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漢方の「保険外し」に学会危機感

2015年08月07日 09時09分46秒 | 医療情報
漢方の「保険外し」に学会危機感 日本東洋医学会、医師処方の重要性を強調

日本東洋医学会2015年8月6日(木)配信 一般内科疾患投薬に関わる問題その他

 日本東洋医学会はこのほど、国レベルで漢方薬を保険診療から除外する動きが見られるとして、医師が処方する漢方薬に関する主張を学会ホームページに公開した。内閣府や財務省の会議などで行われている漢方薬と保険給付に関する議論を根拠に、危機感を募らせている。同学会では、医師が処方する漢方薬が国の医療費削減や患者のQOL改善に寄与しているとして、漢方薬の保険適用維持を呼び掛けている。

 日本東洋医学会の主張は、ホームページに掲載した「漢方薬を保険から外す案が浮上しています!」と題した資料に記されている。内閣府の経済財政諮問会議や財務省の財政制度等審議会財政制度分科会では、漢方薬を保険適用薬から除外する案が出てきているという。

 これに対し同学会は、医師が患者を診察して処方する漢方薬と市販の漢方薬には違いがあり、患者の心身を総合的に診る医師は「漢方薬がないと治す力を発揮できない」と主張。医師が漢方薬を処方することで、他の高額な薬剤の使用を減らせるため、患者の自己負担や国の医療費を削減できるほか、医師が処方する漢方薬を適切に使用すれば患者のQOLが改善されるとして、保険適用の漢方薬と市販薬を上手く使い分けるよう呼び掛けている。

「保険外し」は困ります。
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