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社会保障費70兆円増 2040年度、高齢化で 暮らし大型Q&A「ニュース早分かり」社会保障費将来推計

2018年07月03日 23時46分05秒 | 行政
社会保障費70兆円増 2040年度、高齢化で 暮らし大型Q&A「ニュース早分かり」社会保障費将来推計
2018年6月25日 (月)配信共同通信社

 政府が2040年度の社会保障給付費の推計を公表しました。
 Q 社会保障給付費とは何ですか。
 A 医療や介護、年金、子育て施策といった社会保障関係の公的制度に充てる費用です。障害者福祉サービスや生活保護、雇用保険の給付なども含まれます。国民が支払う社会保険料や税金で賄われていて、患者の窓口負担や介護サービスの利用者負担は含まれません。国立社会保障・人口問題研究所の統計によると1980年度は24兆8千億円でしたが、90年度は47兆4千億円、2000年度は78兆4千億円、10年度は105兆4千億円と増え続けています。
 Q 40年度の推計は。
 A 5月に政府が公表した推計によると、40年度の給付費全体は188兆2千億~190兆円で、18年度の121兆3千億円から70兆円近く増える見通しです。18年度予算の一般会計総額が98兆円弱であることを考えると、規模の大きさが分かります。国内総生産(GDP)比で見ると、18年度から2ポイントほど増えて23・8~24・0%になります。内訳は、年金が73兆2千億円、医療が66兆7千億円か68兆5千億円、介護が25兆8千億円、子ども・子育てが13兆1千億円、生活保護などの「その他」が9兆4千億円でした。医療は前提を変えて2通りの推計を出しています。
 Q どの分野が特に増えるのですか。
 A 金額はどの分野も増えますが、GDP比で見ると高齢化の進行で医療は1・4~1・7ポイント、介護は1・4ポイント増えます。特に介護は地域のニーズに応じたサービスの充実などで大きく伸び、金額ベースでは2・4倍にもなります。一方、年金は0・8ポイント減ります。会社員や公務員が加入する厚生年金の支給開始年齢が段階的に引き上げられていることや、「マクロ経済スライド」という支給水準を抑える措置が導入されていることが要因です。
 Q なぜいま40年度の推計を出したのですか。
 A 12年に与野党が合意した「社会保障と税の一体改革」で、社会保障の充実と、財源確保のために消費税率を10%に引き上げることが打ち出されました。政府はこれまで一体改革の路線に沿って、団塊の世代全員が75歳以上になる25年度を意識した政策を進めてきました。一連の改革は19年10月に実施予定の消費税増税で区切りを迎えます。人口構造が激変するなか、政府は今後の社会保障の在り方について新たに議論するための素材として、高齢者数がピークに近づく40年度の推計を出しました。
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報道特集 変わる食物アレルギーの常識

