昨日(6月24日)午後2時半、ハワイ州知事が会見を行い、8月1日よりハワイ州外からの渡航者に対する「2週間の自己検疫」が免除されることが発表されました。自己検疫免除の条件としては、ハワイ州の保険局により認定された業者によって、ハワイ到着より72時間前以内にPCRテストを行い、陰性であることを証明することとなっています。
業者はハワイではロングス・ドラッグスのブランドでお馴染みのCVSファーマシーと提携するようで、全米中で検査が受けられるようです。
これによりアメリカ本土からのお客様が検疫なしでハワイに来れるようになりますので、今朝のYahooのトップページにこの記事が出ていました。
さて、次は日本のお客様がどうなるかなのですが、これには日本側の対応が必要となります。
まず現在、日本においてアメリカは「渡航中止勧告」の対象となっています。(外務省 海外安全ホームページ)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcareahazardinfo_19.html
更に、アメリカから帰って来た場合も14日間の待機要請があります。(水際対策の抜本的強化に関するQ&A)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q2-1
更に日本で陰性を証明するためにPCRテストを受けられる業者は多くはありませんし、費用も4万円くらいかかるようです。
このあたりが日本からお客様をお迎えするあたっての大きな課題です。
特にこの問題はハワイ州の問題ではなく、アメリカと日本の問題になってしまうので、日本側でハワイだけ渡航中止先から外すようなことが可能なのか、帰国時の取り扱いについてもハワイからの帰国者だけ特別取り扱いができるのか?この辺はかなり難しいところではあると思います。ただ依然としてハワイは全米で最も安全な州であることは間違いなく、昨日の新規感染者は16名。
アメリカ全体では昨日、38115名と過去最高の新規感染者が出ました。テキサス、フロリダ、カリフォルニアは共に5000名以上だそうです。1日で5000名とは桁違いですね~。人口の違いは大きいものの、普段、ハワイの感染者は一桁ですので、アメリカの中でもいかにハワイが特別かがわかると思います。
重たい課題はあるものの、ハワイ州外からのお客様をお迎えするにあたって、大きな一歩を踏み出したことには間違いありません。
8月1日まであと5週間。この間になんとか日本のお客様をお迎えできる体制が進んでくれないか?と祈るばかりです。