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介護職員10倍の2万人に パナ18年度、採用を強化

2015年08月19日 11時10分37秒 | 医療情報
介護職員10倍の2万人に パナ18年度、採用を強化

その他 2015年8月18日(火)配信共同通信社

 パナソニックが介護事業の強化に乗り出している。需要拡大を見込み、2018年度までに主要な運営拠点を350カ所に増やすとともに、従業員数を現在の10倍以上の2万人規模にする。人手不足が慢性化している介護業界にあって、短時間勤務を認め資格取得も支援することで職場の環境を整え、人材の確保を目指す。

 パナソニックが重点的に展開するのは2種類の介護サービス事業だ。このうち、通所介護や短期入所など5種類の在宅サービスを提供する施設は、現在の2カ所から全国200カ所へ増やす。

 採用はこれまで、介護関係などの有資格者に限っていたが、未経験者にも広げる。16~18年度で新卒を計約千人、中途採用やパート社員を年数千人規模で採用し、現在の約1800人から1万8千人程度に増やす。

 週1回の勤務や、1日数時間の短時間勤務を可能とし、子育て中の女性でも働きやすくする。入社後に介護福祉士といった資格の取得も支援する。施設を運営する子会社の北村光(きたむら・ひかる)常務は「多様な働き方にあった制度をつくりたい」と話す。

 事業のもう一つの柱は、介護サービスを24時間提供する高齢者向け賃貸住宅だ。拠点数を現在の14から150へ増やし、従業員は約200人から3千人程度まで引き上げる計画。

 既に展開している訪問看護や訪問入浴のサービス拠点を加えると、全体の運営施設は400カ所を超える見込みだ。

 パナソニックは1998年に介護分野に参入した。介護用品の販売も手掛け、2014年度の売上高は280億円。これを25年度に2千億円まで引き上げる目標を掲げる。主力の住宅設備や家電、介護ロボットの開発、販売で相乗効果も狙う。



介護社会の質の向上を祈る。(婆)
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嫁にあまく、娘にきびしい 婆なり

2015年08月19日 11時05分43秒 | 
修行にも似る家族関係 香山リカのココロの万華鏡

その他 2015年8月18日(火)配信毎日新聞社

 お盆が終わると、診察室で「帰省はどうでしたか」という質問が増える。既婚の女性の場合、昔も今も「夫婦でそれぞれの実家に帰省した」という答えが返ってくることも多い。ただ、昔とは様変わりした点がある。それは、「夫の実家のほうが気が休まる」と話す女性が増えたことだ。

 「しゅうとめはやさしい人」「ゆっくりしなさいとごちそうを作ってくれます」などと笑顔で語り、一方、「実家の母は厳しく私をチェックする」「いまだに母の前では“いい子”にしていなければ許されない」と顔をしかめる人もいる。女性雑誌でときどき目にする「娘を支配する母親」といった特集に出てくるような話だ。

 この女性たちの夫の母がみな「やさしい人」で実母がみな「厳しい人」であるはずもないので、これは関係性の問題なのだろう。息子の妻には「いつもたいへんね」とねぎらう母も、自分の娘には「あなたの子育てじゃ孫が心配」と口出ししているのかもしれない。息子の妻はあくまで“親しい他人”なので節度ある対応ができるが、娘はいつまでも自分の一部のように思い込み、「もっとこうして」「どうしてできないの」と何も考えずに口に出してしまうのだ。

 診察室では「あまり真に受けずに受け流したら」などと助言するが、本人にとっては深刻な問題だ。「その場かぎり」ではすまず、子ども時代から注意されたり指示されたりしてきたことを思い出し、目の前の母親のひとことに重ね合わせがちだからだ。

 とはいえ、自分まで子ども時代に戻り、「そんなの、わかってるよ!」などと言い返したらもう最悪。母親も「あなたは全然変わってない。親の言うことを聞かないから中学受験にも失敗して……」などと昔話を持ち出し、どんどん険悪になるのは目に見えている。

 反省すべきは母親か、それとも娘が折れるべきか。もちろん人それぞれだが、私は娘側に「お母さんに気づかせて、あなたを尊重してもらうのはむずかしいと思いますよ。ここはあなたがさらにおとなになって、“お母さんったら相変わらずね”とどっしりかまえるしかないのでは」などとよく話す。「昔は昔」と過去を持ち出さず、「今だけ今だけ」と自分に言い聞かせる。

 なんだか修行みたい、と言われるかもしれないが、家族との関係は意外にむずかしく、ある意味で修行にも似ている。夏の帰省でぐったり疲れた人は、少し自分を癒やす時間も取ってほしい。(精神科医)
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5歳の娘「かゆい」と訴える 

2015年08月19日 11時00分33秒 | 医療情報
5歳の娘「かゆい」と訴える Dr.北村の女性クリニックへようこそ

その他 2015年8月18日(火)配信毎日新聞社

 Q 5歳の娘「かゆい」と訴える

 猛暑だからでしょうか。5歳になる娘がしばしば「あそこがかゆい」とデリケートゾーンの不快を訴えます。下着の汚れが目立つこともあって、小まめに替えていますが、婦人科に連れて行くべきでしょうか。(34歳・女性)

 A 膣炎の可能性。お尻の拭き方に注意

 自分の体温をも超えるような暑さに参ってしまっているのはオトナだけでなく子どもとて同じですよね。体の隅々から汗が噴き出ているわけですから、首、わきの下、股間がべとついて気持ち悪いのは、言葉に表せないほどです。

