市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

大同有害スラグ問題を斬る!・・・市民団体の「スラグ学習会」の集会でスラグ問題について当会が講演

2016-02-08 01:08:00 | スラグ不法投棄問題
■2月5日にこのブログでご案内させていただきましたが、市民団体「STOP八ッ場ダム・市民ネット」(代表:鈴木郁子氏)の要請で、2月7日(日)午後1時30分から高崎市民活動センター「ソシアス」2階の第2学習室で、「スラグ学習会」と銘打った集会において、群馬県における有害スラグ問題全般について当会の代表が講師として説明をしました。


北側の日陰にまだ雪が残る高崎市民活動センター「ソシアス」。学習会場は2階の第2学習室。

 ショートノーティスであったこともあり、参加者が少ないことが懸念されましたが、毎日新聞で案内記事を出してくれたおかげもあり、15名ほど参加者がありました。マスコミ関係では上毛新聞から取材にこられました。
※上毛新聞2016年2月8日朝刊P16地域総合面→20160208_jomosinbun_page16_chiikisogo.pdf


 参加者の中には、千葉県や東京都から来られたかたもいらっしゃいました。

 当会代表から、パワーポイントを使って1時10分にわたり、スラグの歴史や現状、その生成過程、なぜ群馬県で不法投棄が行われるようになったのか、など、鉄鋼スラグにより引き起こされるさまざまな問題を紹介しました。
※PPT資料「スラグとは(1)」→xoipj.ppt
※PPT資料「スラグとは(2)」→xoiqj.ppt
※PPT資料「スラグとは(3)」→xoirj.ppt
※PPT資料「スラグとは(4)」→xoisj.ppt

 講演終了後、1時間半ほど参加者の皆さんとの茶話会が開かれました。千葉県からの参加者から、最近話題となっている新日鉄住金が排出したスラグ「ジオタイザー」24万トンが袖ケ浦市内に埋め込まれている事件や、新日鉄住金の君津工場内に大同特殊鋼関連とみられる施設が存在している、という話がありました。

 また、東京都から参加した方は、上流の群馬県でこのような有害物質を含んだサンパイが大量に、かつ広域に投棄されてきた実態について知ったので、下流で有害物質の入った滲出水を飲まされる東京在住者にも、もっとよくこの問題について、関心を喚起したいとする話が出ました。

 その他、渋川市からの参加者らからは、学校施設内に登記された有害スラグは、舗装で蓋をするのではなく、きちんと全量完全撤去したうえで、安全な土木資材を使って埋め戻し、現況復帰をすべきであり、保護者をはじめ、渋川市民みんなの行動喚起がこの問題の解決にとって不可欠であることを確認しました。

 なお、スラグ学習会の第2弾は、同じく、STOP八ッ場ダム市民ネット主催で、2月21日(日)10時半から渋川市内のスラグ投棄現場で見学会が開催される予定です。


学習会が開催されたソシアス2階第2学習室の様子。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
コメント
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