日々

穏やかな日々を

Dr.北村が語る現代思春期:恋愛に消極的な若者 厳しい懐事情も影響か

2018年07月18日 00時35分00秒 | 
Dr.北村が語る現代思春期:恋愛に消極的な若者 厳しい懐事情も影響か
2018年7月17日 (火)配信毎日新聞社

 クリニックには日々の出来事を思う存分話してくれる患者が受診していますので、ネタに困ることはありません。「面白い話題ない?」と迫ると、「また、先生の連載記事のネタ探しですか」と返されるのが常です。そんな中、最近では、恋愛の楽しさを喜々として語る女性との出会いがとんと少なくなっています。
 「草食」、今では「絶食」とまで言われている日本男子のこと。「街コンに出かけていったのに、まともに話せる男性がいない。帰り際にメルアドの交換でもするのかなあと思いきや、『今日はありがとう。楽しかった』と。何しに来ているのか」と。そんな話を聞きながら、「あなたに魅力を感じなかっただけ」と言いたい気持ちをぐっと抑えながら、「いい男がいたら食っておしまい」と口にしていました。「どうしたら、いい人をゲットできますか」との質問もよく受けるのですが、僕は決まって、「大切なことは人探しではなくて、自分磨きだよ」と答えることにしています。魅力ある自分が作られていけば周囲の人が放っておくはずがないからです。
 日本家族計画協会が2016年に実施した「第8回男女の生活と意識に関する調査」のうち、「結婚しない、セックスしない若者たち」の実態報告が国内外の関心を集めています。18歳から34歳の未婚男女を抽出して特徴を探った結果、男性の42・0%、女性の46・0%にセックス経験がないというのですから驚きです。中高生の頃から激しい性欲に襲われ悶々(もんもん)とした日々を送っていた自身を振り返るにつけ、このような日本の現実を理解できないでいます。
 異性と関わることを面倒だと感じている、セックスに関心がないというのは、セックス経験のない男女としてはありふれた回答であるとしても、僕が最も注目したのは「たばこを吸わない」「アルコールを飲まない」が目立ったことです。拙著に『セックス嫌いな若者たち』(メディアファクトリー新書)があります。執筆に際して「草食男子」10人近くにインタビューした際にも禁酒・禁煙の声をよく聞きましたが、その理由は健康意識の高まりというよりも、経済的な余裕がないことと関係していました。サラリーマンの平均年収が減少する一方、携帯電話やスマートフォンの維持費がかかりすぎて、恋愛どころではないのです。
 少子化の原因には未婚の増加が大きく影響していると言われています。若者の雇用の確保と経済的安定が図れないと恋愛どころか結婚も、そして子どもを持つことだって夢のまた夢なのかもしれません。(日本家族計画協会クリニック所長、北村邦夫)
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医療事故7千件 千葉県立6病院昨年度報告

2018年07月18日 00時23分06秒 | 地域
医療事故7千件 千葉県立6病院昨年度報告
2018年7月17日 (火)配信千葉日報

 千葉県病院局は13日、県立6病院で昨年度に報告された医療事故・アクシデント(随時公表の重大医療ミス除く)の総数が7397件だったと公表した。内容は、投薬する量や時間の間違いなど「薬剤」関係が最多の1878件。患者の転倒・転落、食事時の指示間違いなど「療養上の世話」が1514件で続いた。
 患者に生じた影響では、全体の98・8%(7310件)が比較的軽微だった一方、重度の治療や後遺症が75件。死亡は12件で、合併症や副作用が原因とみられるケースが多いという。
 2016年度の報告総数は7622件(死亡20件)。
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「2年間PC触っていない」介護ひきこもりになる焦り

2018年07月18日 00時18分34秒 | 介護福祉高齢者
「2年間PC触っていない」介護ひきこもりになる焦り
2018年7月17日 (火)配信朝日新聞

 介護や看護のために仕事を辞める人の数は年間9万9千人――。安倍政権が「介護離職ゼロ」を掲げる足元で、なお深刻な実態が浮き彫りになった。介護する人を支えるためにサービスを増やそうにも、現場の人手不足が壁となる状況だ。「介護離職ゼロ」に向けた道のりは険しい。

