8週間、性交渉を控えるなど…ジカ熱の注意情報更新
2016年6月17日 (金)配信読売新聞
ブラジルなどで感染が広がるジカウイルス感染症(ジカ熱)について、国立感染症研究所は15日、ホームページ上で公表している注意情報を更新すると発表した。
ジカ熱は蚊が媒介するほか、性交渉でも感染する。妊婦が感染すると、小頭症の赤ちゃんが生まれるリスクが高まる。
新しい注意情報では、流行地から帰国した場合、症状がなくても、8週間は性交渉を控えるか、コンドームを使用すべきだとした。
発症後41日間は感染力が残っている可能性があるなどの研究結果が明らかになったため、現行の4週間を2倍に延ばした。
治療・予防
痛みや発熱に対して解熱鎮痛剤を投与する程度にとどまることがほとんどである。脱水症状が強い場合は輸液も実施する。予防に関しては、日中に蚊(ヤブカ)に刺されない工夫が重要である。具体的には、長袖服・長ズボンの着用、昆虫忌避剤(DEETを含むものが効果が高い)の使用などである。また、妊婦あるいは妊娠の可能性のある女性はジカ熱流行地への渡航を避けることが望ましい。
2016年6月17日 (金)配信読売新聞
ブラジルなどで感染が広がるジカウイルス感染症(ジカ熱)について、国立感染症研究所は15日、ホームページ上で公表している注意情報を更新すると発表した。
ジカ熱は蚊が媒介するほか、性交渉でも感染する。妊婦が感染すると、小頭症の赤ちゃんが生まれるリスクが高まる。
新しい注意情報では、流行地から帰国した場合、症状がなくても、8週間は性交渉を控えるか、コンドームを使用すべきだとした。
発症後41日間は感染力が残っている可能性があるなどの研究結果が明らかになったため、現行の4週間を2倍に延ばした。
治療・予防
痛みや発熱に対して解熱鎮痛剤を投与する程度にとどまることがほとんどである。脱水症状が強い場合は輸液も実施する。予防に関しては、日中に蚊(ヤブカ)に刺されない工夫が重要である。具体的には、長袖服・長ズボンの着用、昆虫忌避剤(DEETを含むものが効果が高い)の使用などである。また、妊婦あるいは妊娠の可能性のある女性はジカ熱流行地への渡航を避けることが望ましい。