京都の助産師かばん、「母と暮らせば」登場 吉永小百合さん使用
その他 2016年1月8日 (金)配信京都新聞
公開中の山田洋次監督の最新映画「母と暮せば」に、京都府亀岡市の助産師が使っていた往診用のかばんが小道具として登場している。吉永小百合さん演じる助産師のものという設定で、制作スタッフが本物にこだわって探し当てた。かばんは、所蔵する市文化資料館(同市古世町)で展示している。
映画は長崎原爆がテーマで、助産師の女性の前に、3年前に原爆で亡くなった息子(二宮和也さん)が現れるというファンタジー。
かばんは同市篠町柏原で助産院を開いていた故畑静子さんの遺品で、市文化資料館に寄贈されていた。制作スタッフが小道具を探していたところ、同資料館が3年前に開いた企画展「かめおか子育て物語」で展示されていたのをインターネットで見つけ、借用を申し出た。
かばんは黒の革製で底幅が広く、横からは三角形に見える。持ち手が変形するなど長年使い込まれた形跡がある。制作スタッフは「小道具の会社が扱っているかばんだとひと回り大きく、小柄な吉永さんには合わない。ちょうど良いバランスで品のある形の物が見つかってうれしかった」とパンフレットに記している。映画では往診シーンなどに度々登場している。
資料館では、吉永さんのサイン入りの企画展図録とともに展示している。撮影現場を見学した同資料館の上甲典子学芸員は「吉永さんは『私も生まれたとき産婆さんに取り上げてもらいました』と話してくれた。館が所蔵する資料の新たな活用法となった」と話している。本年度末まで展示予定。ロビー展のため無料。
その他 2016年1月8日 (金)配信京都新聞
公開中の山田洋次監督の最新映画「母と暮せば」に、京都府亀岡市の助産師が使っていた往診用のかばんが小道具として登場している。吉永小百合さん演じる助産師のものという設定で、制作スタッフが本物にこだわって探し当てた。かばんは、所蔵する市文化資料館(同市古世町)で展示している。
映画は長崎原爆がテーマで、助産師の女性の前に、3年前に原爆で亡くなった息子(二宮和也さん)が現れるというファンタジー。
かばんは同市篠町柏原で助産院を開いていた故畑静子さんの遺品で、市文化資料館に寄贈されていた。制作スタッフが小道具を探していたところ、同資料館が3年前に開いた企画展「かめおか子育て物語」で展示されていたのをインターネットで見つけ、借用を申し出た。
かばんは黒の革製で底幅が広く、横からは三角形に見える。持ち手が変形するなど長年使い込まれた形跡がある。制作スタッフは「小道具の会社が扱っているかばんだとひと回り大きく、小柄な吉永さんには合わない。ちょうど良いバランスで品のある形の物が見つかってうれしかった」とパンフレットに記している。映画では往診シーンなどに度々登場している。
資料館では、吉永さんのサイン入りの企画展図録とともに展示している。撮影現場を見学した同資料館の上甲典子学芸員は「吉永さんは『私も生まれたとき産婆さんに取り上げてもらいました』と話してくれた。館が所蔵する資料の新たな活用法となった」と話している。本年度末まで展示予定。ロビー展のため無料。