慈恵病院、妊婦の一時保護施設設置へ 孤立出産防ぐ狙い
2020年1月17日 (金)配信熊本日日新聞
親が育てられない子どもを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を運営する慈恵病院(熊本市西区)は16日、経済的に困窮する出産間近の妊婦を対象にした一時保護施設を院内に設ける考えを明らかにした。医療関係者が立ち会わない危険な孤立出産を防
ぐ狙い。本年度内の運用開始を目指す。
蓮田健副院長によると、受け入れる妊婦の条件は(1)経済的に困窮している(2)妊娠32週以降で出産が迫っている(3)慈恵病院に通うことができない県外など遠方に住んでいる―など。病院内の空き病室を利用して生活の場を提供し、生活費は「ゆりかご」への寄付金から支出するという。
施設は出産までの一時保護を目的とし、医療行為や妊婦健診などが必要な場合は、あらためて妊婦自身に外来を受診してもらう。設置には、施設の使用目的変更を市に届け出る必要があるという。
蓮田副院長は「経済的に困窮している妊婦が遠方から来た場合の待機場所に困っていた。すでに市には設置の意向を伝えており、できるだけ早く協議を進めて結論を出したい」と話している。
2020年1月17日 (金)配信熊本日日新聞
親が育てられない子どもを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を運営する慈恵病院(熊本市西区)は16日、経済的に困窮する出産間近の妊婦を対象にした一時保護施設を院内に設ける考えを明らかにした。医療関係者が立ち会わない危険な孤立出産を防
ぐ狙い。本年度内の運用開始を目指す。
蓮田健副院長によると、受け入れる妊婦の条件は(1)経済的に困窮している(2)妊娠32週以降で出産が迫っている(3)慈恵病院に通うことができない県外など遠方に住んでいる―など。病院内の空き病室を利用して生活の場を提供し、生活費は「ゆりかご」への寄付金から支出するという。
施設は出産までの一時保護を目的とし、医療行為や妊婦健診などが必要な場合は、あらためて妊婦自身に外来を受診してもらう。設置には、施設の使用目的変更を市に届け出る必要があるという。
蓮田副院長は「経済的に困窮している妊婦が遠方から来た場合の待機場所に困っていた。すでに市には設置の意向を伝えており、できるだけ早く協議を進めて結論を出したい」と話している。