 気になるのは「あそこ」という言い方です。「膣(ちつ)の外側」「膣の内側」「おしっこが出るところ」「肛門のまわり」など部位を特定できるといいのですが、わが国では、まだまだ性器は特別なものというイメージがあって、表現方法が限られているのは致し方ないことなのでしょうね。

 思春期以降であれば、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの作用で、外陰部の皮膚や膣粘膜の抵抗が増し、膣の自浄作用が働きますので、病原菌の性器への侵入や増殖は阻止されますが、思春期前、しかも5歳ですから、エストロゲンの作用がないために容易に感染し、炎症が起きやすくなります。原因は大腸菌や連鎖球菌などいろいろですが、外陰部が不潔であること、特に排便の際のお尻の拭き方が問題になることが多いようです。洋式トイレを使用される場合には肛門周辺部を洗い流した後にも、トイレットペーパーを使うことが一般的ですが、両側の大腿(だいたい)部が便座に接しているために、股間に手を入れてお尻を拭くことになります。その際、肛門から膣の方に拭き上げて大腸菌感染を招いてしまいかねません。膣から肛門側に拭くトイレ習慣を身につけさせてください。

 子どもであっても、自分の性器に触れることで快感を覚えることは決してまれではありません。マスターベーションと呼ばれる行為によって下着が汚れることもあります。下着の素材によってはかゆみの原因になります。

 思春期クリニックでの自身の経験ですが、性的遊びの結果なのでしょうか、膣内に挿入した異物がとれなくなり、それが長期に及んで膣炎を起こし、おりものが増えた、かゆいという訴えで来院された方もいます。膣の中から小さなブロックを取り出すことになりました。本人の自覚が乏しいことから、このような事態がなぜ起こったかを親に話すことはありません。下着の汚れが目立っていることに親が気づき、外来で受診されるのが一般的です。異物があれば早めに除去する必要がありますし、その他の原因で膣炎にまで発展しているのであれば原因菌に対する治療薬が投与されます。

 日常生活、特にお尻の拭き方などについては、丁寧に話をして習慣化させてください。(日本家族計画協会クリニック所長、北村邦夫)=毎週火曜掲載
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甘い飲み物でリスク増 

2015年08月19日 10時55分21秒 | 医療情報
甘い飲み物でリスク増 「医療新世紀」

その他 2015年8月18日(火)配信共同通信社

 砂糖入りの飲み物を飲む習慣は、肥満かどうかに関係なく、2型糖尿病のリスクを高めるという研究結果を英ケンブリッジ大や京都大などのチームが英医学誌BMJに発表した。

 甘い飲み物と2型糖尿病の関連を調べた17件の研究をまとめて解析した結果で、人工甘味料入りの飲み物やフルーツジュースを飲む習慣も、2型糖尿病予防の観点からは好ましくないという。

 チームの予測では、砂糖入りの飲み物の消費量が今のままだと、そのために10年間で、米国で約200万人、英国で約8万人の2型糖尿病患者が出る。経済的負担は、米国が約2兆円、英国が約400億円に上る。
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障害年金を問う―不公平なくせるか

2015年08月19日 10時04分20秒 | 医療情報
地域のばらつき改善図る 不合理なくし利用しやすく 「障害年金を問う―不公平なくせるか」樽見英樹・厚労省年金管理審議官

行政・政治 2015年8月18日(火)配信共同通信社

 国の障害年金をめぐり、支給・不支給の判定に大きな地域差がある問題や、支給条件の「官民格差」が判明し、厚生労働省がこのほど対策を打ち出した。不公平はなくせるのか。

 障害年金は、公正かつ客観的に支給の対象者を確定することが重要だが、地域差に見られるように課題も多い。障害の特性に応じた支給判定の基準を設け、審査の体制を整えることが大事。本当に必要な人が利用しやすくなるよう、いくつかの見直しをした。

 申請して不支給と判定される人の割合に地域差がある点だが、精神障害や知的障害の人たちの間で偏りが大きい。そこで判定に関する数値指標を盛り込んだガイドラインを7月末にまとめた。ばらつきは相当程度、抑えられるのではないか。

 日本年金機構が委託した認定医たちが1人で支給か不支給かを判断していることも批判を受けた。ただ、介護保険制度のように複数の専門家らによる合議体で判定するのは、費用対効果を考えると実現が難しい。認定医の確保も課題だ。

 (公務員優遇の官民格差が発覚した)支給条件の一つである「初診日」の証明は、基準を緩和して共済年金と厚生年金で条件をそろえるよう改める。初めて医療機関を受診したのが数十年前というケースもある。当時のカルテが見つからなくても、健康保険の記録などの参考資料で判断できる場合は、できるだけ申し立てを認める。何が参考資料となるかの事例集も作りたい。

 保険料を一定期間納めていて要件を満たせば、初診日を厳密に何月何日と確定しなくてもよいようにする。国民の目に「不合理だ」と映るような運用は改善すると思う。

 年金事務所の窓口で「どうせ年金は受けられませんよ」などと言って対応するのは不適切だ。門前払いはあってはならない。丁寧に説明するよう、年金機構で改善に取り組んでいる。

 障害年金に詳しい専門の職員を年金事務所に配置してほしいという要望もある。だが年金機構の職員の定員は決まっている。例えば特定の曜日だけでも配置できないかなど、業務全体のバランスを考えて検討したい。

  
 たるみ・ひでき 83年旧厚生省入り。厚労省人事課長などを経て13年から現職。55歳。
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