Mars&Jupiter

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イーゴリ・ストラヴィンスキーのオペラ・オラトリオ「エディプス王」を聴く

2012-08-18 05:06:28 | ストラヴィンスキーの作品
昨日は結局ウォーキングを休みました。
今回とりあげるストラヴィンスキーの作品は、
1927年に作曲され、1948年改訂されたオペラ・オラトリオ「エディプス王」である。
演奏はエディプス役をつとめるテノールのジョージ・シャーリー、
ヨカスタ(イオカステ)役をつとめるメゾ・ソプラノのシャーリー・ヴァーレット、
クレオン役のバスのドナルド・グラム、
タイレシアス役のバスのチェスター・ワトソン、
使者役のバス、ジョン・リードン、
羊飼い役のテノール、ローレン・ドリスコル、
語り手のジョン・ウェストブルック、
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮、
ワシントン・オペラ協会管弦楽団および合唱団による。
この作品は2幕からなる作品である。

第1幕は冒頭が語り手の場面設定の説明から始まる。
合唱が入り疫病で苦しむテーベの様子が描かれる。
エディプスのアリアのあと、合唱が入り、それが繰り返され、
次に語り手の話のあと、クレオンのアリアが入り、
それに木管楽器が絡み合っていき、金管楽器も加わり盛り上がる。
そのあとエディプスのアリアになり、スフィンクスの謎を解き、
彼がテーベの人々を疫病から救ったことが歌われる。
そのあと合唱が入り「謎を解いてくれ」と歌い、語り手が入る。
そして王を殺したのは王であるという神託が下されたことを伝える。
合唱が続き、タイレシアスとエディプスの対話が続き、
そのあとエディプスのアリアとなり、合唱が「グローリア」を歌う。

第2幕に入り、語り手のあと合唱が「グローリア」を歌う。
そしてヨカスタ(イオカステ)のアリアとなり、器楽のアンサンブルが絡み、
合唱がそれに絡み、ヨカスタ(イオカステ)の歌が入り、
そのあとエディプスも絡んで、二重唱となる。
語り手の話の後、合唱と使者の歌が絡み合い、
羊飼いとエディプスの歌が絡んでいき、
エディプスは自分の出生の秘密を知ることになる。
エピローグの部分はファンファーレとともに語り手が
エディプスはテーベを去ることになった結末を話す。
使者の歌と合唱とオーケストラによる音楽が展開され、
最後はティンパニが鈍く音を叩きながら終わる。
この作品昔はショルティ盤をよく聴いていたのだが、
どうもしっくりする部分がなく退屈な感じがした。
その点自作自演盤は作曲者の意図することが分かり、
録音は古いものの、流れるような音楽の展開がいい。
コメント
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