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リムスキー=コルサコフの「ムラダ」組曲を聴く

2012-05-12 18:55:54 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1844年生まれのリムスキー=コルサコフの作品。
1889年から1890年にかけて作曲された4幕ものの歌劇「ムラダ」の中から、
5曲を選んで1903年に編曲されたのが「ムラダ」組曲である。
聴いたCDはドナルド・ヨハネス指揮、
スロヴァキア放送交響楽団の演奏によるもの。
第1曲序奏は、木管楽器により引き継がれながら、
上昇するような音型が繰り返されて始まる。
そののどかな感じの旋律は弦楽器に引き継がれ、
フルートなど木管楽器が絡みながら繰り返される。
すがすがしい朝の雰囲気を感じさせる曲である。

第2曲「レドワ(ボヘミアの踊り)」は、金管楽器の吹くリズムに乗り、
明るく軽快で舞踏風の旋律が木管楽器により奏され、
弦楽器がその旋律を引き継ぐ、木管楽器も絡んで優雅に繰り返される。
旋律は繰り返されながら変形し、最後は盛り上がって終わる。
第3曲「リトアニアの踊り」は、民謡風の旋律が弦楽器のユニゾンで奏され、
様々な金管楽器や木管楽器によって繰り返され、
トランペットなど金管楽器によって最後華々しく終わる。
第4曲「インドの踊り」は、打楽器のリズムに乗り、
木管楽器が東洋風の旋律をゆったりと奏でていく。
ソロと全合奏の部分を行進曲風に交互に繰り返して、最後力強く終わる。
第5曲「貴族たちの行列」は、金管楽器がファンファーレにように旋律を奏で、
打楽器と共に高貴な人物たちの行進を思わせるような堂々とした音楽を展開する。
もう一つは舞踏風の旋律であり、その二つの旋律が交互に現れて、
最後は金管楽器と打楽器により盛り上がって華々しく終わる。

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