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【解説】妊娠中の働き方、「企業任せ」の見直しが必要

2018年07月08日 11時13分43秒 | 行政
【解説】妊娠中の働き方、「企業任せ」の見直しが必要
2018年7月6日 (金)配信読売新聞

 政府は、保育園整備など出産後の両立支援に力を入れているが、妊娠中の支援は、企業や当事者任せというのが実情だ。
 長時間労働や職場のストレスは母子双方に悪影響とされるが、「個人差もある」などとして、深刻に受け止められていない面があるためだ。
 しかし、妊娠と仕事の両立に悩む人は多い。妊娠中の働き方を焦点とした調査は意義がある。調理の仕事をしていた首都圏の40歳代女性は、2度の流産を機に退職した。「立ったままの水仕事がつらかった」という。「妊娠はもうこりごり」と明かす女性もいる。
 働く妊婦を守る制度を見直す余地はある。例えば、労働基準法で定められている産前休業は約70年前に「出産前6週間から取得可能」とされたままだ。日本女子大の大沢真知子教授は「通勤時間や仕事の重さなどを考慮して取得の時期を早めるほか、在宅勤務など多様な働き方ができるよう見直しも必要」と話す。
 どこまで配慮すればよいか悩む職場も多い。女性活躍を推進するうえでも、結果を踏まえ、妊娠中の働き方改革も進めてほしい。
 (社会保障部 大広悠子)
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歌丸さんに呼吸器学会が哀悼の意

2018年07月08日 10時58分24秒 | 行政
歌丸さんに呼吸器学会が哀悼の意
「頑張る姿示し、病気の啓発に尽力」
日本呼吸器学会2018年7月6日 (金)配信 呼吸器疾患

 日本呼吸器学会は7月3日、落語家で落語芸術協会会長の桂歌丸さんが死去したことを受け、学会ホームページ上で哀悼の意を表した。歌丸さんは慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断を受け、闘病生活を続けていた。同学会は長谷川好規理事長名で、COPDによる呼吸不全に苦しみながらも同疾患の啓発に努めた歌丸さんに対し、「治療を続けながら頑張る姿を皆さまに示すことで、この病気の啓発活動にご尽力くださりました」などと謝意を示している。
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梅雨前線、異例の居座り 大雨を招いたメカニズムは

2018年07月08日 10時30分02秒 | 
梅雨前線、異例の居座り 大雨を招いたメカニズムは
2018年7月7日20時03分

大雨をもたらした仕組み

西日本に停滞し続けた雨雲

 西日本を中心とする今回の大雨は、梅雨前線が東日本~西日本の上空で数日間ほぼ同じ位置に停滞したことが原因だ。
各地の大雨情報はこちら
雨雲の様子
交通情報
 梅雨前線は、北側にある「オホーツク海高気圧」と南側の「太平洋高気圧」が、日本の近くでぶつかり、停滞することで生じる。太平洋高気圧の勢力が次第に強まり、前線が北上することで梅雨が明ける。気象庁の桜井美菜子・天気相談所長によると、今回は暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込む梅雨末期の典型的な雨の降り方だが、前線が同じ場所に長時間居座ったことが異例だったという。高知県馬路(うまじ)村では3日間で、年平均の4分の1にあたる1091・5ミリの降水量を記録した。
 気象庁は6月29日に関東甲信地方で梅雨明けしたと発表したが、台風7号が日本海を通過したタイミングで、太平洋高気圧は南東に移動。このため梅雨前線が再び南下し、台風7号が運んできた暖かく湿った空気が雨雲の供給源となり活発化。広範囲に雨を降らせた。関東甲信地方でも6日は雨が降り、気象庁は「戻り梅雨」だと説明する。
 さらに、上空を流れる偏西風の影響などで、太平洋高気圧が北上できないまま、オホーツク高気圧との拮抗(きっこう)が続いたことで、停滞が長期間続いたとみられる。
 昨年7月の九州北部豪雨では、局所にとどまり強い雨をもたらす「線状降水帯」が突然現れ、数時間で記録的な雨を降らせたが、今回は広範囲で大雨が長時間にわたって続いた。
 名古屋大の坪木和久教授(気象学)によると、太平洋高気圧の位置は今回、九州北部豪雨に比べて東寄りだったことが、その理由だという。坪木さんは「太平洋高気圧が南東に移動したことで、東日本~西日本にかけて広範囲に暖かく湿った空気が大量に入り込みやすくなった」と話す。
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