先月の石巻弾丸温泉ツアーの3日目。昨日までに石巻から東、気仙沼までの地域はほぼ終わったので、早く目覚めて朝から松島へ。前日に断念した湯ノ原温泉・霊泉亭。外見は湯治宿なので、内部もボロボロかと思いきや、数年前に改装したとのことで、入口から脱衣所、浴室ともとてもきれいでした。
入浴料500円。単純冷鉱泉で源泉13.1、pH7.3のお湯を加水なし、加温、循環、消毒ありで使用。浴室には内湯が一つだけ。無色透明、無味、消毒臭のお湯で、少しぬるめの設定になっているようでした。ここは天長年間(830年頃)に慈覚大師の唱える法力によって、この地の岩場より湧き出たのが始まりとのこと。その後、松島の瑞巌寺百十三世住職が重病になった時にこの冷鉱泉を沸かして入浴したところたちどころに全快したので、住職はこの地を霊泉亭と命名し、病人に湯治を進めたと云われるそうです。
湯ノ原温泉の後、松島の高級ホテルは、午後からの入浴が多く、朝からは入れる施設がないため、松島での入浴はあきらめ、利府町の道珍坊温泉・富士乃屋に向かいました。名前から寺院のようなものを想像していましたが、逆に民家?!それも仙台の新興住宅地の谷間にぽつんとある昔ながらの湯治宿と、タイムスリップ空間。ここは西暦800年頃に発見され、寛延年間に旅僧道珍和尚により霊泉として湯治場が開かれたという温泉。昭和初期までは続いたが、その後一時休業、平成に入り再開されたという施設です。
入浴料500円(1時間限定)。アルカリ性冷鉱泉で源泉17.3℃、pH9.1のお湯を加水なし、加温、循環、消毒ありで使用。浴室には内風呂が一つだけ。無色透明、無味、消毒臭のお湯で、湯口から時折、循環湯が出ていました。癖のないお湯でお湯自体は一般受けしそうですが、その雰囲気は昔ながらの湯治場風情が残っており、周辺の人が手軽にというには、少し敷居の高いものかもしれません。のち
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