コロナ重症専門施設完成 岩手医大、25日から稼働
岩手医大(小川彰理事長)は15日、矢巾町の同大付属病院敷地内に建設していた感染症対策センターの完成セレモニーを現地で行った。新型コロナウイルスの重症患者を専門に受け入れる県内初の施設。25日から稼働し、感染拡大時に一般医療との両立を図る。
セレモニーで小川理事長は「コロナ収束後も新興感染症に活用し、継続的に運営する。重症患者を受け入れ、地域医療を堅持したい」とあいさつ。八重樫幸治副知事ら関係者がテープカットし完成を祝った。
別棟となるセンターは軽量鉄骨造りの平屋で、延べ床面積580平方メートル。CT撮影室やウイルスの拡散を防ぐため気圧を低くする陰圧管理の個室病床6床を備える。病室に人工呼吸器や人工心肺装置ECMO(エクモ)を置き、重症患者を専門的に治療する。