 「私が結婚して家庭を持っていたら『親はみられない』と言えたかもしれないけれど――。自分しかいなかった」
 認知症の母親(82)を介護するため、介護関係の仕事を辞めた女性(47)は振り返る。東京から実家のある青森県に戻ったのは2年前のことだ。
 数年前から、母は着替えや掃除、薬の管理などが少しずつできなくなった。同居して支える兄も仕事があり、女性も定期的に帰省した。3年前、母ががんで入院、その後別の病気も見つかって、状況はさらに深刻に。東京―青森を週2、3回往復する時期もあった。もともと母との折り合いが悪く実家とは距離をおいてきた。仕事を辞めたくなくてうつのような状態になるほど悩んだが、両立は「負担の限界を超えた」。
 一段落したら青森でまた介護の仕事をと当初は考えていたが、いま自分が「介護ひきこもり」になる焦りを感じている。「なぜか人との交流が面倒になってしまって意欲がわかない。仕事復帰も自信をなくしている。パソコンも2年間さわっていない」
 介護離職者の再就職には高い壁がある。総務省は今年6月、家族介護者らに対する調査を公表した。それによると、介護離職時に仕事の継続希望があって、就職活動をした家族介護者のうち、約6割は再就職できていなかった。
 13日に公表された就業構造基本調査は、介護離職の地域差についても報告している。離職者のうち介護・看護のためという人の割合は全国平均で1・8%(2017年)。都道府県別でみると最も高いのは和歌山県(3・3%)、長野県(3・2%)、福島県・山梨県(3・0%)と続く。逆に最も低いのは東京都(1・2%)だった。
 さらに介護をしている雇用者の介護日数についてのデータも示している(2017年)。仕事をしながら「週6日以上」介護をしている人が、男性で約24%、女性は約32%に達した。多くの人が仕事と介護をぎりぎりで両立させている様子がうかがえる。
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虐待継続、診療情報伝える 香川の病院、品川児相に 結愛ちゃん死亡の1週間前

2018年07月18日 00時09分38秒 | 行政
虐待継続、診療情報伝える 香川の病院、品川児相に 結愛ちゃん死亡の1週間前
2018年7月17日 (火)配信共同通信社

 東京都目黒区で船戸結愛(ふなと・ゆあ)ちゃん=当時(5)=が親から虐待を受けて死亡する前、転居前に通院していた香川県の病院が、虐待の継続が疑われる診療情報を伝えるため、目黒区を管轄する品川児童相談所に直接電話で連絡していたことが15日、児相関係者への取材で分かった。品川児相によると、連絡があったのは死亡する約1週間前。この時点で即座に立ち入り調査や「臨検」を実施していれば、虐待死を防げた可能性がある。
 小児科医らでつくる日本子ども虐待医学会によると、病院側が転居先の児相に直接連絡を取るのは極めて異例。対応を取らなかった品川児相の判断が改めて問われることになりそうだ。
 品川児相によると、電話があった時期は、結愛ちゃんが小学校の入学説明会に現れなかった2月20日の直後だったとしている。
 この電話で、香川県内の児相が一時保護を解除した後も、結愛ちゃんが通院していた病院であざなどが確認されていたことを初めて知ったが、あくまでも「情報提供」として受け止めたため、具体的な対応にはつながらなかったという。結愛ちゃんは3月2日、自宅アパートから病院に搬送され、死亡が確認された。
 虐待医学会は事件後、再発防止のための検証を開始。香川県内で結愛ちゃんが通っていた病院にヒアリングを実施し、病院が一時保護解除後も、虐待が継続している懸念を強く抱いていたと判断した。
 ただ、1月中旬から下旬にかけ結愛ちゃんは東京に転居。心配した病院はその後も母親に連絡を取ろうとしたが、なかなか連絡がつかず、危機感が高まり、品川児相に直接電話をかけたという。
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