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スギ花粉症「舌下免疫療法」の効果、遺伝子型で予測可能に 福井大など

2022年04月11日 11時28分32秒 | 大学

スギ花粉症「舌下免疫療法」の効果、遺伝子型で予測可能に 福井大など

 2022年4月11日 (月)配信中日新聞
 

 福井大と筑波大などでつくる研究グループは五日、スギ花粉症の治療法「舌下免疫療法」の効果を患者ごとに判別できる遺伝子型を特定したと発表した。数千円程度の比較的安価な検査方法も確立し、臨床検査としての実用化を目指している。実現すれば、治療前に患者の血液や唾液から遺伝子型を調べることで、治療効果の出やすさを医師が説明できるようになる。

 (水野志保)

 研究を主導した福井大医学部の藤枝重治学部長と、解析を担当した木戸口正典特命助教が福井市の文京キャンパスで会見した。

 舌下免疫療法はアレルギーの原因となる物質を含む錠剤を毎日舌の裏に投与する治療法で、二年以上続けることで七割以上の患者に効果がみられるが、残りの患者の効果は低い。これまでは治療効果を事前に予測する方法がなかった。

 研究グループは、免疫反応に関わるHLA遺伝子に着目。遺伝子型に個人差があるため、三重県の耳鼻咽喉科で舌下免疫療法を二年以上受けているスギ花粉症患者二百三人について、この遺伝子型と治療効果の関連性を調べた。その結果、スギによる花粉症で、舌下免疫療法が効きやすい患者と効きにくい患者を判別できる遺伝子型を発見した。

 さらに、血液や唾液からDNAの特異的な塩基配列を調べることで、舌下免疫療法が効きにくい遺伝子型の有無を判別できる検査方法も確立。HLAの遺伝子型を調べるのに比べ、十分の一ほどの費用で済むという。

 藤枝医学部長は「これまでは二年間治療をしてみると効果があるのかどうか分かる、としか言えなかった。だが、遺伝子型で効きやすさを説明できるようになり、患者は安心して治療を受けられるようになる」と研究の意義を強調。木戸口特命助教は、臨床検査で「必要のない遺伝子情報まで知る可能性がある」として、患者のカウンセリングを課題に挙げた。

 研究成果は二月、欧州のアレルギー学会誌「アレルギー」の電子版に掲載された。福井大と筑波大は検査方法などの特許を出願している。

 舌下免疫療法 アレルギーの原因となる物質を含む錠剤を毎日舌の裏に投与する治療法で、治療後も長期間にわたって効果が持続する。保険が適用され、五歳以上から治療が可能。

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戦争はしてはいけない

2022年04月11日 11時28分32秒 | 戦い

人はなぜ、人を殺す兵器に、夢中になるのだろうか❓️

広島と、長崎の惨状を忘れてはいけない。

今度の朝ドラは、沖縄でのお話し。

この機会に、沖縄の事、分かるといいね。

数年前まで、死んだら、沖縄の海に、骨を流して、と思っていたけど、

それも大変だから、やめた。

普通でいいと思っている。

戦争は、してはいけない😢

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糖尿病と認知症をつなぐメカニズムとは

2022年04月11日 11時17分16秒 | 医療情報

糖尿病と認知症をつなぐメカニズムとは

Update: Elucidating the link between diabetes and dementia

(MDLinx 4月2日付記事を転載)

重要なポイント
  • 糖尿病の発症が早いと、認知症になるリスクが高くなる。いくつかの研究で、血糖値の高さと認知症バイオマーカーとの関連性が指摘されている。
     
  • 認知症と糖尿病の関連については、微小血管の変化や末梢と大脳のインスリン抵抗性の相互関係による変化など、さまざまなメカニズムが提唱されている。
     
  • 糖尿病患者の認知症リスクを軽減するためには、生活習慣への介入が重要である。患者さんにライフスタイルのパターンを少しずつ変えるよう促し、健康を増進させましょう。

