Mars&Jupiter

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ヨハン・クリスティアン・バッハの交響曲ト短調作品6-6を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2009-02-02 09:15:00 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのはヨハン・クリスティアン・バッハの作品。
彼はヨハン・セバスティアン・バッハの第11子として、
ライプチヒに1735年に生まれ、フリードリヒ大王に仕え、
イタリア留学をし、その後イギリスに渡り活躍した。
交響曲ト長調作品6-1は、1770年に作曲された。
第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、
宮廷風の華やかで軽快な旋律で始まる。
ハイドンと同時代の作曲家だからだろう。
そのスタイルは似ていて、スケールは大きく、
狩りを思わせるホルンやオーボエの楽器の扱いがうまい。
第二楽章アンダンテは、弦楽器中心にゆったりと始まる。
やさしく歌うような流れる旋律は、
牧歌的で気品のある感じで、颯爽としている。
第三楽章アレグロ・アッサイは、軽快な曲で、
再びホルンが加わり華やかな感じになる。
オーボエも叙情的な部分を引き出している。

交響曲ト短調作品6-6は1770年に作曲された。
第一楽章アレグロは、疾風怒濤的な感じで、
モーツアルトの交響曲第25番の第一楽章を想起させる。
主題の展開やリズムの扱いに優れた技法を見て取れる。
第二楽章アンダンテ・ピュ・トスト・アダージョは、
弦楽器中心が感傷的な旋律と穏やかな旋律を交互に奏でる。
第三楽章アレグロ・モルトは、第一楽章と同じく疾風怒濤的だ。
短調で一気に駆け抜けるような音楽であるが、
部分的にみていくと聴き手を意識しているのか、
ホルンなどの効果的な扱いはとても興味深いものである。
荒々しい感じが加わって他の作曲家に見られない。
とはいえ終わり方がその割にはあっけない感じもする。

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