【7月20日放送】先どり きょうの健康 肝炎 進歩する治療 C型肝炎 抗ウイルス薬最新情報
テレビ 2018年7月23日 (月)配信Live on TV
7月20日(金) 10時40分~10時55分/1ch NHK総合
C型肝炎 最新情報
7月23日~29日は肝臓週間。C型肝炎 抗ウイルス薬最新情報」について。
かつてC型肝炎は治療が難しいと言われていたが、現在では画期的な飲み薬によってほとんどの人が治る病気になっている。一方で、自分が感染していることさえ知らない患者も多く、推定190~230万人の感染者のうち、実際に受診している人は37万人しかいない。放置すると肝がんになるリスクがある。
肝臓は沈黙の臓器と言われていて、C型肝炎に感染していても自覚症状がないことが多く、何年もの間静かに病気が進行していく。C型肝炎は、肝炎ウイルスの感染から始まり、症状がなく治癒する人もいるが、多くは急性肝炎になってしまう。そして約70%の人が慢性肝炎に進行していき、肝硬変、肝がんになっていく。自分が感染しているか分からず潜在している人は約80万人もいるので、検査によって感染していないか調べることが大切。
肝炎ウイルス検査を受けたことがない人は、一生に1回は検査を受けたほうが良い。肝機能の数値、ALTやASTが正常より高い人は肝臓の細胞が壊れているので検査を受けるのがいい。検査は全国の医療機関や自治体で受けられる。感染が確認されたら、ウイルスのタイプなどを調べる検査が行われ、治療法が決定される。
C型肝炎の治療
C型肝炎の治療、第1目標はC型肝炎ウイルスの排除。そして最終目標は、肝機能を正常化し、肝硬変への進展や肝がんの発症を防ぐこと。抗ウイルス薬という飲み薬を飲み、肝炎ウイルスを排除する。一緒に飲むと重い副作用の危険があるため、飲み薬を使う際は必ず持病をチェックすることが大切。また、耐性ウイルスがあるのに抗ウイルス薬を服用すると、より強力な耐性ウイルスが生まれてしまうので、耐性ウイルスの有無を調べてから治療を受けることが勧められる。最初の治療がうまくいかなかった場合、2度目の治療も失敗してしまうと治療が困難になってしまうので、確実に成功させるために、耐性ウイルスの有無を調べることが重要。必ず肝臓専門医のもとで治療を受けることが大切。厚生労働省と都道府県では、抗ウイルス薬による治療やインターフェロンといったC型肝炎の治療に関する、医療費の助成を行っている。B型肝炎に対する治療も対象となる。また、肝炎ウイルスが排除できても、肝がんのリスクが残るため、定期的な検査をすることが大切。
テレビ 2018年7月23日 (月)配信Live on TV
7月20日(金) 10時40分~10時55分/1ch NHK総合
C型肝炎 最新情報
7月23日~29日は肝臓週間。C型肝炎 抗ウイルス薬最新情報」について。
かつてC型肝炎は治療が難しいと言われていたが、現在では画期的な飲み薬によってほとんどの人が治る病気になっている。一方で、自分が感染していることさえ知らない患者も多く、推定190~230万人の感染者のうち、実際に受診している人は37万人しかいない。放置すると肝がんになるリスクがある。
肝臓は沈黙の臓器と言われていて、C型肝炎に感染していても自覚症状がないことが多く、何年もの間静かに病気が進行していく。C型肝炎は、肝炎ウイルスの感染から始まり、症状がなく治癒する人もいるが、多くは急性肝炎になってしまう。そして約70%の人が慢性肝炎に進行していき、肝硬変、肝がんになっていく。自分が感染しているか分からず潜在している人は約80万人もいるので、検査によって感染していないか調べることが大切。
肝炎ウイルス検査を受けたことがない人は、一生に1回は検査を受けたほうが良い。肝機能の数値、ALTやASTが正常より高い人は肝臓の細胞が壊れているので検査を受けるのがいい。検査は全国の医療機関や自治体で受けられる。感染が確認されたら、ウイルスのタイプなどを調べる検査が行われ、治療法が決定される。
C型肝炎の治療
C型肝炎の治療、第1目標はC型肝炎ウイルスの排除。そして最終目標は、肝機能を正常化し、肝硬変への進展や肝がんの発症を防ぐこと。抗ウイルス薬という飲み薬を飲み、肝炎ウイルスを排除する。一緒に飲むと重い副作用の危険があるため、飲み薬を使う際は必ず持病をチェックすることが大切。また、耐性ウイルスがあるのに抗ウイルス薬を服用すると、より強力な耐性ウイルスが生まれてしまうので、耐性ウイルスの有無を調べてから治療を受けることが勧められる。最初の治療がうまくいかなかった場合、2度目の治療も失敗してしまうと治療が困難になってしまうので、確実に成功させるために、耐性ウイルスの有無を調べることが重要。必ず肝臓専門医のもとで治療を受けることが大切。厚生労働省と都道府県では、抗ウイルス薬による治療やインターフェロンといったC型肝炎の治療に関する、医療費の助成を行っている。B型肝炎に対する治療も対象となる。また、肝炎ウイルスが排除できても、肝がんのリスクが残るため、定期的な検査をすることが大切。