マーシャと白い鳥/M・プラートフ再話 出久根育児・文・絵/偕成社/2005年初版
ロシアの昔話によく出てくるバーバヤガーが登場する絵本。
両親はマーシャに弟の面倒をみてねとたのんで町のいちばにでかけます。マーシャがともだちのところに遊びにいっているうちに、弟は白い鳥につれさられます。
マーシャは、弟をさがしにいく途中で
土でできたペチカにまきをほおり込んであげ、
赤い実をつけたリンゴの木の実をふりおとしてかるくしてあげ、
さらにミルクの小川のながれをとめていた石をどかしてあげます。
マーシャはバーバーヤガーのところにいる弟をかかえて逃げ出すが、途中でミルクの小川、リンゴの木、ペチカの助けをかりて、弟を無事に助け出します。
チーズの岸をミルクがながれていたり、お話の中にはでてこないフクロウが描かれたり、バーバヤガーのイメージが伝わってきます。
幻想的ですが、もう少し明るいイメージがあってもよさそう。
昔話のリズムが感じられる絵本。