※この記事は、M3 USAが運営する米国医師向け情報サイトMDLinxに2022年4月2日に掲載された記事「Update: Elucidating the link between diabetes and dementia」を自動翻訳ツールDeepLで翻訳した記事となります。内容の解釈は原文を優先してください。

 米国における糖尿病の負担は大きく、65歳以上の高齢者の25%が糖尿病であり、50%が糖尿病予備軍であると言われています。糖尿病はそれ自体で破壊的ですが、過剰な血糖値は脳を含む様々な臓器の損傷につながります。

 糖分は脳の血管を傷つけ、認知機能の低下の引き金となります。さらに、2型糖尿病に続発する高いインスリンレベルは、他の脳内化学物質のバランスを崩し、認知症の一因となる可能性があります。さらに、高血糖は炎症を引き起こし、脳細胞を傷つけ、認知症の引き金となります。

 糖尿病と認知症の完全な関係についてはさらに研究が必要ですが、啓発につながるような研究は存在します。また、患者さんを管理する上で、糖尿病と認知症は併存する可能性があるものとして理解することが重要です。
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【島根】「地区総出の集団接種」も…150年近く前に発行、ワクチン接種証明書を発見

2022年04月11日 11時07分58秒 | 地域

【島根】「地区総出の集団接種」も…150年近く前に発行、ワクチン接種証明書を発見

 2022年4月11日 (月)配信読売新聞
 

 150年近く前に発行されたワクチンの接種証明書が見つかった。1875年(明治8年)の「種痘証」。当時、明治政府が国民に呼びかけた天然痘のワクチン接種(種痘)を証明するものだ。松江藩の足軽だった家の子孫が昨年末、松江歴史館に寄贈した資料に含まれていた。同館で開催中の企画展「明治時代のワクチン接種」で公開されている。(阪悠樹)

 同館によると、この種痘証は、松江市雑賀町で暮らしていた11歳の少年が2回目の接種を受けた際のもの。明治政府は1874年、種痘医の免許制度を設け、種痘済み人数の報告を求めるなどした「種痘規則」を定めており、県内に伝わって間もない時期とみられる。

 寄贈を受けたタイミングがコロナ禍だったこともあり、同館は「新型コロナウイルスのワクチン接種を巡る現代の映し鏡となる資料」と判断。「歴史から現代の暮らしを見つめ直してほしい」と、他の資料と合わせ、今回の展示を企画した。

 会場では、関連資料約40点が並ぶ。松江市本庄町の川部地区に残る1875年の種痘証計31枚からは、同じ日に10人以上が接種を受けていたことが分かり、当時から「地区総出の集団接種」があったことがうかがえる。

 このほか、西洋医学を好んだ松江藩の9代藩主松平斉貴が種痘医を登用し、1854年、生後数か月の娘らに接種を受けさせたとの記述がある「松江藩列士録」(県立図書館所蔵)も展示している。

 「天然痘ワクチンは当時、『効き目があるか分からない』『接種を受けると牛になる』と恐れられていた。藩主が身をもって安全性を示したのでは」とみるのは、新庄正典・主任学芸員だ。「人間と疫病の歴史を通し、コロナ禍を生きるヒントを感じ取ってほしい」

 東京から訪れた長沢操さん(67)は「現代でもワクチン接種に対し抵抗を示す人が少なくないのに、科学的根拠が乏しかった時代によく打ったと思う。コロナ禍が長引くが、早く天然痘のように根絶してほしいですね」と話していた。

 5月29日まで。午前9時~午後5時。5月2日を除き、月曜休館。大人510円、小中学生250円。問い合わせは同館(0852・32・1607)。

 ◆ 天然痘 =感染力が強いウイルス性の感染症。高熱が出て全身に発疹が現れ、治癒後も体に痕が残ることで知られる。致死率が高く、英国の医師ジェンナーが18世紀末にワクチンを開発するまで、世界中で繰り返し猛威を振るった。その後、ワクチンが広まり、世界保健機関(WHO)が1980年、根絶を宣言した。

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