温泉クンの旅日記

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わたしの新潟土産の定番

2009-05-03 | 雑文
  <大阪屋>

 新潟の土産といったらいろいろあるが、まずは海産物や日本酒を思い浮かべるの
ではないだろうか。わたしも、そこでしか手に入らない日本酒を買いに辺鄙な銀山
平に何度も足を運んだものだ。
 けれど、いまのわたしは違う。

 迷うことなく大阪屋のお菓子である。わたしの定番の新潟土産だ。
 新潟ではポピュラーなお菓子屋さんであるが、安政五年(1858年)の創業から140
年を超える老舗で、新潟県に七十八店舗あるので、どこかの支店が旅先の近くに
あるはずだ。
 大阪屋の初代、岡嘉平は、当時彦根藩領であった近江の国に生まれ育ち、長じて
志しを立て、大阪に出て菓子修行を行い、これが現在の社名の由来となったとい
う。その後新潟に移り住み、新潟市横七番町通に菓子舗を構え「浪花堂大阪屋」と
号したそうだ。



 わたしが最初に入った大阪屋は、小出近くの国道沿いの店だった。



 初めて買った「明けの穂」というお菓子がことのほか旨かった。
 それ以来、ハマったのである。





 和菓子洋菓子、種類が豊富にあるので、店にはいると本当に迷う。



 だから、土産は「明けの穂」に決めていて、新製品や季節限定品をバラで購入し
て楽しむことにしている。



 いまの大阪屋はみな洒落た明るい店舗で、福島の柏屋とおなじように客に無料の
珈琲なども提供されている。

 今回、バラで購入したのが「蓬(よもぎ)大福」であった。
 新潟の田園地帯。その先になだらかな傾斜の丘陵地が広がる澄んだ空気。寒暖の
差が激しい下田村で自生するよもぎ中から育ちのよいものだけを摘み取り、手間を
かけてつくっている。



 買って帰って、ぜひ甘党を唸らせたい大福であるが、日持ちがしない。賞味期限
は当日一日限りの大福なのだった。

 買って帰れないのは残念だが、現地で食べられたわたしは、申し訳ないがなんと
も幸福である。



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