子付き添いの親に食事を 佐賀大病院で缶詰無償提供
2020年1月14日 (火)配信共同通信社
入院する子どもに付きっきりで自分の食事が後回しになってしまう親が多いことから、東京のNPO法人がこのほど、付き添いの親がどこでも手軽に食事を取れるようにと、佐賀大病院で缶詰の無償提供を始めた。
NPOは「キープ・ママ・スマイリング」。代表光原(みつはら)ゆきさん(45)は数年前、幼い娘の入院に1年以上付き添った。目が離せないためカップ麺などで食事を済ませ、娘の隣の簡易ベッドではよく眠れなかったという。同じような境遇の親を支援しようと2014年、NPOを立ち上げた。
光原さんによると、提供するのはキーマカレーや野菜スープなど4種類で、著名なシェフが監修。日持ちし、子どもの横でも食べられるように缶詰に入れた。
10日、三男(1)の世話をしていた野田楓(のだ・かえで)さん(28)は缶詰を受け取り「毎日コンビニだと飽きるので、気分転換になる。保存が利くのも助かる」と笑顔を見せた。
光原さんは「子どもは親の顔をよく見ている。子どもが元気になるためには親が笑顔でいることが大事だ」と話した。今後、他の病院でも提供したい考え。
光原さんがクラウドファンディングで取り組みの資金を募っていた昨年、佐賀大病院のスタッフが活動を知り、提供が実現した。
2020年1月14日 (火)配信共同通信社
入院する子どもに付きっきりで自分の食事が後回しになってしまう親が多いことから、東京のNPO法人がこのほど、付き添いの親がどこでも手軽に食事を取れるようにと、佐賀大病院で缶詰の無償提供を始めた。
NPOは「キープ・ママ・スマイリング」。代表光原(みつはら)ゆきさん(45)は数年前、幼い娘の入院に1年以上付き添った。目が離せないためカップ麺などで食事を済ませ、娘の隣の簡易ベッドではよく眠れなかったという。同じような境遇の親を支援しようと2014年、NPOを立ち上げた。
光原さんによると、提供するのはキーマカレーや野菜スープなど4種類で、著名なシェフが監修。日持ちし、子どもの横でも食べられるように缶詰に入れた。
10日、三男(1)の世話をしていた野田楓(のだ・かえで)さん(28)は缶詰を受け取り「毎日コンビニだと飽きるので、気分転換になる。保存が利くのも助かる」と笑顔を見せた。
光原さんは「子どもは親の顔をよく見ている。子どもが元気になるためには親が笑顔でいることが大事だ」と話した。今後、他の病院でも提供したい考え。
光原さんがクラウドファンディングで取り組みの資金を募っていた昨年、佐賀大病院のスタッフが活動を知り、提供が実現した。