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安倍晋三を総理に押し上げた謎のサロン「四季の会」の正体…元メンバーが初めて告白

2023年01月12日 22時14分13秒 | 行政

安倍晋三を総理に押し上げた謎のサロン「四季の会」の正体…元メンバーが初めて告白

森 功 - 16 時間前
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2022年末に刊行された『国商 最後のフィクサー葛西敬之』(森功著)の話題が止まらない。一般にはあまり知られていない葛西敬之という一民間経営者が、安倍政権を裏で牛耳っていた事実が明らかになったからだ。同書では、安倍を総理に押し上げたメンバー非公開の財界サロン「四季の会」の存在が明かされ、元メンバーの赤裸々なインタビューが掲載されている。その内容は衝撃的だった。 

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              『国商 最後のフィクサー葛西敬之』連載第10回前編

メンバー非公開の財界サロン「四季の会」

葛西敬之は保守、右翼思想で安倍晋三と通じる。葛西の政治とのかかわりを語る上で欠かせないのが、安倍の財界応援団として知られる親睦会「四季の会」だ。

四季の会は2000年代に入り、安倍を首相に担ぎあげた。その第一次政権が腰砕けになって一敗地にまみれた悔恨もまた、安倍の思いと重なる。葛西は「美しい日本の再建」を標榜する政策提言団体「日本会議」の中核であり、靖国神社の崇敬者総代でもある。

もとはといえば、政界に対する葛西の悲願は東大時代の同級生である与謝野馨を総理大臣にすることだったとされる。「四季の会」はそのための集まりだった。言うまでもなく、与謝野は歌人与謝野鉄幹、晶子夫妻の孫にあたる。鉄幹の二男で外交官になった秀(しげる)の長男として戦前の1938(昭和13)年8月、東京に生まれた。

 与謝野本人は戦後、秀の赴任先であるカイロ郊外ヘリオポリスのイングリッシュスクールで学んで英オックスフォード大学への進学を目指したが、あきらめて帰国し、麻布高校から一浪して東大法学部に進んだ。現役の学生より2年遅れたことにより、40年生まれの葛西と同級生となった。大学を卒業すると、母道子の知り合いだった中曽根康弘の斡旋により日本原子力発電に入社する。中曽根の勉強会に参加しているうち、読売新聞政治部記者の渡邉恒雄から勧められ、68年に中曽根の秘書となった。

「四季の会」に集った経営トップたち

葛西自身には血筋や学歴を重く見る傾向がある。名家に生まれ、東大の同級生となった与謝野は、葛西と同じく全共闘世代でありながら、学生時代も左翼活動に熱をあげることなく、卒業後には保守派の中曽根に師事し、秘書として仕えたあとの76年12月、衆議院議員総選挙に初当選して中曽根派に入った。

中曽根行革の一端を担い、国鉄民営化を実現させてJR東海社長に就いた葛西が、そんな東大の同級生を総理大臣にしたかったのも頷けなくはない。

JR東海社長として葛西は2000年、財界の与謝野馨応援団を結成すべく、富士フイルムホールディングスの古森(こもり)重隆とともに「四季の会」を立ちあげた。古森もまた東大の同期生である。

さらに葛西の呼びかけに応じ、アサヒビールの福地茂雄やJR東海の松本正之、みずほフィナンシャルグループの齋藤宏、東京電力の勝俣恒久(つねひさ)、新日本製鐵(現・日本製鉄)の三村明夫、三菱重工業の西岡喬(たかし)といった日本を代表する企業の社長、会長経験者がそこに加わった。

 

元メンバーが「四季の会」の内幕を初めて明かす

もっともメンバーは非公表で、正確な参加者は判然としない。

たとえばあまり知られていないが、野村證券で社長、会長を歴任した氏家純一も四季の会の発足当初からのメンバーの一人だ。

「私はもともと与謝野さんをよく存じ上げていたので、草創期の四季の会のメンバーとなりました。葛西さんもよく存じ上げていたし、比較的熱心に会に出ていたんですよ」

そう語る。氏家にとって葛西は野村證券の大事な取引先の経営者だった。

「私が初めて葛西さんを知ったのは、国鉄民営化から間もない87年か88年ぐらいだと思います。といってもそのときはリアルに会ったわけではなく、紙の上。葛西さんがJR東海の総合企画本部長という肩書で日経新聞の『ひと』という小さな囲み記事を書いていらした。企業経営の熱意が伝わってくる非常に魅力的な文章で、たまたまそのとき私が同じようなポジションの野村證券の総合企画室長だったので、感服したことをよく覚えています。その後、私自身がアメリカ駐在(1989年より野村證券米国法人の『ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル』社長)になって96年まで向こうにいましたから、葛西さんとは縁がなかったのですが、国鉄改革のあり様はご著書の『未完の「国鉄改革」』で知りました」

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高齢者施設のクラスター影響、コロナ死者1か月で1万人増…感染きっかけに持病悪化

2023年01月12日 21時49分04秒 | ウイルス

高齢者施設のクラスター影響、コロナ死者1か月で1万人増…感染きっかけに持病悪化

 2023年1月12日 (木)配信読売新聞
 

 国内では11日、新型コロナウイルスの死者が520人確認され、初めて1日あたりで500人を超えた。これまでは今月5日の498人が最多だった。読売新聞の集計では昨年12月以降、1か月余りで1万人以上も急増した。第8波で感染者数が膨らみ、高齢者施設でのクラスター(感染集団)発生なども影響しているとみられる。厚生労働省の助言機関は11日、「引き続き増加が懸念される」と指摘した。

