温泉クンの旅日記

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両棒餅 鹿児島・磯庭園

2009-08-12 | 食べある記
  <両棒餅>

 鹿児島市にある島津家別邸仙厳園(磯庭園)は、入場料がけっこうお高いところ
である。

 しかし、桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた借景庭園として、桜島のベスト
ショットを撮るならここと決めていたからしょうがない。
 ところが、わたしが言った日はあいにくの天候でまるで見えず薄いシルエット
ばかりである。



 しばらく待ったが、どうにもならないのですっぱりとあきらめた。磯庭園で観光
する時間はまるでないのだ。見所が多いところなのでゆっくり観光をしたいところ
だが、今日の移動のスケジュールはかなりきついのである。(いつでも、きついの
だ)

 桜島のベストショットが駄目ならば、せめて有名な「ぢゃんぼ餅」を食べていく
ことに。

 両棒(ぢゃんぼ)とは、鹿児島弁訛りで上級武士が刀を二本脇に差していた姿
からきているそうだ。薩摩藩の武士の大半が刀を一本脇に差すのがやっとの下級
武士だったところから、それを遠回しに皮肉ったのではないかといわれている。
 竹串を二本刺した両棒餅は、鹿児島で古くから親しまれているお団子で、決して
ジャンボ餅という大きいものではない。



 園内にある「両棒屋(ぢゃんぼや)」である。



 自動販売機で券を買うシステムで、味噌と醤油の二種類あり六本で三百円と案外
良心的だ。



 上新粉の楕円状の団子に竹串を二本刺し(両棒)てあり、上から生姜風味のほん
のり甘い醤油のたれをかけてある。

 これは・・・。
 どこかで食べたことのある味・・・そうだ、あれだ。京都の今宮神社の門前で
食べたあぶり餅を思い出した。
 味はそっくり、食感はほぼ同じで、甘党でなくてもぺろりと食べられる。


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