今回は1897年生まれのノルウェーの作曲家、
セーヴェルーが1943年に作曲した、
「抵抗のバラード」作品22を取り上げる。
この作品はピアノ作品として作曲されたが、
管弦楽としても編曲され、今回はこちらを聴いた。
この作品が書かれた1943年はドイツ軍が、
ノルウェーに侵攻した時期にあたる。
CDの解説書によると、この時彼はオスロを訪れていたが、
ベルゲンに戻るにあたってドイツ兵の乗る列車を避け、
ソグネフィヨルド行きのバスに乗った。
この時、レールダルの丘の中腹にドイツ兵舎があるのを見た。
彼の中ではドイツに占領されていることへの怒りがこみ上げ、
抵抗の気持ちを音楽にしようとする考えが生まれたようだ。
聴いたCDはビャーテ・エンゲセット指揮、
アイスランド交響楽団の演奏である。
低弦の上でトランペットの奏でる旋律に始まり、
ホルンがそれを引き継ぎ、重々しい低弦の音が続く。
木管楽器や弦楽器の奏でる旋律は苦痛さや暗さを感じさる。
しかし、打楽器の音でそれが新しい段階にいくことを感じさせる。
ヴァイオリンの独奏が奏でる旋律は勇気を与え、
その旋律は繰り返されていき、木管楽器に引き継がれていく。
この北欧的な旋律は弦楽器に引き継がれ、力強さを持っていく。
管弦楽全体に広がり抵抗への強い意志へと変わっていく。
ドイツ軍の占領に対する負けない抵抗の気持ちが、
管弦楽全体で示され、盛り上がったところで終わる。
当時のノルウェーの人々に抵抗することへの勇気を、
この作品が与えたんだろうなと思うのである。
セーヴェルーが1943年に作曲した、
「抵抗のバラード」作品22を取り上げる。
この作品はピアノ作品として作曲されたが、
管弦楽としても編曲され、今回はこちらを聴いた。
この作品が書かれた1943年はドイツ軍が、
ノルウェーに侵攻した時期にあたる。
CDの解説書によると、この時彼はオスロを訪れていたが、
ベルゲンに戻るにあたってドイツ兵の乗る列車を避け、
ソグネフィヨルド行きのバスに乗った。
この時、レールダルの丘の中腹にドイツ兵舎があるのを見た。
彼の中ではドイツに占領されていることへの怒りがこみ上げ、
抵抗の気持ちを音楽にしようとする考えが生まれたようだ。
聴いたCDはビャーテ・エンゲセット指揮、
アイスランド交響楽団の演奏である。
低弦の上でトランペットの奏でる旋律に始まり、
ホルンがそれを引き継ぎ、重々しい低弦の音が続く。
木管楽器や弦楽器の奏でる旋律は苦痛さや暗さを感じさる。
しかし、打楽器の音でそれが新しい段階にいくことを感じさせる。
ヴァイオリンの独奏が奏でる旋律は勇気を与え、
その旋律は繰り返されていき、木管楽器に引き継がれていく。
この北欧的な旋律は弦楽器に引き継がれ、力強さを持っていく。
管弦楽全体に広がり抵抗への強い意志へと変わっていく。
ドイツ軍の占領に対する負けない抵抗の気持ちが、
管弦楽全体で示され、盛り上がったところで終わる。
当時のノルウェーの人々に抵抗することへの勇気を、
この作品が与えたんだろうなと思うのである。
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