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必要な回数接種を 峯小児科理事長・峯真人さん

2015年08月28日 11時38分45秒 | 医療情報
必要な回数接種を 峯小児科理事長・峯真人さん

臨床 2015年8月27日(木)配信毎日新聞社

Q 生ワクチンと不活化ワクチンは、どんな違いがありますか。

A 生ワクチンは毒性を弱めた細菌やウイルスそのものが成分で、1~2回の接種でかなり強い免疫が作られます。一方、不活化ワクチンは細菌やウイルスを殺し、免疫を作るのに必要な成分の毒性を弱めたものを接種し、本物の感染と勘違いさせるような形で免疫を作ります。3~4回と、生ワクチンより多く接種しなければ十分な免疫ができません。

Q 複数回必要なワクチンを、1回しか受けなかった場合はどうなりますか。

A 3~4回の接種が必要なワクチンを1回しか受けないと、効果はほとんどありません。一方、「ワクチンを打った」という記憶は体に残るので、残りの回数を遅れて接種しても一定の効果が期待できます。標準的な期間に接種した場合よりも効果は落ちますが、本来の接種時期をかなり過ぎていても必要な回数を受けるべきです。

Q 複数のワクチンを同時に接種しても問題はありませんか。

A 全く問題ありません。それぞれのワクチンの効果が同時に出ますし、接種率も上がり、複数の病気を地域から減らす効果があります。同時接種は、副反応が強いという印象を持つ人もいますが、発熱の確率が多少上がる程度です。【聞き手・南恵太
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肥満者の中性脂肪増加 脳から血中蓄積指示

2015年08月28日 11時18分34秒 | 医療情報
肥満者の中性脂肪増加 脳から血中蓄積指示

臨床 2015年8月26日(水)配信河北新報

 東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(代謝学)の研究グループは、肥満によって血中の中性脂肪が増える仕組みをマウスの実験で解き明かしたと発表した。動脈硬化症の予防薬開発につながる可能性がある。

 研究グループは、太っている人が食事をすると肝臓のアミノ酸が極端に増える現象に着目。通常体形のマウスの肝臓に大量のアミノ酸を蓄積させたところ、血中の中性脂肪が増えた。逆に太ったマウスを用い、アミノ酸の蓄積を肝臓から脳に伝える神経を切断すると、血中の中性脂肪は減った。

 肝臓でアミノ酸が増えると「栄養過多になった」との情報が脳に伝わる。脳は血中の中性脂肪が分解され、体内に吸収されるのを防ぐため、中性脂肪を血中にとどめておくよう酵素に指示。その結果血中の中性脂肪が増加すると考えられる(図)。

 血中の中性脂肪が増加すれば、動脈硬化など血管に悪影響を及ぼす。

 片桐教授は、アミノ酸の増加や中性脂肪を血中にとどめる信号をブロックする薬が開発されれば「太っても血中の中性脂肪を抑制し、動脈硬化を予防できる」と話す。
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受動喫煙の男性は喫煙者と同程度、歯周病の危険

2015年08月28日 11時17分03秒 | タバコ
受動喫煙の男性は喫煙者と同程度、歯周病の危険

臨床 2015年8月26日(水)配信読売新聞

 他人のたばこの煙を吸う受動喫煙をしている男性は、喫煙者と同程度、歯周病になる危険が高まるとする研究結果を国立がん研究センターと東京医科歯科大のグループがまとめた。

 同グループは2005年~06年に歯科検診を受けた1164人を対象に受動喫煙と喫煙、歯周病の関連を調べた。受動喫煙は「家庭で10年以上喫煙者と同居」「職場などで1日1時間以上喫煙者とほとんど毎日接する」などとした。

 分析の結果、重度の歯周病になる危険は、受動喫煙をしていない男性に比べ、家庭で受動喫煙をしていると約3・1倍、家庭とそれ以外の場所で受動喫煙をしていると約3・6倍高かった。喫煙者が歯周病になる危険は約3・3倍でほぼ同じだった。女性における受動喫煙と歯周病との関連はみられなかった。
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