドワイキキアン好きのオーナー様に一番人気の大きなお風呂は健在です。このお風呂に足を延ばしてゆっくり浸かるのがワイキキアンの楽しみですよね。

そしてリノベーションされたバスルームには、なんとこんな大きな鏡が!デカ!

シャワーはハンドタイプで手すりががっちりついています。

トイレもウオッシュレットで安心です。

キッチンの家具や電化製品も入れ替わりました

珍しかった黒い冷蔵庫はシルバーに

洗濯機・乾燥機も最新のものに入れ替わりました。これだけでも結構な費用ですね。

食洗器も新調

電子レンジもサムソン製に代わっています

コンロもオーブンもおニューです。

これだけのリノベーションをハワイで自分でやったらとんでもない時間とお金(そしてストレス!)がかかりますが、タイムシェアなら1週間分の管理費を払うだけでぜーんぶやってくれて、常に綺麗な状態で使えるのですごく楽ですよね。

帰りにグレートローンに寄り道したら、沢山の人が並んでいました

そうなんです。パンデミックになってから、ルアウショーはパーキングのビルの屋上からグレートローンに場所が変わりました。ここの方が芝生で海も見えて気持ちいいですよね。

グレートローンのルアウ、気持ち良さそう~

あっ、そうそう。6月からヒルトン花火も復活していますよ。

 

 

ハワイには猛暑もないし、マスクも要りませんよ~。早くワイキキのホームに帰ってきてくださいね~

お待ちしています!