2018年07月03日 23時44分44秒 | 行政
報道特集 変わる食物アレルギーの常識
テレビ 2018年6月25日 (月)配信Live on TV

6月23日(土) 17時30分~18時50分/6ch TBS
食物アレルギーと向き合って
 渋谷区に住む想くんは1日3回、食事前に口周りに保湿剤を塗る。生後間もなくアトピー性皮膚炎を発祥、専門医になかなか出会えず、1歳を迎え「牛乳アレルギー」と診断。乳児の1割が患者だという食物アレルギーは、特定の食物の摂取後に起こる免疫の過剰反応でかゆみ・じんましん等の症状が出る。家族全員で牛乳を除去した同メニューを食べるようにしている。1歳をすぎ、国立成育医療研究センターに転院、牛乳を毎日ごく少量飲むことでアレルギーを抑えようとする経口免疫療法を行う。反応の出ないごく少量から注射器を用い正確に計量、0.01ccから始めた。アナフィラキシーショックから患者をまもるエピペンという注射は、ショックを和らげ症状進行を一時的に緩和。池内さん一家は必ず持ち歩くようにしている。出先での事故の可能性が高いと話す。2年間は1ccでもアレルギー症状が出ていたが、最近経口免疫療法を卒業。乳製品を好きなだけ摂れるようになった。
食物アレルギーの常識が変わる
 これまで食物アレルギーは、一定の年齢になるまでアレルギー食品を除去するよう指導していたが、食物アレルギーを増やす結果になることがわかってきた。卵アレルギーに関する日本の臨床研究では、生後6か月の早い段階から摂取したほうが予防に良く、食べないことで予防することは非常に困難ということがわかっている。食物アレルギーと向き合う池内さん一家は、第二子は食物アレルギーにならないよう主治医に相談。新しい考え方では、食物制限せず早い段階から離乳食を開始。皮膚からアレルギー食品が入らないよう生まれた直後からスキンケアを徹底することを指導された。初期から治療出来たため加熱した卵なら食べられるようになったと医師は語る。
常識を変えた免疫細胞とは
 人間の身体の中では食べたものを腸から吸収する。攻撃細胞が栄養を攻撃するのを抑える免疫細胞のTレグが作られる。Tレグは攻撃を指令する細胞とそれを受ける細胞の間に入り攻撃を抑える。腸内では食品ごとにTレグが作られている。また、Tレグを増やす腸内細菌が発見されるなど研究が進んでいる。
アトピーとの関係 最新の学説
 昨年日本小児科学会がまとめた提言では、アトピー性皮膚炎のある乳児は卵の摂取が遅いほどアレルギー発症のリスクが高まるため、医師管理のもと生後6か月からの卵の微量摂取開始を推奨としている。また、卵を食べ始める前にアトピー性皮膚炎を寛解させることが望ましいとされる。アトピー性皮膚炎のある子供の皮膚断面は、免疫細胞が外敵をすぐに捕まえようとしている。そのため荒れた肌から卵などのタンパク質が入ると敵とみなされ攻撃、食物アレルギーを発症する要因となる。食物として食べるとTレグが作られるため、アレルギー食品が皮膚から入る前に口に入れTレグを増やすと予防となる。
スキンケアでアレルギー予防
 皮膚からアレルギー食品が入らないように常に清潔にし、経皮感作を避けることが重要。国立成育医療センターのアレルギー科では正しいスキンケアを学ぶ子供アトピー教室を随時開催している。液体石鹸・水を混ぜ合わせて泡が作れるよう指導している。子供らは保湿剤の塗り方まで学ぶ。ポイントは、汚れは泡で包み洗い落とすこと、手で揉むように洗うこと、肘・膝などはしわを伸ばして洗うこと。
食物アレルギー 最新の予防法で
 水戸さん一家は両親共にアレルギー体質のため、専門医の指導のもとで娘のアレルギー予防に取り組んでいる。産まれてすぐにスキンケアを開始、生後5ヵ月から離乳食を開始。卵を食べさせ卵アレルギーを予防しており、離乳食開始から半年で米5粒相当から25粒相当に増加。娘には食べる前に口周りの保湿を行う。卵入りの料理を残さず食べさせるためのメニュー工夫が大変だという。1日2回、保湿剤によるスキンケアの前に入浴させ全身を丁寧に洗う。しかし生後2ヵ月でアトピー性皮膚炎を発症、医師の指導のもとでプロアクティブ療法を開始。治療が功を奏し、1歳5ヵ月になっても娘は食物アレルギーを発症していない。5歳になるまで予防は続けるが、現時点では食物アレルギーをほぼ完璧に予防出来ている。父は「アレルギー物質の経口摂取は心配だったが現在なんでも食べられるようになりありがたい」と話す。医師は、早めにアトピー性皮膚炎を治療し食物アレルギーの予防という方向にシフトすると良いと話す。
 紹介した方法は予防であり、すでに食物アレルギーを発症している人は全く別。また専門医の指導のもとで行うように伝えた。親の負担が大きい点について、1日2回の保湿剤は必須のため工夫して負担の少ない方法を工夫してほしいとも。食物アレルギーは個人差の大きい病気のため、国立成育医療センターでは食物経口負荷試験を行い許容量の1/100から行っている。昔と比較し、先進国では食物アレルギーで悩む子供が増えている。農業・畜産業と接することで免疫細胞が鍛えられてきたが、現在の清潔な環境で十分にTレグが増えないことが原因ではないかとみられていると伝えた。
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先どり きょうの健康 「今さら聞けない!あなたの睡眠総点検 睡眠の誤解」

2018年07月03日 23時41分57秒 | 医療情報
先どり きょうの健康 「今さら聞けない!あなたの睡眠総点検 睡眠の誤解」
テレビ 2018年6月25日 (月)配信Live on TV

