ノンストップ! 「がん生存率から見えたがん治療 検診最前線」【1月26日放送】
テレビ 2016年1月28日 (木)配信Live on TV
01月26日(火)09時50分~11時25分/フジテレビ
がんは日本人の死因トップで、去年では今井雅之さんが大腸がんで、川島なお美さんが胆管がんで亡くなるなどしている。約37万人が命を落としているという。国立がん研究センターは先週水曜日、がんの10年間の生存率を発表した。森田豊先生をスタジオで迎えて解説してもらう。
がんでは5年の生存確率が公表されていたが、がんは長期的な病気のため10年間で病気を見たほうが意味があるという。がんによって生存率に大きな差があるという。肝臓がん、すい臓がんに関しては生存率が低いとなっている。その背景には症状がでにくいということがあるという。女性と男性だと、飲酒と喫煙をしない女性の方が生存率が高いという。
10年前と今年の生存率ではどのがんも生存率がアップしている。乳がんなどは10%上がっている。
最新がん治療
がん治療は現在手術支援ロボットで行われることもあり、医師の指示で執刀を行ない2~3本のアームで手術するという。手術支援ロボット「ダビンチ」では開腹手術は行わず穴を開けてアームをいれるため臓器への負担が少なくなり、術後の回復が早まる効果があるという。全国に約200台設置されているという。
放射線治療は従来正常な細胞も壊していたが、最新放射治療「サイバーナイフ」は100~200本の微弱な放射線を様々な角度からがん細胞に照射することで、正常な細胞を壊さずに治療できるという。治療費用は60万円からで、脳腫瘍や肺がん、肝臓がんなどに保険が適用されるという。
これまでは開腹手術を行なっていたことが、ロボットが行なっていることはびっくりしたと話した。技術は心配なところがあるが、ダビンチ手術の第一人者宇山一郎教授によると、手術を受ける際には、ダビンチでの執刀経験があるか確認すると良いという。
G47Δといわれるがん細胞を殺すウイルスが臨床試験中だという。3年後の実用化を目指しているという。がんの検診ではプロテオチップと呼ばれる、今年から実用化が予定されている血液1滴でがんが発見できる方法があるという。
今年実用化へ 最新がん治療検診「血液一滴でがん判明」
がん患者の場合、採取した血液が緑に発光するという。プロテオチップは神戸の企業マイテックと昭和大学江東豊洲病院消化器センターチームが開発したもので、胃がん・大腸がん・すい臓がんなども見分けられるという。
実用化された直後は数万円で受けられるとおもうが、自治体の援助がされれば、ワンコインで受けられるようになるかもしれないと解説された。尿一滴でがん検診を受けることも研究が進んでいるという。線虫を使用し、がん患者の尿を見分けているという。
近い未来の検診では体の負担が少なくなり、1つの検診でがんの種類がわかることも不可能ではないという。
テレビ 2016年1月28日 (木)配信Live on TV
01月26日(火)09時50分~11時25分/フジテレビ
がんは日本人の死因トップで、去年では今井雅之さんが大腸がんで、川島なお美さんが胆管がんで亡くなるなどしている。約37万人が命を落としているという。国立がん研究センターは先週水曜日、がんの10年間の生存率を発表した。森田豊先生をスタジオで迎えて解説してもらう。
がんでは5年の生存確率が公表されていたが、がんは長期的な病気のため10年間で病気を見たほうが意味があるという。がんによって生存率に大きな差があるという。肝臓がん、すい臓がんに関しては生存率が低いとなっている。その背景には症状がでにくいということがあるという。女性と男性だと、飲酒と喫煙をしない女性の方が生存率が高いという。
10年前と今年の生存率ではどのがんも生存率がアップしている。乳がんなどは10%上がっている。
最新がん治療
がん治療は現在手術支援ロボットで行われることもあり、医師の指示で執刀を行ない2~3本のアームで手術するという。手術支援ロボット「ダビンチ」では開腹手術は行わず穴を開けてアームをいれるため臓器への負担が少なくなり、術後の回復が早まる効果があるという。全国に約200台設置されているという。
放射線治療は従来正常な細胞も壊していたが、最新放射治療「サイバーナイフ」は100~200本の微弱な放射線を様々な角度からがん細胞に照射することで、正常な細胞を壊さずに治療できるという。治療費用は60万円からで、脳腫瘍や肺がん、肝臓がんなどに保険が適用されるという。
これまでは開腹手術を行なっていたことが、ロボットが行なっていることはびっくりしたと話した。技術は心配なところがあるが、ダビンチ手術の第一人者宇山一郎教授によると、手術を受ける際には、ダビンチでの執刀経験があるか確認すると良いという。
G47Δといわれるがん細胞を殺すウイルスが臨床試験中だという。3年後の実用化を目指しているという。がんの検診ではプロテオチップと呼ばれる、今年から実用化が予定されている血液1滴でがんが発見できる方法があるという。
今年実用化へ 最新がん治療検診「血液一滴でがん判明」
がん患者の場合、採取した血液が緑に発光するという。プロテオチップは神戸の企業マイテックと昭和大学江東豊洲病院消化器センターチームが開発したもので、胃がん・大腸がん・すい臓がんなども見分けられるという。
実用化された直後は数万円で受けられるとおもうが、自治体の援助がされれば、ワンコインで受けられるようになるかもしれないと解説された。尿一滴でがん検診を受けることも研究が進んでいるという。線虫を使用し、がん患者の尿を見分けているという。
近い未来の検診では体の負担が少なくなり、1つの検診でがんの種類がわかることも不可能ではないという。