お知らせ
★ しまねさんぽメールマガジン ★ 第 119号(2018年7月)
ホームページ https://www.shimanes.johas.go.jp
◆ 副所長から◆
夏真っ盛り!気温と体温が同じような日が続きます。体調が悪いときには、無理を
せず思い切って休む勇気も必要でしょう。
先日、ドックを受診しました。初めて受診したのは35歳の時。夕方になると胃の
辺りに痛みを感じることが続いていたのですが、大の病院嫌いで自ら受診することを
相当ためらっていました。丁度ドックの希望調査があり、申し込んでしまえば強制的
に受診しないといけないと思い申込みました。ドックの結果は十二指腸潰瘍。服薬し
数か月後には完治しました。数年後、発汗、疲労感、手指の震えなどの症状がある中
ドックを受診したとき、喉辺りの触診により精密検査・・・甲状腺の病気でした。数
年間服薬し、なんとか良くなりました。
胃カメラさえなければなんてことはないのですが、2度もドックで病気が分かり、
1年に1度のドックは欠かせないもの(ある意味仕方なく)となっています。
健診はめんどくさい、ドックは受けてみたいけど胃カメラが大変そう、ネガティブ
な思いをお持ちの方は、1年に1度の数時間のことと思い、健診で健康なことを確か
めてみるか、今年は思い切ってドックを受けてみるかと、ポジティブ思考に切り替え
てみてはいかがですか。
結果を受け止め、酒を飲むのもよし、治療が始まることとなれば病気が分かって良
かったと、いろいろな受け止め方があるでしょう。
健康診断やドックの結果を、日常生活に活かすポイントを、保健師からアドバイス
します。
小さいことから一つでも、実践していきましょう!(自分に言い聞かせてます。)
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
◆ 保健師からのお知らせ ◆
ドック健診の結果を日常生活に活かすには、まず結果を率直に受け止めることが
必要です。当たり前のことのようで、これがなかなか難しく、有所見者に対しド
ック健診後の保健指導を行っていると、人により実に様々な反応が返ってきます。
【ケース1】
□保健師:「今年は体重が減って脂質が下がり、正常範囲まであと一歩ですね。何
か生活上で工夫をされましたか?」
■労働者:「はい、健診の2週間前から野菜ばかり食べて、朝晩運動しました。酒
は1週間抜きました。おかげで体重が4kgも減りました。けっこうきつかった
ですよ、やっと解放されます。」
野菜ばかり食べて朝晩運動するなんて、大変な努力だったと思います。エネル
ギー不足で日常生活に支障をきたしてもおかしくありません。その結果、数値が
改善して大満足!やっと普通の生活に戻れる・・・本当に、これで良いのでしょ
うか。
【ケース2】
■労働者:「すいません、本当にすいません。なんとかしようと思ってたんですけ
どね、忙しくて。今年こそは受診しますので・・・。」
□保健師:「お忙しかったんですね。今後糖尿病の治療についてはどのようにお考
えですか。」
■労働者:「はい、すいません。ごめんなさい。」
この方は糖尿病で教育入院後しばらく通院していましたが、その後治療を中断。
毎年健康診断後には医師や保健師に「すいません」と謝り続けていました。正し
い知識があるにも関わらず、紹介状をそのままにしておくのはどのような心理が
あるのでしょうか。また、なぜ謝ってしまうのでしょうか。
ドック健診の結果は、テストの点数のような「優」「良」「可」「不可」の評
価ではありません。受診した本人に今どのような健康への取り組みが求められる
かが描いてある地図のようなものです。地図をもとに、どちらの方向に進むも本
人の自由です。また読み間違えると、思わぬ方向に進んでしまうこともあります。
人によってはその地図を見るのが怖い、現在地を確認したくないという方もいま
す。しかし、地図を見ようが見まいが、人生は続き、道はいずれかの方向に続い
ていくのです。
ドック健診の結果を受け取ったら、まずはすみずみまで目を通し、内容を読ん
でみてください。わからない用語や数値があれば、ドック健診受診機関に問い合
わせるか、産業医・産業保健師に質問するのも良いでしょう。再検査や精密検査、
治療に関して受診先がわからない場合も同じくお問い合わせください。
アルコール、タバコ、塩分の多い食事、脂っこい食事、間食、ストレス食い、不
規則な生活リズム、運動不足、等々の生活習慣を変えるのは本当に難しいことで
す。しかし、行き先を変えられるのは、人生という道を歩き続けている自分だけ
です。年に1回発行される最新の地図、ドック健診の結果を今一度見直してみて
はいかかでしょうか。
