【1月10日放送】先どり きょうの健康 “肺がんの疑い”と言われたら“治療が必要?検査で確認”
2020年1月14日 (火)配信Live on TV
1月10日(金) 10時40分~10時55分/1ch NHK総合
肺がんの疑いと言われたら
テーマは「肺がん」。教えてくれるのは東京医科大学の池田徳彦教授。肺がんで亡くなる人が多い理由は、進行してからでないと自覚症状を感じにくいなど様々である。肺がん検診は40歳以上が対象で年1回受けることが出来る。必ず受けるのが胸部X線で、職場の健康診断で40歳以上の従業員に対して義務付けられている。また、ヘビースモーカーは「たん」の検査を行うことで太い気管支のがんを発見しやすい。ヘビースモーカーは40歳過ぎたら数年に1度はCT検査を受けることがすすめられる。また、CT検査で見つかる淡いかげのがんはタバコを吸わない人にも多い。すりガラス状のかげがある場合、1.5cm以上は手術を考え、1cm未満は半年に1回検査を行う。1cm未満は9割ほど大きくはならない。X線やCTで肺がんが疑われる場合、肺の組織を採取する検査を行う。検査方法は気管支鏡と胸腔鏡検査。最初に気管支鏡検査を行い、かげの部分から組織を採取、出来ない場合は胸腔鏡検査を行い、がんであれば手術をする。
肺がんの治療法は「手術」「放射線治療」「薬による治療」の3つがある。肺がんは小細胞がんと非小細胞がんに分けられる。小細胞がんは限局型と進展型に、非小細胞がんは腺がん・扁平上皮がん・大細胞がんに分かれる。小細胞がんはごく早期の場合のみ手術を行う。限局型は抗がん剤と放射線治療、進展型は抗がん剤で治療する。非小細胞がんは4期あり、1、2期は手術を行い、3期は放射線治療と抗がん剤、4期は抗がん剤を中心に治療を行う。