Mars&Jupiter

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ミヒャエル・プレトリウスの舞曲集「テルプシコーレ」を聴きながら横浜から星川駅まで歩く

2009-09-23 09:46:13 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1571年に生まれたプレトリウスの作品。
クロイツブルクに生まれた彼は、
フランクフルトでオルガン奏者として活動し、
ヴォルフェンビュッテルやザクセンの宮廷に仕えた。
ヴェネツィア楽派の様式などを取り入れ、
舞曲集やコラール作品を多く残した。
舞曲集「テルプシコーレ」は1612年に出版された。
今回聴いたCDはフリッツ・ノイマイヤー指揮、
コレギウム・テルプシコーレの演奏による。
この舞曲集の中からは6つの舞曲が収録されている。

アントレ-クーラントは、太鼓の軽快なリズムに乗って、
リコーダーと弦が明るい舞曲風の旋律を奏でていく。
イタリア的であり、とてもドイツの作曲家の作品と思えない。
中間部を経て素朴な最初の主題が登場して華やかに終わる。
ガヴォットも太鼓の軽快なリズムに乗って楽しい旋律が奏される。
スパニョレッタは、当時はやっていた「紡ぎ歌」の旋律による曲で、
弦楽器中心に静かにおだやかに演奏される。
レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」の
第3組曲の第3曲「シチリアーナ」にも使われた有名な旋律である。
ブーレは、リコーダーが活躍する明るく軽快な音楽に続き、
中間部は弦楽器中心に奏し、最後は最初の部分に戻り、華やかに終わる。
バレットは、弦楽器中心にしんみりと演奏される叙情的な曲。
リコーダーが加わって明るい感じになって終わる。
ヴォルタは、太鼓のリズミカルな演奏に続き、
弦楽器そしてリコーダーが加わり華やかになり、
中間部の弦楽器・リコーダーにより奏される旋律は、
レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」の
第1組曲の第2曲「田園舞曲」の中間部に登場する旋律と
同じものであり、有名な旋律である。
最後は最初の軽快な音楽に戻って華やかに終わる。

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