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アントン・ルビンシテインの音画「イワン(イヴァン)雷帝」作品79を聴く

2012-05-11 05:59:09 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1829年生まれのルビンシテインの作品。
音画「イワン(イヴァン)雷帝」作品79は、1869年に作曲された。
ロシアの文学者レフ・アレクサンドロヴィチ・メイは、
イヴァン雷帝時代の劇作品を多く残しているようだが、
その作品に影響を受けて作曲されたのがこの作品のようである。
聴いたCDはロベルト・スタンコフスキー指揮、
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
弦楽器全体で行進曲風に堂々とした感じで始まる音楽は、
皇帝の偉大さを思わせる感じで、それにホルンが絡んでいく。
そしてそのあとは別の主題によるフーガ風の展開がみられ、
再び冒頭の主題が奏され、徐々に荒々しい感じの音楽になり、
雷帝を思わせるような気質を見せながら、主題がこれに絡んでいく。
そして、もう一つのユニゾンで奏される主題が現れ、繰り返されていく。
やがて、木管楽器が別の旋律を奏で、弦楽器と絡み合っていく。
また、トランペットと弦楽器により華やかな旋律も奏でられ、
ティンパニが加わり堂々とした皇帝の雰囲気を伝える。
その旋律も繰り返されながら変形されていく。
やがてチェロなどにより聖歌風の旋律が奏でられ、
それが終わると不安を感じさせるような旋律が現れ、
冒頭の旋律も現れながら、金管楽器が高らかに旋律を奏で、
他の主題と絡みながら劇的な展開をみせ盛り上がったあと、
ティンパニの音でいったん静まり、最初の方で現れた別の主題が繰り返され、
最後は金管楽器と打楽器により悲劇的な感じで終わる。

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