★ しまねさんぽメールマガジン ★ 第 119号(2018年7月)
ホームページ https://www.shimanes.johas.go.jp
◆ 副所長から◆
夏真っ盛り!気温と体温が同じような日が続きます。体調が悪いときには、無理を
せず思い切って休む勇気も必要でしょう。
先日、ドックを受診しました。初めて受診したのは35歳の時。夕方になると胃の
辺りに痛みを感じることが続いていたのですが、大の病院嫌いで自ら受診することを
相当ためらっていました。丁度ドックの希望調査があり、申し込んでしまえば強制的
に受診しないといけないと思い申込みました。ドックの結果は十二指腸潰瘍。服薬し
数か月後には完治しました。数年後、発汗、疲労感、手指の震えなどの症状がある中
ドックを受診したとき、喉辺りの触診により精密検査・・・甲状腺の病気でした。数
年間服薬し、なんとか良くなりました。
胃カメラさえなければなんてことはないのですが、2度もドックで病気が分かり、
1年に1度のドックは欠かせないもの(ある意味仕方なく)となっています。
健診はめんどくさい、ドックは受けてみたいけど胃カメラが大変そう、ネガティブ
な思いをお持ちの方は、1年に1度の数時間のことと思い、健診で健康なことを確か
めてみるか、今年は思い切ってドックを受けてみるかと、ポジティブ思考に切り替え
てみてはいかがですか。
結果を受け止め、酒を飲むのもよし、治療が始まることとなれば病気が分かって良
かったと、いろいろな受け止め方があるでしょう。
健康診断やドックの結果を、日常生活に活かすポイントを、保健師からアドバイス
します。
小さいことから一つでも、実践していきましょう!(自分に言い聞かせてます。)
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
◆ 保健師からのお知らせ ◆
ドック健診の結果を日常生活に活かすには、まず結果を率直に受け止めることが
必要です。当たり前のことのようで、これがなかなか難しく、有所見者に対しド
ック健診後の保健指導を行っていると、人により実に様々な反応が返ってきます。
【ケース1】
□保健師:「今年は体重が減って脂質が下がり、正常範囲まであと一歩ですね。何
か生活上で工夫をされましたか?」
■労働者:「はい、健診の2週間前から野菜ばかり食べて、朝晩運動しました。酒
は1週間抜きました。おかげで体重が4kgも減りました。けっこうきつかった
ですよ、やっと解放されます。」
野菜ばかり食べて朝晩運動するなんて、大変な努力だったと思います。エネル
ギー不足で日常生活に支障をきたしてもおかしくありません。その結果、数値が
改善して大満足!やっと普通の生活に戻れる・・・本当に、これで良いのでしょ
うか。
【ケース2】
■労働者:「すいません、本当にすいません。なんとかしようと思ってたんですけ
どね、忙しくて。今年こそは受診しますので・・・。」
□保健師:「お忙しかったんですね。今後糖尿病の治療についてはどのようにお考
えですか。」
■労働者:「はい、すいません。ごめんなさい。」
この方は糖尿病で教育入院後しばらく通院していましたが、その後治療を中断。
毎年健康診断後には医師や保健師に「すいません」と謝り続けていました。正し
い知識があるにも関わらず、紹介状をそのままにしておくのはどのような心理が
あるのでしょうか。また、なぜ謝ってしまうのでしょうか。
ドック健診の結果は、テストの点数のような「優」「良」「可」「不可」の評
価ではありません。受診した本人に今どのような健康への取り組みが求められる
かが描いてある地図のようなものです。地図をもとに、どちらの方向に進むも本
人の自由です。また読み間違えると、思わぬ方向に進んでしまうこともあります。
人によってはその地図を見るのが怖い、現在地を確認したくないという方もいま
す。しかし、地図を見ようが見まいが、人生は続き、道はいずれかの方向に続い
ていくのです。
ドック健診の結果を受け取ったら、まずはすみずみまで目を通し、内容を読ん
でみてください。わからない用語や数値があれば、ドック健診受診機関に問い合
わせるか、産業医・産業保健師に質問するのも良いでしょう。再検査や精密検査、
治療に関して受診先がわからない場合も同じくお問い合わせください。
アルコール、タバコ、塩分の多い食事、脂っこい食事、間食、ストレス食い、不
規則な生活リズム、運動不足、等々の生活習慣を変えるのは本当に難しいことで
す。しかし、行き先を変えられるのは、人生という道を歩き続けている自分だけ
です。年に1回発行される最新の地図、ドック健診の結果を今一度見直してみて
はいかかでしょうか。