 国内の死者数は増加ペースが上がっている。読売新聞の集計では昨年5月に累計3万人を超えた後、3~4か月で1万人ずつ増えていたが、昨年12月1日に5万人を突破すると、1月8日には6万人に達した。厚労省によると、昨年11月30日~今年1月3日に報告された死者では70歳以上の高齢者が9割を占めている。

 新型コロナの致死率は変異株オミクロン株が主流になって大きく低下した。厚労省によると、80歳以上の感染者では、デルタ株が流行した2021年7~10月には7・92%に上ったが、昨年7~8月は1・69%となった。第8波でもオミクロン株の系統「BA・5」などが引き続き流行しており、病原性(重症度)に大きな変化はないとみられる。

 それなのになぜ死者が急増しているのか。

 東京医科大の浜田篤郎特任教授(渡航医学)は、感染者の多さや感染をきっかけに持病の悪化で亡くなる高齢者が増えていることを挙げる。厚労省が集計する1日あたりの新規感染者数は第7波のピークを超えていないが、「感染者の全数把握がしっかり行われなくなり、実際には第7波を上回る感染拡大が起きている可能性が高い」と指摘する。

 高齢者施設でのクラスターも増加しており、施設の入所者には持病のある高齢者が多い。浜田特任教授は「死者を減らすには高齢者施設での対策を強化するなど、高齢者への感染拡大を防ぐ取り組みが重要だ」と話している。

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大学入試:コロナ禍の大学共通テスト 理系女子、増加の兆し

2023年01月12日 21時39分55秒 | 大学

大学入試:コロナ禍の大学共通テスト 理系女子、増加の兆し 就職有利、医・薬が人気

 2023年1月12日 (木)配信毎日新聞社
 

 大学入学共通テスト(14、15日)に挑む受験生の志望動向は、長引く新型コロナ ウイルス禍の影響を反映し、就職に有利とされる理系の人気が高まる傾向にある。特に女子の志望に強く表れ、政府が目指す理系女子の増加が、コロナ禍による社会情勢の変化で起き始めている格好だ。「進学のプロ」たちは現状をどう見ているのか――。

 共通テストは、前年より約1万8000人少ない51万2581人が出願。国公私立大・短大など計870大学が利用する。

 「景気の落ち込みが理系人気につながることはリーマン・ショック時にもみられた傾向だ」と話すのは、ベネッセ教育情報センターの谷本祐一郎センター長だ。昨年11月、駿台予備学校と合同で実施した共通テストの直前模試で、受験生に志望先を尋ねたところ、コロナ禍による経済状況の落ち込みを反映し、資格の取得や就職に有利な理系学部に人気が集まったという。

 特に医療系の人気が高く、医学部や看護学部だけでなく、ワクチン開発への注目などから薬学部を志す受験生も増えたとしており、谷本センター長は「具体的な職業分野にまで注目が高まったのは、コロナ禍の特徴といえる」と話す。

 河合塾が昨年10月に実施した「共通テスト模試」でも、受験生約24万人のデータから私大の志望者(前年比3%減)を見ると、医学や獣医学、生物生産・応用生命など「生命」に深く関わる分野への関心が高く、いずれも前年の志望者数を上回った。一方、外国語や国際関係など入学後の海外留学が視野に入る文系学部は低調だった。

 共通テスト志願者の85%を占める高校3年生は、文理選択の時期にあたる1年生の秋をコロナ禍で迎えた。河合塾教育研究開発本部の近藤治・主席研究員は、当時はワクチン開発や医療現場が注目を浴びた一方、厳しい海外渡航制限で留学の見通しも立ちにくく、進路選択に影響を与えた可能性があると分析している。

 コロナ禍の影響を色濃く反映した「理高文低」の傾向は、女子の志向の変化が大きく影響しているようだ。私大の志望先で、医学系の分野を目指す受験生は前年比9%増だったが、女子に限ると、伸び幅が13%だった。他にも、獣医学21%増(全体16%増)▽応用化学7%増(同1%増)▽電気・電子17%増(全体変化なし)などとなった。

 一方、外国語は15%減(全体13%減)、国際関係は10%減(同9%減)となるなど、多くの学生が留学を経験し、女子からの人気の高さに支えられてきた分野については、軒並み志望者が落ち込んでいる。

 法・政治は、人気が低調だった外国語や国際関係の「受け皿」としても機能したとみられ、女子を中心に志望者が増加。医・歯・薬・保健学系は、歯学などが落ち込んで、系統全体では昨年と同水準だった。

 AI(人工知能)やグリーンといった成長産業を支える人材の需要が高まる中、女子が理系分野に進学しやすい環境づくりは、政府の「教育未来創造会議」が2022年5月に公表した提言でもうたわれた。学部段階で男子の28%が専攻する理工系は、女子だと7%にとどまり、入試で女子枠確保を図る大学への補助や、女子向けの修学支援策などを進める必要があるとした。

 大学事情に詳しい「大学通信」の井沢秀情報調査・編集部長は、女子の理系志向の高まりの背景には、国が進める学校での「探究学習」などを通じ自分の将来を考える機会が増えたことや女性のキャリアに対する保護者の価値観が変化していることがあり「性別にとらわれない進路選択につながっている」と指摘する。

 24年4月入学以降、入試で「女子枠」を設ける東京工業大や、22年度に女子大で初めて工学部を設けた奈良女子大などを例に「女性の理系人材に対する社会のニーズが高まっていて、大学も取り込みを強化している。女性の比率をさらに高めていくには、学びと将来の仕事をどう結びつけられるかを発信することが大切だ」と話した。【李英浩】

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