Mars&Jupiter

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エドワード・ジャーマンの交響曲第1番ホ短調を聴く

2018-05-26 12:08:16 | 古典~現代音楽イギリス編
今回で1862年生まれのジャーマンの音楽の紹介は終わりにする。
今回取り上げるのは、1887年に作曲した交響曲第1番ホ短調である。
今回聴いたCDはジョン・ウィルソン指揮、
BBCコンサート・オーケストラの演奏である。
第一楽章ラルゲット・マエストーソ-アレグロ・コン・ブリオは、
金管楽器が力強く奏で悲劇的なる旋律で始まる。
そして、その旋律は弦楽器も引き継いでいく。
主部に入り軽快にやや暗い旋律が弦楽器によって奏でられる。
この主題に続くもう一つの主題は木管楽器と弦楽器により奏でられ、
こちらは対照的に明るい感じの旋律である。
この二つの主題をもとに展開されていき、
最後は金管楽器とティンパニの音が鳴り響き中、力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
弦楽器により穏やかに始まり、
木管楽器が牧歌的な旋律を奏でていく。
中間で金管楽器が鳴り響き盛り上がるところもあり、
変化のあるところもあるが、それ以外は穏やかな感じである。
第三楽章メヌエット・グラツィオーソは、
舞踏的な旋律が奏でられて始まる。
中間部を経て、冒頭の旋律が繰り返されて終わる。
第四楽章アレグロ・スピリトーソ-ラルゲット・マエストーソは、
軽やかに弦楽器により奏でられる旋律で始まる。
ところどころで、エルガーの音楽を思わせるところもある。
途中でフーガ風に展開させる部分もみられ、
最後は金管楽器と打楽器が加わり、力強く終わる。
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