6月22日(金) 10時40分~10時55分/1ch NHK総合
睡眠総点検
 「眠くないがしばらく横になる」、「明日の朝が早いので早く寝る」、「睡眠は8時間を心がける」などの睡眠についての誤解をとくために、睡眠の正しい情報を日本大学の内山真教授が解説する。
不眠と睡眠不足
 睡眠は自分でコントロールできるものではなく、不眠は心身も不調になる。不眠とは時間はあるがよく眠れない状態で、睡眠不足は時間がなかったりすることで結果的に少なくなること。
睡眠のしくみ
 睡眠のしくみを解説。脳が疲れたことによるものと夜になったことで眠くなる2つがあるといい、前者だが脳は活動を続けると睡眠物質というものが増え、これが睡眠中枢である視床下部を活性化させ眠気を招くという。そして後者だが体内時計が体にはあるのだがこれはほぼ24時間周期で、朝は太陽の光でリセットさせ時報代わりになることで体は活発的になる。そして夜だが体は熱を放出させていることで徐々におやすみモードとなり、この1~2時間後に睡眠を引き起こすという。このため朝7時に光を浴びると午後10時におやすみモードとなり午前1時までに眠くなる。こうしたことを内山真教授は海外など時差ボケが良い例としていて、最初はずれているがこの光を浴びることなどで体内時計が調整され夜になると眠れるようになることを話した。
不眠のタイプと原因
 不眠のタイプと原因を解説。「寝付きが悪い」「途中で目覚める」「早く目覚める」「眠りが浅い」などがあり成人の約20%が該当するという。寝付きが悪いだが体温が高く眠れる状態になっていないのに床などにつくことで起きるといい、途中で目覚めたり浅いのもこうして長い時間床で横になっているケースが多いとしていた。そして早い目覚めだが体内時計がずれているのが原因で、早く寝るのだがその分早く起きてしまうことは50歳過ぎの男性に多いと話した。
不眠・睡眠不足の影響
 睡眠不足や不眠の影響を解説。日中の眠気や疲れやすさ、集中力などが低下しイライラすることになるといい、体調だけでなく肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症、心臓病、脳卒中といった生活習慣病やうつ病になるという。この肥満だが「グレリン」という物質は睡眠不足になると増えるといい、これが増えると食欲を増やし、逆に「レプチン」という物質は満腹でないという反応を引き起こすものだがこれが減り結果的に食べても満腹にならないことから食べ過ぎになる。又、糖尿病だがインスリンの働きが弱まることが影響していて、こうして心にも影響することでうつ病も引き起こすことを内山真教授が説明した。
よい睡眠時間
 睡眠不足や不眠の影響でうつ病になりやすい理由を解説。米国で調査したデータによると成人110万人中、4~10時間以上の睡眠時間の場合の死亡率を調べると男女共7時間が最も少なく4時間と8、9時間はほぼ同じで10時間以上になると4時間よりも高くなるという意外なデータとなっていた。この理由だが内山真教授はこの長めの睡眠時間の人達はまだ研究中だが何らかの病気の影響で睡眠が浅く長い状態になっていると思われることを説明した。だが短すぎると睡眠不足になり6時間以下になると眠気を感じるようになり、こうしたことから生活を見直すのが大事としていた。
睡眠総点検
 不眠の対応を解説。生活習慣の見直しが大切だといい、朝は陽の光を浴びたり、眠くなってから床につくのがいいとしたが改善しない場合は医師に相談するのがよいと話した。
睡眠日誌
 睡眠総点検では「睡眠日誌」が有効だという。具体的に午前0時から夜24時までどこの時間で寝たのか記入し、その際に気付いたことなどを記録するのだが基本毎日だが2週間程度は行うほうがいいとしていた。
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島根大で個人情報流出 教職員を偽サイトに誘導

2018年07月03日 23時34分29秒 | 事故事件訴訟
島根大で個人情報流出 教職員を偽サイトに誘導
2018年6月25日 (月)配信共同通信社

 島根大は22日、複数の教職員が偽サイトへ誘導されてパスワードをだまし取られた結果、教職員らにメールを送っていた送信者の個人情報が最大397件流出したと発表した。
 島根大総合情報処理センターによると、教職員14人が、届いた英文メールを介して偽サイトへ誘導され、パスワードを入力。これらの教職員のうち5人が受信したメールが、意図しない送信先に転送されるようになった。教職員らにメールを送った人の氏名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が5月15日~6月6日、意図しない送信先に転送された。島根大病院の患者1人の氏名なども含まれていた。
 多数の教職員に偽サイトに誘導するメールが送られていたため調査し、情報流出が判明した。
 別の教職員も、パスワードをだまし取られ、不特定の人に、迷惑メール2777件を送信させられていた。
 同センターは「多大な迷惑を掛けてしまい、深くおわびする」とした。
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