Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

星川から横浜まで歩く、そしてグスタフ・ホルストの「クリスマスの朝」作品46-1(H165)を聴く

2010-12-16 07:29:25 | グスタフ・ホルストの室内楽曲・器楽曲
昨日はPET検査というものを受診しました。
補助が出て、4万4千円もするこの検診は時間がかかり、
半日近くかかるものではあったが、痛いわけではなく、楽だった。
そのあと時間があったので星川から横浜まで歩きました。
今回取り上げるのは、ホルストのピアノ曲である。
「クリスマスの朝」作品46-1(H165)は、1926年に作曲された。
ヴァリー・ラスカーという人物に献呈されている。
聴いたCDは、ヨーク2の演奏による。
軽快な民謡風の旋律が奏でられ、それが対位法風に扱われる。
印象派風であるが、ホルストらしさが出ている短い曲。
幻想的な部分が、クリスマスらしさなのかな。
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グスタフ・ホルストのカプリッチョ(H185)を聴く

2010-12-15 06:54:18 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
昨日は歯医者に行くため、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、ホルストの管弦楽曲である。
カプリッチョ(H185)は、1932年に作曲された作品である。
1932年2度目の渡米をしたホルストは、ハーヴァード大学で教え、
この時、演奏バンドのための放送用の小品を作るよう依頼された。
この音楽は結局、放送されることもなく、忘れ去られた。
「ジャズバンド用小品」とされたこの曲にはタイトルがなかったが、
娘イモージェン・ホルストがこれを管弦楽用に1967年編曲し、
翌年クイーンズ・エリザベス・ホールで初演された。
この時、イモージェンは「カプリッチョ」というタイトルを付けた。
聴いたCDは、イモージェン・ホルスト指揮、
イギリス室内管弦楽団の演奏による。
弦楽器のソロで始まる旋律はイギリスの叙情的な民謡風である。
これにハープが入り、弦楽器全体で主題を奏し、ホルンも入る。
そのあと曲調は変わり、軽快な感じの旋律が奏でられ、
トランペットにより行進曲風の旋律が高らかに奏される。
そして最初の叙情的な民謡風の旋律が再び現れ、絡んでいく。
後半ではイングリッシュホルンも登場し、最後は軽快なトッティで終わる。
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グスタフ・ホルストの「2つの東洋の絵画」(H112)を聴く

2010-12-14 04:12:15 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日は雨が降り続いていたのでウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、ホルストの合唱曲である。
「2つの東洋の絵画」(H112)は、1911年に作曲された作品である。
インドの詩人カーリダーサの「季節のめぐり(リトゥ・サンハーラ)」を
ホルストが英語に翻訳しテキストに使った女声合唱とハープのための作品である。
聴いたCDは、スティーヴン・レイトン指揮、ホルスト・シンガーズ、
ショーネッド・ウィリアムズのハープの演奏による。
「春」は、枝々についた花と池に浮かぶ花、
そしてそこで恋を楽しむ少女たちの情景が描写された詩である。
ハープの軽快な伴奏に乗り、女声合唱が春の来た楽しい感じを歌う。
中間部で曲調が変わり、再び最初の旋律が現れて終わる。
「夏」は、神秘的なハープの伴奏に乗って、ハミングで始まる。
そのあと続く合唱はたくさんの星たちと月が輝く夜の中、
少女たちがくつろぐ情景を歌っていく。
最後もハミングで神秘的な雰囲気の中で終わる。
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グスタフ・ホルストの「一年の朝」作品45の2(H164)を聴きながら、二俣川から希望が丘まで歩く

2010-12-13 06:33:27 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日は二俣川から希望が丘駅の間を往復しました。
途中聴いたのは、ホルストの合唱付きバレエ音楽である。
合唱付きバレエ音楽「一年の朝」作品45の2(H164)は、
BBCからの委嘱を受けて、1926年から1927年にかけて作曲された。
私的な初演は1927年1月1日王立音楽大学で行われ、
公的な公演は6月18日にロンドンの新スカラ座劇場で行われたらしい。
なお、演技や衣装を伴わない演奏形式のものは作曲者自身の指揮で、
同年3月17日ロイヤル・アルバート・ホールで行われたらしい。
当時テノール歌手として活躍し、ホルストの作品でも何度も歌手を務めた
ジェームズ・スチュアート・ウィルソンによる春分の日の儀式を
テキストに使ったようで、イングリッシュ・ホルンとコントラ・ファゴット、
オルガン・ペダルを含む大オーケストラと合唱のための作品として作曲された。
聴いたCDは、ジストレーヌ・モーガンのソプラノ、サラ・ベイナートのアルト、
ジェレミー・オーブンデンのテノール、ギルドフォード合唱協会、
ヒラリー・ディヴァン・ウェットン指揮のフィルハーモニア管弦楽団の演奏による。

