さて、今回から2回連続で神秘の泉「セノーテ」をご紹介します。
このセノーテ、カンクンのあるユカタン半島には沢山ある地層が陥没してできた泉です。
ユカタン半島は石灰岩地層のため、水が地表を流れず地下にしみ込んでしまい、地上には川がないのだそうです。セノーテはその地下を流れる水脈の上部にある表土が陥没してできたもので、ユカタン半島には何百もあるそうです。マヤ時代は水は非常に貴重なものだったので、セノーテがある所を選んで都市が作られたそうです。
このセノーテ、最近「ナショナルジオグラフィック」にも特集されたんですね。(2013年8月号)
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20130719/358610/
その沢山あるセノーテの中で最初に訪れたのは「セノーテ・イク・キル」です。「イク・キル」はマヤ語で「風の吹く場所」を意味するそうです。チチェン・イッツァから車で10分ほどのところにあり、チチェン・イッツァのツアーにセットになっています。
ツアーで訪れる方が多いのでしょう。施設はかなり整っています。駐車場やゲートもあって今回のツアーでは全員、ライフジャケットを支給されました。
更衣室・トイレもキレイです。
着替えをしたらここでシャワーを浴びて
この階段を下りてセノーテに向かいます。
階段の途中からセノーテが見えました。なかなか大きいです。
洞窟のような階段をどんどん下りていくと
セノーテに到着。緑がいっぱいで上から光が差し込むと幻想的な景色になります。
深いところでは20~30mもあるそうで、脇の階段から飛び込みをすることもできます。もちろんおじさんも挑戦しました。
ライフジャケットをつけているので水の中でも楽々。
こんな景色を眺めながらプカプカ浮いてます。ただ水は結構冷たいのであまり長居はできません。また透明度は思ったほどではないので、15分くらいで切り上げました。
着替えてランチの時間です。更衣室の前ではこんなショーダンサーがいました。観光スポットなんですね。
水に浸かってさっぱりした後はここでメキシカンビュッフェのランチ。
まあ、よくある「観光ツアーの食事」という感じで味は可もなく不可もなく。タイムシェアのオーナーになってから暫くツアーに参加していなかったので、やっぱりツアーは窮屈です。自分の食べたいものを自分の食べたいところで食べたいです。タイムシェアのオーナーになって団体旅行に戻れない身体になってしまったようです。
帰り道、テキーラの工場と畑を車窓から見せてくれました。テキーラの原料はこのアガべ(「リュウゼツラン(龍舌蘭))
というアロエに近い植物です。
工場見学や試飲ができるところもあるそうですが、今回は時間の関係でパス。でも食事の時にはよくテキーラを飲みました。ライムをかじりながら飲むとあんまり酔わないし、残らないのですっかり気に入っちゃいました。
この「セノーテ・イク・キル」。期待に反してかなりイマイチだったので、翌日、日本でも有名な「グラン・セノーテ」に梯子しました。
次回はグラン・セノーテでのシュノーケリングをご紹介します。