先日泊まられたお客様に話を聞いていると、野鳥マニアとのこと。いわゆるバードウオッチングということで、過去には八郎潟でハクガンを見にわざわざ来られた方がいました。
今回のお客様の目的は「サンコウチョウ(三光鳥)」という鳥。渡り鳥で今の時期にちょうど秋田近辺に来るそうで、能代の風の松原(海岸)や秋田市の高清水公園、大平山の秋田市植物園などで目撃情報があるようです。
新しい趣味を探している中で、お客様の趣味に便乗してみようかと考えることが度々ありますが、さすがに野鳥観察は自分にはあいそうもありません。聞けばかなり長時間、鳥が来るのを待つ必要があり、今回のサンコウチョウは巣場と水場を行き来しており、数時間の待機もあり得るとのこと。気が長くないとできないと、お客様にも言われました。
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(参考・サンコウチョウ)
長い尾とコバルトブルーのアイリングが特徴のサンコウチョウ(スズメ目カササギヒタキ科)。
オスは、特異的に尾が長いが、メスは尾羽が短い。共にアイリングとクチバシは鮮やかなブルーで美しい。5月下旬頃、スギ林の暗い沢沿いの林に行くと、美しい鳴き声が聞こえてくる。姿、鳴き声ともに美しいことから、野鳥ファンに人気が高い。
夏鳥として渡来し、本州から屋久島までの各地で普通に繁殖する。平地から山地の針葉樹林に棲息し、付近に沢の流れがある薄暗いスギ林を好む傾向がある。しかし、近年、越冬地の熱帯降雨林の減少などによって激減し、なかなかお目にかかれない珍しい鳥になったと言われている。
名前の由来は「月、日、星、ホイホイホイ」と、聞こえることから、「3つの光の鳥」=「三光鳥」と名付けられた。また静岡県の県鳥に選ばれ、サッカーチームジュビロ磐田のエンブレムにも描かれているとのこと。
のち