導入部は、ホルンの吹奏で始まり、弦楽器などが加わり、
おごそかな感じであるが、トランペットが入ると合唱が加わる。
「自然の声」と呼ばれる部分で、男女の合唱は、
「私は人類を作ったもの/私は人類が従うもの」と歌い出す。
春分の日が来たことを自然が伝える内容である。
続く「首長とホビーホースの踊り手の踊り」は、
最初コントラ・ファゴットが舞踏風の旋律を奏で、金管楽器も加わる。
そしてヴァイオリン・ソロが入り、再び舞踏風の荒々しい音楽になり、
フルート・ソロのあと、合唱が「声が呼ぶ、注意をせよ、声が呼ぶ」と歌い出す。
ソプラノ独唱が入り、女声合唱とソプラノ、アルトの独唱者が歌う。

次の「若者の踊り」では、管弦楽により民謡風の旋律が奏でられる。
その民謡風の旋律が繰り返され、盛り上がりをみせ静まったあと、
男声合唱が「愛を探せ、すべてに従え」と歌うとテノール独唱が入る。
それが終わるとイングリッシュ・ホルンなど木管楽器を中心に奏される
「乙女たちの踊り」という軽快な音楽となり、フルートなども加わる。
その旋律は弦楽器も加わり繰り返されながら舞踏的な要素を深め、
金管楽器も加わり、盛り上がりをみせ、男女の合唱が加わり、
「おお、愛の踊り/おお、踊る喜び/これが私の真の愛の踊り」と歌う。
次の「対となるものたちの踊り」は、管弦楽のみによる軽快な音楽で、
これに続き男声合唱が「あなた方に自由を与える春はここに」と歌う。
そして女声合唱も加わり、管弦楽の華やかな演奏が加わって、
オルガンも加わり、壮大な感じとなり、そこに合唱が再び入り、
「おお、愛の踊り/おお、踊る喜び/これが私の真の愛の踊り」と歌う。
そして管弦楽のみとなり、「最も若いカップルの踊り」の部分となる。
ここはフルートなど木管楽器が活躍し、そのあとに再び混声合唱が入る。
「あなたは私の秘密を見せた」と歌い出し、短い合唱の部分が終わると
弦楽器のみとなり、最後は静かに消え入るようにして終わる。
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グスタフ・ホルストの「イコール・ヴォイシズ(同声合唱)による8つのカノン」(H187)を聴く

2010-12-12 08:08:22 | グスタフ・ホルストの室内楽曲・器楽曲
昨日は忘年会があり、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、ホルストの合唱曲である。
「イコール・ヴォイシズ(同声合唱)による8つのカノン」(H187)は、
ヘレン・ワデルの中世ラテン叙情詩選集をテキストに使った作品で、
イコール・ヴォイシズ(同声合唱)によるもので、1932年に作曲された。
聴いたCDは、バッコリアン・シンガーズ・オブ・ロンドンの演奏による。
このCDでは8曲あるうちの3曲がおさめられている。
「悲しみの荒野(The Fields of Sorrow)」は、1分ほどの短い曲で、
3つの声部により哀愁漂う主題がカノン風に扱われ、最後は低音部が残る。
「ヨナタンへのダヴィデの嘆き(David’s Lament of Jonathan)」は、
やはり3声部がそれぞれ主題を続けて追いかけながら歌う短い曲。
「すべての真実の中の真実(Truth of All Truth)」は、6声による合唱。
最初はユニゾンで主題であるTruth of All Truthを歌い、
そのあとはカノン風にその旋律を扱っていく。
ポリフォニック的で、いかにもホルストらしい合唱曲である。
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